NHK朝ドラ「虎に翼」伊藤沙莉たちは女子部卒業、本科・法学部では何が待ち受ける?第3週ネタバレと第4週予告

04月19日09時27分ドラマ
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よね(土居志央梨)の壮絶な生い立ちに驚き!寅子(伊藤沙莉)さえもかける言葉がない!NHK朝ドラ「虎に翼」の第4週「屈み女に反り男?」(4月22日~26日)のあらすじとみどころを紹介!ついに、女子部から法学部への進級が認められた!予告動画は番組公式サイトに公開されている。



日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ三淵嘉子をモデルにした「虎に翼」の第3週が4月15日から放送された。寅子(伊藤沙莉)たちは志をもって学んでいるが、法律が改正されないことや周りからの激しい言葉に、女子学生たちはどんどん減っていってしまう。寅子たちは学祭で法廷劇を演じることを思いついた。先輩たちとも協力してその劇に望むが、なんと男子学生・小橋(名村辰)らの妨害によって中止に追い込まれた。さらに騒動に発展したことで内外から厳しい目が向けられてしまった。

今週は入学当初から寅子とことある毎に対立してきたよね(土居志央梨)の生い立ちなどがわかった。よねが住み込みのカフェで働きながら弁護士を目指していること、貧しい生い立ち、そして男装の理由がわかると、寅子たちは言葉を失う。貧しい農家に生まれたよねは幼い頃から姉と一緒に家の雑事をこなしてきた。しかし、姉は女郎屋に売られ、よねも年が十分になると父親から同じように売られてしまう。必死に逃げて、カフェー燈台に潜り込み、男装でボーイとして働く。さらに姉は身体を売って稼いだお金を店の主人にだまし取られていた。そのことを知ったよねは弁護士を頼る。ここでもお金がないばかりに辛いことがおきるのだ。それでも弁護士が取り返してくれたお金を使い、大学へ進学したのだ。

22日から放送される第4週は女子部の学生たちが、男性が通う「本科」に通えるようになる。弁護士資格が女性にも開放され、一歩前進するが、男子学生の意識は変わっていない。そんな法科で寅子たちはどうやって生き延びてゆくのか?

法学部の学生役で岩田剛典、戸塚純貴らが新たに登場する。そして、第4週は寅子たち家族にとって大変に厳しい事態も訪れる。

【第3週(2024/4/15-4/19)ネタバレあらすじ】
生徒数が減り、存続の危機に陥る明律大学女子部。先輩の3年生は久保田(小林涼子)、中山(安藤輪子)の2名のみ。2年生も半数以上減り、入学したばかりの1年生も1ヶ月の間に10名が退学していった。宣伝することを必要と考えた寅子(伊藤沙莉)たちは先輩の久保田、中山と法廷劇を上演することになる。演目は実際の判例を元にした「毒まんじゅう事件」となった。脚本は涼子(桜井ユキ)が担当する。よね(土居志央梨)でさえ、居場所を守るために参加すると言い、喜ぶ寅子。

「毒まんじゅう事件」の筋は、医学生だった男性に生活費や研究費を面倒みてきたカフェの女給。しかし、医師となってからは男性はその女給からの連絡を断り、相手にしない。怒った女給が殺虫剤入りのまんじゅうをつくり、男性の家に置いた。男性、その両親は重体に陥ったものの命は助かった。しかし、祖父が亡くなってしまったという事件だ。

準備のため寅子の家に集まって衣装制作を行うことに。しかし花江(森田望智)は最近、自分の居場所がなく、浮かない気分だった。そんな花江がお茶を運んでくると、留学生の香淑(ハ・ヨンス)は「寅子さんの家は庶民じゃない。女中さんがいますから」と悪気なく言ってしまう。花江は笑って流すも、明らかに落ち込んでいる。そして寅子(伊藤沙莉)には「嫁に来た人の気持ちはわからない」と言う。そのことを話しているところをはる(石田ゆり子)に聞かれてしまう。

そんな折、よねは涼子が書いた法廷劇の脚本を「甘い」と批判。寅子はよねに「人の本気に上も下もない」と反論し、言い合いになる。

一方、はるもひそかに花江との関わり方を悩んでいた。はると花江がぎくしゃくしていることは直道(上川周作)もわかるが、うまく仲をとりもてない。

寅子たちの法廷劇の幕が上がるが、男子学生・小橋(名村辰)らの妨害によって中止に追い込まれる。よねは怒りのあまり小橋にくってかかる。すると小橋から突き飛ばされた。それを見た寅子もがまんできずに壇上を降りてひっかこうとしたが、小橋の前に優三(仲野太賀)が割って入り、優三の顔をひっかいてしまった。そんな騒動は新聞にまで取り上げられてしまい、今後は女性らしいふるまいを、と学長(久保酎吉)からも注意を受ける。その騒動でよねは足に怪我を追ってしまう。

よねを住み込みで働く植野の繁華街にあるカフェーに送った寅子たちは初めてよねが働きながら大学に通っていることをしる。よねはカフェーの準備をしながら、寅子たちに自分の生い立ちを語る。それは寅子たちには想像持つかないほど厳しいものだった。女郎として働かされそうになるのを防ぐために「女を捨てる」決意をし、女郎屋が姉の給料をごまかしていたことを知り、弁護士に訴える。お金がないよねは自らの身体をしかなかった。そうやって女郎屋から給金を取り返したものの、姉は居場所がなくなり出て行ってしまった。よねはそのお金を使って大学に通い、自らが弁護士となり、女性たちを守ろうと思っていたのだ。

よねは涼子や寅子など、同級生らが恵まれていることに憤りを感じることを告白する。かける言葉が見つからない寅子は「毒まんじゅう事件」の実際の判例を再検証しようと提案する。よねはしぶったが、寅子は「ここまで送ってきたお返しに参加すること」といいはり、よねのことも強引に家に津照れてきた。はると花江の力も借り、実際にまんじゅうを作ってみることにする寅子たち。すると、意外な事実が判明する。まんじゅうをつくるのは大層手間がかかることであり、さらにこしあんの中に殺虫剤をいれようとするとそれは量的に出来なかったのだ。

すると涼子が急に謝罪したいと言い出す。涼子が調べたところ、学長が元の事件を脚色し、かわいそうな女性を女性たちが弁護しているように見えるよう改変していたらしい。実際は女給とされていた女性の職業は医者であり、民事訴訟を起こして勝訴している。さらにまんじゅうにいれた毒は殺虫剤ではなく、チフス菌であった。事実を知り、寅子やよねは憤る。

一方、花江も抱えていた思いを吐き出す。寅子たちの輪の中には入っていけないという。寅子ももはや「親友」ではく、「兄の嫁」と見ていると嫁の孤独を訴える。そんな花江にも、よねは厳しい。しかし、寅子はそんな弱音を吐くひとたちのこともすべて受け止められる弁護士になりたいという。弱音は吐いたっていいと訴えた寅子に、涼子、梅子、崔香淑はそれぞれに思いの丈を訴えた。花江もはるに「何も褒めてくれない」と訴える。ちょうどそこに帰ってきた直道(上川周作)は花江とはるの関係のためにも、別居を考えているという。なんだかんだとよねも皆と過ごすようになっていった。

そして、春、寅子、涼子、よね、梅子、崔香淑の5人は女子部を卒業し、本科に進学することになった。



【第4週(2024/4/22-4/26)あらすじ】
■第16話(月)
本科と呼ばれる明律大学法学部に進学した寅子(伊藤沙莉)たち。法改正が行われ、女子も正式に弁護士になるための試験を受けられるようになったことで、いよいよ男子学生には負けていられないと一段と気合いが入っていた。本科では男子学生の花岡悟(岩田剛典)が待ち受けていたが、花岡は意外にも「これからは男女平等だ」と寅子たちに好意的。自分の偏見を恥じる寅子。対してよね(土居志央梨)は疑いの目を持っており─。

■第17話(火)
特別講師として梅子(平岩紙)の夫・徹男(飯田基祐)がやってくる。梅子の様子がおかしいことに気付く寅子(伊藤沙莉)。授業の内容は未婚の女性が犬にかまれて顔に大けがを負ったことを両親が訴えた事件について。梅子をおとしめるような言動の徹男と、それを聞いて喜んでいる様子の男子学生たちに憤りを隠せない寅子やよね(土居志央梨)。しかし当の梅子はすっかり諦めている様子で―。

■第18話(水)
親睦を深めるためハイキングに行くことになったが、花岡(岩田剛典)たちの態度に溝を感じ、浮かない気持ちの寅子(伊藤沙莉)。梅子(平岩紙)は三男・光三郎(石塚陸翔)を連れてきて、皆で楽しくおにぎりを食べる。だが小橋(名村辰)らが光三郎の前で梅子の夫にめかけがいることを誇らしげに話す。信じられない思いの寅子たち。梅子の家庭の事情が明らかになる一方、花岡は山道で足を滑らせてしまい…。

■第19話(木)
ハイキングで足を滑らせてしまった花岡(岩田剛典)はけがのため入院することに。花岡と言い争っていた寅子(伊藤沙莉)は責任を感じて見舞いに行くが、花岡とすれ違ってしまう。いっそ猪爪を訴えるという花岡に対し、轟(戸塚純貴)は花岡を非難する。大学に戻った花岡は梅子(平岩紙)に謝罪し、父や兄が優秀な弁護士であることへのプレッシャーを告白する。寅子も花岡と本心を語り合い、少し絆を深める二人だった。

■第20話(金)
突然、猪爪家に検察が押しかけ、はる(石田ゆり子)は直言(岡部たかし)が贈賄で逮捕されたと告げられる。証拠品として家中を物色され、途方に暮れる寅子(伊藤沙莉)たちに、下宿人の優三(仲野太賀)は法律の知識を活かしてできることをしようと提案する。寅子たちは無罪を信じて帰りを待つが、直言の逮捕はほんの皮切りに過ぎず、世間を大きく揺るがす大汚職事件「共亜事件」として事態はどんどん悪くなっていく。

■スタッフ他
脚本: 吉田恵理香
主題歌:米津玄師「さよーならまたいつか!」
語り: 尾野真千子
出演:伊藤沙莉,石田ゆり子,岡部たかし,仲野太賀,森田望智,上川周作,土居志央梨,桜井ユキ,平岩紙,ハ・ヨンス,戸塚純貴,岩田剛典,飯田基祐,名村辰,小林薫 他

 <総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
 <BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時00分~11時30分[再]
   (土)午前9時45分~11時[1週間分]

NHK朝ドラ「虎に翼」番組公式サイト
NHK朝ドラ「虎に翼」番組公式Twitter @asadora_nhk
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