「アンチヒーロー」第2話視聴率12.8%…長谷川博己は殺人者の岩田剛典の無罪を勝ち取った!ネタバレと第3話あらすじ
姫野検察官(馬場徹)の中島教授(谷田歩)への不正鑑定依頼を暴いたことで、見事に緋山(岩田剛典)の無罪を勝ち取った明墨(長谷川博己)!そんな明墨を複雑な思いで見る赤峰(北村匠海)!4月28日「アンチヒーロー」(TBS、日21時)第3話が放送される。予告動画が番組公式サイトで公開されている。
この日の平均世帯視聴率は12.8%で、初回視聴率(11.5%)より1.3ポイント数字を上げた。これは大ヒットした昨年7月期の日曜劇場「VIVANT」の第2話の世帯視聴率11.9%超えを記録した。(ビデオリサーチ調べ、関東地区より)
「アンチヒーロー」は殺人犯をも無罪にしてしまう“アンチ”な弁護士・明墨正樹(長谷川博己)の姿を通して、“正義とは果たして何なのか?” “世の中の悪とされていることは、本当に悪いことなのか?” を問いかける逆転パラドックスエンターテインメント。
第2話は、14日に放送された第1話につづき、町工場の社長が殺された事件の裁判だ。数々の証拠を出されるもグレーな手法ですれすれにかわしてきた明墨(長谷川博己)たち。しかし、姫野検察官(馬場徹)は被告人・緋山(岩田剛典)の持ち物のハンマーを凶器として提出した。絶体絶命に成る中、明墨は検察がなぜ、起訴までに時間を要したのかを考える。そして思いついたのは、鑑定の不正だ。鑑定書の改ざんはできないため、再鑑定を依頼したと思われ、大学に弁護士の紫ノ宮(堀田真由)、赤峰(北村匠海)、パラリーガルの白木凜(大島優子)を潜入させる。紫ノ宮たちの活躍で、事件の鑑定を行った中島教授(谷田歩)の助手として働いている准教授の水卜(内村遙)に証言させることに成功した。
姫野検察官が事件が検察の有利になるように筋書きを作り、中島教授に金銭を与えて、再歓迎を行い、緋山のDNAを遺体の爪の中から発見したかのように工作したことで事件の印象は一気に変わった。明墨がこのことを指摘するシーンでの長谷川博己の長台詞の中に「日本の刑事事件における裁判の有罪率は99.9%。これはドラマでも言ってましたよね」と、松本潤が主演した日曜劇場「99.9―刑事専門弁護士―」で使われている言葉を放った。これには視聴者も反応し「明墨もこのドラマを見ていたのか?」などとネットを賑わした。
©TBS裁判の結果、緋山は無罪を勝ち取ったが、釈放されたその足で、なんと緋山は血のついた上着を廃棄物処理施設に捨ててしまう。後を追っていた赤峰の言葉にはなんの反応も示さない。正義を貫くために、明墨にくってかかる赤峰だが、「大事な人を守るためにやむを得ず人を殺した者。殺意を持って人を殺そうとしたができなかった者。罪が重いのはどっちだろう。正義とは何なんだろうね。私は君の意思を尊重する。したいようにすれば良い。ただ君が君の正義を貫くように、私は私の道を突き進む」と赤峰に静に話す。緋山が犯人だったことに視聴者も驚いていた。
©TBS4月28日に放送される第3話では政治家の息子の暴力事件の弁護を明墨が行う。戦う相手の検察は緋山の裁判でたたきのめされた姫野の上司にあたる緑川(木村佳乃)だ。政治家の息子の事件となれば、世間の印象は圧倒的に被害者側によりそう。注目される裁判で、明墨はどんな方法で挑むのか?そして、明墨のやり方に反発している赤峰はどんな行動にでるのか?
■前回:第2話ネタバレあらすじ
町工場の社長殺害事件。検察が提出した新証拠、桧山(岩田剛典)のハンマーに公判は揺れる。新証拠については、犯行が発生した時点よりも前に噴出していたこととして弁護する。それで無罪判決になったことがあることを明墨(長谷川博己)は調べていた。
さらに、明墨は検察が緋山を別件で逮捕してから起訴するまでに長い時間がかかっていることに注目する。そして、担当検事の姫野(馬場徹)がこれまで担当した過去の殺人事件の裁判記録を調べ上げ、ある仮説を立てる。姫野が遺体の鑑定を頼むのはいつも決まった人物・中島教授(谷田歩)だ。法医学者が少ない現状、不自然に思えないこともないが、明墨はそこに起訴までの時間がかかった謎があると思った。そして、遺体の爪についていた緋山のDNAに注目する。もしも、一回目の鑑定ではそれがでていなかったのに、検察の有利になるように爪からDNAがでたことにすれば有罪に持ち込める。緋山のDNAは鑑定のために検察側がすでにもっている。そこで、大学に弁護士の紫ノ宮(堀田真由)、赤峰(北村匠海)、パラリーガルの白木凜(大島優子)を潜入させる。
紫ノ宮の活躍で、中島の鑑定の際には必ず准教授の水卜(内村遙)が助手としてついていることがわかった。明墨たちは水卜に的を絞った。しかし、功を焦った赤峰は水卜の荷物をばらまいてしまい、怒らせてしまった。弁護士会に中島教授が訴え、赤峰は謝罪に追い込まれる。しかし、明墨は中島に「姫野さんによろしく」と言い放つ。
一方、弁護士としての正義に揺れる赤峰は、拘置所の緋山に会いに行く。本当に殺していないのかを確認したいのだ。緋山がなにか言いかけると、そこに明墨がやってくる。そして「裁判の勝ち方を見せてあげましょう」と言った。
裁判が始まる。中島教授を証人として呼び、鑑定の後、必ずクリーニングに出す白衣の枚数から、中島と水卜が2回鑑定をしたのでは?と問い詰めるが、中島は水卜と打ち合わせをしていたのだという。そして法廷にはその水卜のビデオによる証言が繰り出され、中島の指示で再鑑定していたことがわかった。中島が高圧的な態度で水卜に何も言わせないようにしていたが、水卜は論文の盗用までされ、反撃にでた。さらに、明墨は検察官が一番プレッシャーがかかっているといい、金銭を渡して中島に嘘の鑑定をしてもらったのではという。
証拠のねつ造がわかったことで、裁判員裁判の判決は無罪となった。裁判所には大勢のマスコミがきていたが明墨が緋山をマスコミから守る。そして鍵を渡して、後は自分で処理するようにという。不審におもった赤峰は緋山をつける。着いたのは廃棄物処理施設だ。緋山はもっていた荷物から血のついた上着を出す。そして、赤峰の問いかけには答えずに、その上着をゴミの山に捨てた。
赤峰は事務所に戻り、明墨に抗議する。しかし、明墨は正義とはなにか?と赤峰が反論できないようなことを話す。
ある日、明墨は墓参りにでかけていた。その墓標には「REIKO MOMOSE」と書かれている。明墨は涙を流していた。
■第3話あらすじ
明墨(長谷川博己)が弁護するのは、政治家の息子の暴力事件だ。担当検事は緑川(木村佳乃)。権力への忖度、司法の膿を“アンチな弁護士”明墨が斬る。
TBS 2024年4月スタート。毎週日曜日21時放送「アンチヒーロー」。出演:長谷川博己、北村匠海、堀田真由、大島優子、木村佳乃、野村萬斎、岩田剛典、相島一之、神野三鈴、小松利昌、近藤公園、松角洋平、馬渕英里何、宮尾俊太郎、山本浩司、吉永秀平、林泰文、迫田孝也ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@antihero_tbs」。
◇TBS「アンチヒーロー」番組公式サイト
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