「光る君へ」兄弟の不始末に定子“高畑充希”乱心…クライマックスに衝撃!第20話ネタバレと第21話予告

2024年05月20日10時25分ドラマ
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NHK大河ドラマ「光る君へ」(毎週日曜総合20時~、BS、BSP4K18時~)5月19日(日)放送の第20話「望みの先に」クライマックスに激震!定子(高畑充希)が自ら髪を・・・そして5月26日(日)放送の第21話「旅立ち」に周明役で松下洸平が登場する!NHK公式サイトでは予告動画公開中だ。



5月19日放送の第20話では、藤原伊周(三浦翔平)と隆家(竜星涼)が花山院(本郷奏多)を襲ったとして内裏が荒れ、いつもは穏やかな一条天皇(塩野瑛久)が激怒。道長(柄本祐)がなんとか罪を軽くするために奔走するが、結局、死刑は免れたものの、伊周は大宰府へ、隆家は出雲へ流刑に。クライマックスでは、ご沙汰に納得できない兄弟が屋敷に籠り、検非違使が屋敷を囲む中、追い詰められた定子は皆の前で髪を下ろす暴挙に出た。

帝に愛された姫の突然の出家に、偶然にその場を目撃することになったききょう(ファーストサマーウイカ)とまひろ(吉高由里子)にも衝撃が走った。これにネットでも「これが有名な定子出家事件!」「ききょうはこの後、定子の素晴らしさを『枕草子』で1000年守るんだな」「定子さまの決断が尊い・・・」など注目を集めた。

そして5月26日放送の第21話では、失意の定子を元気づけるため、ついにききょうが『徒然草』を執筆。そして宋へ旅立つまひろと道長に再び別れがやってくる。そして、宋人の周明役で松下洸平が登場する。松下は吉高とドラマ「最愛」(TBS、2021年)で共演。ネットでは「ついに松下洸平参戦だ!」「いよいよ最愛コンビ復活」など再びタッグを組む“最愛コンビ”に注目が集まっている。

■伊周・隆家兄弟の悲劇
亡き父・道隆の意思を継ぎ、誇り高く出世街道まっしぐらだった道隆と、一癖も二癖もある言動が話題を呼んだ隆家。しかし恋人が他の男に横恋慕されたと勘違いした伊周と、隆家が威嚇のつもりで矢を放った相手が花山院だったことで、窮地に立たされた2人。兄弟の不始末で中宮定子も内裏を追われるなど、ドタバタ劇を見せた。

これまで叔父である道長にライバル心を燃やし、優雅な姿を見せて来た伊周だったが、第20話では母・貴子(板谷由夏)に背中をさすってもらい、楚の姿はまるで小さい子供のよう。一方、諸悪の根源を作り出した隆家は、矢を放った当事者とは思えないほど、下された御沙汰にも従い、悠然と構える姿が対照的に描かれ、怯える伊周をよそに爽やかに去っていった。

気高い姿から、往生際の悪い無様な姿を見せた伊周。そして、クセが強いが度量の大きい人物を感じさせる隆家。史実ではこの後、隆家は病を理由に出雲にはいかず、実資に可愛がられるという。安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)は道長に「隆家様は、いずれあなた様の強いお力になりまする」と意味深な言葉を残したが、道長とどう関わっていくのかが見どころとなる。また意気揚々と帰参する隆家を想像してしまうが、この兄弟の行く末はどうなっていくのか、今後の展開に期待したい。

■第20話ネタバレあらすじ
内裏では、伊周と隆家が花山院の牛車に矢を放った一件で、乱闘の際に死人も出たため、騒ぎは予想外に大きくなる。「院に矢を放ち死者までだすとは許し難し」と怒りをあらわにした一条天皇は、伊周と隆家に謹慎するよう処分を下した。一方、除目で為時(岸谷五朗)の淡路守が決まる。惟規(高杉真宙)、いと(清川清順)も喜ぶが、まひろは、宋の言葉を解する父の適任は越前守だと考える。

一方、越前守に任命された源国盛は、漢文は苦手で、これでは宋人との会話もままならない。下手すれば国同士のいさかいになりかねないと、道長は頭を抱える。そんな時、まひろは宣孝(佐々木蔵之介)から為時が若い頃に宋へ行こうと船に乗り込んだ話を聞く。真面目な為時にそんな無鉄砲な一面があることに驚き、なおさら越前守になって欲しい気持ちが強くなり、為時を装って申文を書くことに。

道長はその申文を見て、筆跡からこの文章はまひろが書いたことに気づく。そしてその文を帝に見せ、漢籍にも詳しく、宋の言葉もわかる為時を推薦。源国盛に越前を任せるのは心もとなく、為時に越前守を任せるべきと進言する。こうして為時の越前守となるが、自身が官職を得られたのは道長の計らいで「まことのことを聞かせてくれぬか」と問いかける。まひろは道長はかつて恋焦がれた人で、2人で遠い国へ逃げようとしたこともあったが全て過去の話だと打ち明けた。

一方、体調を崩していた詮子(吉田羊)の様子がおかしいことから、倫子(黒木華)が屋敷を調べたところ、呪詛の形跡を発見する。女院である詮子を呪詛することは帝を呪詛することに等しい。この報告を受けた道長は慌てるが、倫子は「屋敷内で起こったことは自分の責任」だと話し、道長はこの一件を倫子に一任することにする。

そんな中、一条天皇は伊周と隆家が出頭しないことにイラ立ちを見せる。さらに、実資(秋山竜次)の調べで、伊周は祖父である高階成忠に命じ、詮子と道長を呪詛していたことが明かされた。これに怒った一条天皇は2人を厳罰に処すことを決定。兄弟の不祥事により、定子は内裏を出ることを命じられ、実家である二条北宮に移った。

その晩、謹慎中にも関わらず伊周は道長のもとを訪れ「なんとか内裏に戻れるよう右大臣様の格別なお力をたまわりたく」と頭を下げた。涙を流し切実に帝の信頼を取り戻そうとする伊周を見て、道長は定子を密かに帝と会わせるために取り計らう。突然の来訪に驚く一条天皇の前で、定子は跪いて兄弟の罰を軽くしてくれるよう頭を下げた。はじめは黙っていた一条天皇だったが、定子の去り際、定子に駆け寄り抱きしめるのだった。

そして、伊周と隆家は、死罪となるところを免れ、流刑されることが決定する。伊周は大宰府へ、そして隆家は出雲へ行くことになった。だが、伊周と隆家が拒否したので、検非違使が屋敷を取り囲み物々しい雰囲気になる。そして定子を心配するききょうは、まひろと共に中宮の屋敷へ向かうと、検非違使が屋敷に踏み入り、伊周と隆家を捕らえようとしていた。ついに隆家は出頭。そして、定子は刀を手にとり、皆の前で自の髪を切り落とすのだった。

■第21話あらすじ
定子が髪をおろしたことは内裏に広まり、一条天皇はショックを受ける。任地に赴くことを拒み逃亡する伊周を、実資らが捜索。やがて発見するのだが・・・。定子を守ることができず落ち込むききょうを励まし、まひろは中宮のために何かを書いてはどうかとアドバイスする。そして越前へ旅立つ日が近づき、まひろは道長に文を送る。

NHK大河ドラマ「光る君へ」は2024年1月7日(日)総合20時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:大石静、出演:吉高由里子、柄本佑、黒木華、高畑充希、吉田羊、ユースケ・サンタマリア、佐々木蔵之介、岸谷五朗ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@nhk_hikarukimie」。第21話予告動画は番組公式サイトにて公開中。

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