内館牧子の“老後”小説、第3弾「老害の人」今夜スタート…川越を舞台に伊東四朗と夏川結衣が親子役で共演
NHKBSプレミアムドラマでは、本日5日より毎週日曜日22時より「老害の人」を全5回で放送する。番組サイトで1分PR動画を公開中だ。
本作は、「すぐ死ぬんだから」、「今度生まれたら」に続く、内館牧子原作の「老後」小説のドラマ化第3弾。埼玉県川越の近くの街を舞台に、老人VS若年に切り込んで、双方本音がぶつかる先を描く。
主演を務めるのは内館原作のドラマに出演するのが4回目だという伊東四朗。すごろくやカルタ、ボードゲームを製作販売する会社・雀躍堂の前社長である戸山福太郎を演じる。
福太郎は、娘の夫に社長を譲ってからも出勤し、同じ手柄話を繰り返していた。その老害ぶりに耐えきれなくなった娘の明代は本音をたたきつけ、福太郎は反省したかに見えたが、近所の老人5人と手を組み、逆襲をたくらんで行動を起こす。
画像:NHK番組サイトより
娘の明代役で夏川結衣、明代の夫・純市役で勝村政信が出演。前田吟、日色ともゑ、白川和子、小倉蒼蛙(小倉一郎)、羽田美智子、高橋惠子、三田佳子が出演する。
主演を引き受けた伊東は「私のような年配の方が“老害”となって影響を与えている、そんな姿がドラマになっています。皆さんのご家庭でも参考になると思いますよ」と見どころを紹介し、娘役の夏川は、「埼玉でロケをさせていただき、(埼玉の)皆さんが日々通勤されたり、お散歩されたりしている場所や、観光地となっている場所で撮影しました。楽しんでいただけたらと思います」とPR。
ドラマは原作の雰囲気を出そうと、川越市や八潮市など県内各地で撮影が行われた。いったいどんな場所が出てくるのかにも注目しよう。
脚本は真辺克彦、小嶋健作、大島まり菜が執筆し、演出を松岡錠司が担う「老害の人」は全5話で放送する。
■第1話あらすじ
ボードゲーム製作販売会社の社長・戸山福太郎(伊東四朗)は、妻の通夜の席で娘・明代(夏川結衣)の夫・純市(勝村政信)に社長の座を譲る。しばらくは一人旅などしていたが、突然会社に顔を出し、社員を捕まえてはかつての武勇伝を繰り返す。週に二度会社に現れるようになる頃、世間はコロナ禍に。そして福太郎82歳の誕生会が開かれる。集まった同年代の4人は、病気自慢や趣味自慢、それぞれ自慢老害をまき散らすのだが…。
■プレミアムドラマ「老害の人」
2024年5月5日(日)~6月2日(日) [全5話]
毎週日曜 午後10時~10時50分<BSP4K・NHKBS>
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◇NHK「老害の人」番組サイト