「虎に翼」愛する父・岡部たかしが贈賄の疑い!伊藤沙莉は自信の知識を活かせるか?第4週ネタバレと第5週予告
寅子(伊藤沙莉)の法学部での生活に明るい日差しが見えた時、父・直言(岡部たかし)が贈賄の罪で逮捕された!NHK朝ドラ「虎に翼」の第5週「朝雨は女の腕まくり?」(4月29日~5月3日)のあらすじとみどころを紹介!予告動画は番組公式サイトに公開されている。
日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ三淵嘉子をモデルにした「虎に翼」の第4週が4月22日から放送された。女子部を無事に卒業し、本科と呼ばれる法学部に進学したのは寅子(伊藤沙莉)、涼子(桜井ユキ)、よね(土居志央梨)、梅子(平岩紙)、香淑(ハ・ヨンス)のみだった。戦闘モードで教室に入るとそこにいた男子学生の花岡悟(岩田剛典)は物腰柔らかで、男女平等を率先して進めるような学生で、寅子たちは気分よく法学部1年生のスタートを切った。
そんな中、女性に厳しい態度をとっていた轟(戸塚純貴)だが、表面的に優しくしていた花岡と違い、女性を守るのではなく平等に扱っていた。いいことを言っていた花岡が「立場をわきまえさせないと」と本当は女性蔑視だったことがわかる。その言葉について「今の言葉を撤回しろ」と伝える。この言葉を聞いた後、梅子の容姿について男子学生たちが大爆笑したときも表情を一切変えていなかったことを視聴者も思い出し、轟の評価があがった。さらにハイキングや花岡に対する素直な言葉などで一気に轟ファンを獲得した。
学生生活が充実してきて、恋にも興味を持ち始めた寅子に試練が襲いかかる。愛する父・直言(岡部たかし)が贈賄の罪で逮捕されてしまったのだ。世間を大きく揺るがす大汚職事件「共亜事件」の皮切りとなるが、29日から放送される第5週は直言の事件を中心にドラマが展開する。法律を学ぶものとして、父を守ることが出来ないのかと苦心する寅子。その思いを受け止める周りの優三(仲野太賀)や花岡たち。長い戦いとなる父の公判はどうなってゆくのか?
【第4週(2024/4/22-4/26)ネタバレあらすじ】
寅子(伊藤沙莉)たちは女子部を卒業し、本科と呼ばれる明律大学法学部に進学した。念願の法改正が行われ、女子も正式に弁護士になるための試験を受けられるようになったことで、いよいよ男子学生には負けていられないと一段と気合いが入っていた。本科では男子学生の花岡悟(岩田剛典)が待ち受けていたが、花岡は意外にも「これからは男女平等だ」と寅子たちに好意的な態度をとる。男性は女性を見下すばかりと考え、戦闘モードだった自分の偏見を寅子は恥じる。対してよね(土居志央梨)は疑いの目を持っていた。
新学期は順調にスタートしていったが、ある日、特別講師として梅子(平岩紙)の夫・徹男(飯田基祐)がやってくる。寅子は梅子の様子がおかしいことに気付く。その様子は昔、母・はる(石田ゆり子)たちが男性の前でとっていた「すん」とした態度に似ていた。そこにいるのに、そこにいないような存在になっている。授業の内容は未婚の女性が犬にかまれて顔に大けがを負ったことを両親が訴えた事件について。女性の容姿を傷つけたことについて徹男は「容姿というものは何より大事」という。さらに梅子の顔なら300円と梅子をおとしめるような発言をする。それを聞いて喜んでいる様子の男子学生たちに憤りを隠せない寅子やよねだったが、当の梅子はすっかり諦めている様子だった。
親睦を深めるためハイキングに行くことになったが、花岡たちの態度に溝を感じ、浮かない気持ちの寅子。梅子は三男・光三郎(石塚陸翔)を連れてきて、皆で楽しくおにぎりを食べる。だが小橋(名村辰)らが光三郎の前で梅子の夫にめかけがいることを誇らしげに話す。信じられない思いの寅子たち。梅子の家庭の事情が明らかになる。小橋たちに「子どもの前でそんなこと言わないで」と寅子は強く言う。すると、小橋達はこれまでの思いもあり、男性社会に生きるとはそういうことだという。花岡もそれに賛成するが、寅子から反撃され、花岡は足を滑らせてしまった。
花岡は頭をうち、腕を骨折し、足なども捻挫したため、念のために入院することになった。花岡と言い争っていた寅子は責任を感じて見舞いに行くが、花岡とすれ違ってしまう。いっそ猪爪を訴えるという花岡に対し、轟(戸塚純貴)は花岡を非難する。思ってもいないことをいうな、虚勢を張ってどうするのだと言う。轟は寅子たちのことを好きになったという。強さと優しさを持っているというのだ。轟の言葉で花岡は思いを新たにする。
大学に戻った花岡は梅子に謝罪する。父や兄が優秀な弁護士であることへのプレッシャーを告白する。帝大生にひけめを感じてしまったり、カフェでちやほやされていい気になったりしていたという。そんな花岡に梅子は「どれもあなたよ」と優しく告げ、本当の自分があるなら大切にするように諭す。寅子も花岡と本心を語り合い、少し絆を深める二人だった。
突然、猪爪家に検察が押しかけ、はるは直言(岡部たかし)が贈賄で逮捕されたと告げられる。令状がある以上拒むことはできない。証拠品として家中を何時間も物色され、途方に暮れる寅子たちに、下宿人の優三(仲野太賀)は法律の知識を活かしてできることをしようと提案する。優三の話で数日前に銀行の理事が逮捕されて銀行内は揺れていたと話す。予審が終わるまでに弁護士を見つける必要があった。
寅子たちは無罪を信じて帰りを待つが、何日たっても帰ってこない。家の前には記者たちが大勢集まり、家を出ることも出来ない。直言の逮捕はほんの皮切りに過ぎず、世間を大きく揺るがす大汚職事件「共亜事件」として事態はどんどん悪くなっていく。政財界で16名の逮捕者がでて、国民感情もブルジョア層への憎しみに燃えていた。引き受けてくれる弁護士もなかなか見付からない。
そんな中、花岡が穂高(小林薫)をつれて、寅子の家にやってきた。
【第5週(2024/4/29-5/3)あらすじ】
■第21話(月)
直言(岡部たかし)ら16人が贈収賄の容疑で逮捕された「共亜事件」は世間の注目を集め、寅子(伊藤沙莉)は大学に行けずにいた。そんな中、花岡(岩田剛典)と穂高(小林薫)が猪爪家にやってくる。穂高が直言の弁護を引き受けてくれることになり安どする寅子たち。逮捕から4か月後、予審が終了し、「罪を自白した」と書かれた新聞記事に戸惑う寅子たちの元に直言がようやく帰ってくる。
■第22話(火)
直言(岡部たかし)は寝たきりでろくに食事も取ろうとしない。そんな様子をはる(石田ゆり子)は心配していた。一方、直言の弁護を引き受けた穂高(小林薫)から「君にしかできないことがある」と言われた寅子(伊藤沙莉)は花岡(岩田剛典)たちと共に予審の膨大な資料を書き写し、調書内容をひとつずつ確認し始める。なかなか成果が上がらない中、寅子は証拠になりうる「重要なもの」の存在に気付く。
■第23話(水)
検察の取り調べに耐えかねたと認めた直言(岡部たかし)だが、証言を覆すつもりはないと言う。穂高(小林薫)は寅子(伊藤沙莉)を共亜事件に関わる弁護士たちに紹介。寅子らが確認した調書内容の誤りを軸に、無罪を主張しようと提案する。寅子は帝都新聞の記者・竹中(高橋努)に記事にしてほしいと依頼。竹中は危険なマネをするなと寅子に忠告するが、寅子と花岡(岩田剛典)に怪しい男たちの手が伸びる。
■第24話(木)
公判中に倒れた直言(岡部たかし)は、自分の無実を信じる寅子(伊藤沙莉)の気持ちに応え、取り調べで自白を強要されたことを告白する。これで一安心と胸をなでおろす花江(森田望智)に対し、寅子と優三(仲野太賀)は検察が認めるはずがないと考えていた。無罪を勝ち取ることは絶望的と思われたが、自傷防止のために革手錠を使用した、という検察の説明から、寅子はある法律の条文を思い出す。
■第25話(金)
昭和11年12月。一年半に及んだ直言(岡部たかし)の「共亜事件」がいよいよ結審の日を迎えた。寅子(伊藤沙莉)とはる(石田ゆり子)は傍聴席から直言を見守り、法廷の外では優三(仲野太賀)やよね(土居志央梨)たちが待っていた。裁判長の武井(平田広明)が言い渡した判決は―。判決後、穂高(小林薫)は桂場(松山ケンイチ)と酒を酌み交わし、判決文に込められた思いを絶賛する。
■スタッフ他
脚本: 吉田恵理香
主題歌:米津玄師「さよーならまたいつか!」
語り: 尾野真千子
出演:伊藤沙莉,石田ゆり子,岡部たかし,仲野太賀,森田望智,上川周作,土居志央梨,桜井ユキ,平岩紙,ハ・ヨンス,戸塚純貴,岩田剛典,飯田基祐,名村辰,小林薫,田中要次,塚地武雅,堀部圭亮,松山ケンイチ, 他
<総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
<BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時00分~11時30分[再]
(土)午前9時45分~11時[1週間分]
◇NHK朝ドラ「虎に翼」番組公式サイト
◇ NHK朝ドラ「虎に翼」番組公式Twitter @asadora_nhk
◇ NHK朝ドラ「虎に翼」NHK-PRサイト
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