5月17日にNetflixを通じて公開された「The 8 Show～極限のマネーショー～」では、ピエロに扮した１階の住人（ぺ・ソンウ）が最期のステージを始めだす。時間が増え続ける状況に、ジンス（リュ・ジュンヨル）は最後の望みをかけ銃を手にするが…。今回は第7話、第8話（最終話）のネタバレあらすじと見どころ、感想などを紹介する。

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「The 8 Show~極限のマネーショー～」は、８階建ての建物に閉じ込められた男女８人が賞金を得るため、参加者として協力と対立、裏切りを繰り広げる参加型ゲーム番組だ。⇒【各話のあらすじ】

■キャスト
ぺ・ジンス役（3階住人）：リュ・ジュンヨル
5階住人役：ムン・ジョンヒ
7階住人役：パク・ジョンミン
8階住人役：チョン・ウヒ
4階住人役：イ・ヨルム
2階住人役：イ・ジュヨン
6階住人役：パク・ヘジュン
1階住人役：ぺ・ソンウ
ほか

■第7話あらすじ
６階の住人（パク・ヘジュン）は５階の住人（ムン・ジョンヒ）の感情につけ込み、解放を誘惑する。幻覚状態の５階の住人はすぐさま縄をほどき、６階の住人を解放。下階の住人たちはあっという間に立場を逆転されてしまう。

銃で脅しながら犯人捜しをする６階の住人。絶体絶命のジンス（リュ・ジュンヨル）は監視カメラの映像を買えば、犯人特定できるのに気づく。それを聞いた８階の住人（チョン・ウヒ）はすぐさま部屋に戻り証拠映像を購入。すると映像に写っていたのはなんと１階の住人（ぺ・ソンウ）だった。犯人だとバレると、１階の住人は涙ながらに本音を吐露する。

復讐心を抱く６階の住人は、１階の住人を殺しショーを終えると決意。しかし、背後から８階の住人がスタンガンを打ち、階段から落下してしまう。尾てい骨を損傷し、痛ましい姿になった６階の住人。８階の住人は「考えが極端すぎだ」と微笑みながら声をかけ、その場を去っていく。

権力を取り戻した８階の住人は刺激を求め、残酷な人体実験をし始める。そして、下階の住民がもがき苦しむ映像を金で買い観賞する。ある日、１階の住人の世話をするため、４階の住人（イ・ヨルム）が部屋を訪ねる。すると４階の住人は突如、10億ウォンで部屋交換ができると言い出す。

Netflixシリーズ『The 8 Show』

■第8話あらすじ
１階の住人から聞いた話を共有する４階の住人。拘束されている住人たちは最後の希望に同意する。５階の住人と共に、８階の住人の隙をつき計画を実行。下階の住人たちはなんとか拘束から逃れることに成功する。そして、８階の住人を再び拘束し平和が訪れる。

下階の住人たちは、１階に集まると部屋交換をすることに。１階の住人は必死に集めた10億ウォンを使い、部屋交換の権利を購入する。すると、昇降機で届いたのは1通の封筒だった。恐る恐る封筒の中身を確認すると、1階の住人は言葉を失う。なんとそこに示されていたのは部屋ごとの金額明細だけだった。現実を突きつけられた住民たちはショーを終えることを決意する。

1階の住人は銃を手に取ると住人たちを必死に引き留める。全員を拘束し椅子に座らせると、サーカスの舞台を設置し始める。ピエロの格好に扮した1階の住人が現れると、突如ステージを始め出す。天井に張られた1本の縄に足をかける1階の住人。住人たちは必死に止めるが、縄がほどけず見守ることしかできなかった。不安定な足取りで綱渡りをする1階の住人。中間地点に立つと縄の上で優雅にジャンプし始める。天井にある照明を破壊し、機材が床に落下する。すると瞬く間に床一面が火の海に。バランスを崩した1階の住人は火の海に転落してしまう。

何とか縄を振りほどき救助する住民たち。その間にも追加されていく時間を見たジンスは監視カメラを破壊することを閃く。すべての監視カメラを破壊すると、ようやく出口の扉が開かれる。しかし、全身にやけどを覆った1階の住人はその場で息を引き取ってしまう。

多額の賞金と共に現実社会に戻ったジンス。しかし、部屋に引きこもり生きる希望すら無くしかけていた。そんな中、1階の住人の葬儀を開き住人たちを呼び集める。全員は揃わなかったものの、久しぶりに会う住人と慰めあう。

一方、7階の住人は「Ｔhe 8 Show」という題名でドラマ原稿を執筆する。担当者は冗談をほのめかし「まさか現実なのか？」と尋ねる。７階の住人はウイスキーを一口飲むと、「全て作り話だ」と呟く。

■見どころ・感想など
上階と下階の立場が幾度となく入れ替わりながら、ようやくショーを終える秘策を見い出す。極限状態の８人が、己の欲望のままに行動する姿が描かれた第７話、第８話。最終話に近づくにつれ、思わず目を背けたくなるほど残酷な場面も多かった。特に、８階の住人が興味本位で始めた人体実験。かなりグロテスクな場面にもかかわらず、８階の住人は映像を夜通し見ながら快楽を味わっていた。欲望の真の恐ろしさがリアルに描かれていた。

１階の住人は人生の大逆転を夢見てショーに参加。しかし結局、自分が置かれた立場から抜け出すのは簡単ではないことを悟った。社会階級の現実を残酷に描き、現代社会の風刺とみれるストーリー展開だった。
そして、ショーを終え何もなかったかのように日常へ戻る住民たち。求めていた賞金を得たのに、何か大切なものを失ってしまったような姿を見せた。結局当たり前だった日常に感謝し、日々過ごすことが大切だったのかもしれない。

最後のエピローグでは、作り話だと言いながら「The 8 Show」の台本を執筆した７階の住人。担当者は実話のような作り話だと気に入る様子を見せた。そしてシーズン２を彷彿させるセリフも言い残し、続編を期待させた。

「The 8 Show」は5月17日（金）からNetflixにて公開された。
◇YouTube｜「The 8 Show～極限のマネーショー～」l公式ティーザー予告動画



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