「世子が消えた」第11・12話 ついにEXOスホの逆襲開始!痛快な展開に視聴率急上昇!ネタバレ

05月20日14時58分ドラマ
MBN DRAMA公式Instagramより

EXOスホが時代劇初挑戦のMBN新ドラマ「世子が消えた」が毎週土日に放送中。今回は、5月18日・19日に放送された第11・12話のネタバレあらすじや見どころ、視聴率を紹介する。予告動画はYouTubeで公開中だ。



「世子が消えた」(原題)は、EXOのスホが時代劇初挑戦する話題作!世子が世子嬪にポッサム※された⁉自らの人生を歩むため奮闘する男女2人の愛と成長を描くロマンス時代劇だ。「ポッサム~愛と運命を盗んだ男~」脚本家のキム・ジス&パク・チョルによるスピンオフ作品として注目を集めている。
(※ポッサムとは再婚が法的に禁じられていた朝鮮時代に、寡婦を布で包み(包む=ポッサム)連れ去るよう偽装することで再婚を可能にした当時の風習)【「世子が消えた」を2倍楽しむ】では“ポッサムについて”など時代背景や各話のネタバレ(あり、なし)あらすじと見どころ、視聴率などまとめている。

■キャスト
世子イ・ゴン役:スホ/EXO(キム・ジュンミョン)
 子役:チョン・ヒョンジュン
世子嬪候補チェ・ミョンユン役:ホン・イェジ
異母兄弟トソン大君役:キム・ミンギュ
 子役:ヤン・フィウォン
大妃ミン・スリョン役:ミョン・セビン
王医(ミョンユンの父)チェ・サンノク役:キム・ジュホン
 ほか

■第11話あらすじ
ミョンユンは父チェ・サンノク(キム・ジュホン)が王(ジョン・ジンオ)にした事実を知りかなしむ。その時、大妃に呼ばれて向かったミョンユン。大妃はミョンユンに幼い頃の話をしながら自分を母のように思えと温かい言葉をかけるも、思いつめたような表情で話を聞くミョンユン。また父の前でも涙を流し、ハンカチを差し出そうとするサンノクにビクッと怯えるなど、衝撃のシーンが未だに頭から離れないのだった。

そしてついにトソン大君(キム・ミンギュ)の世子冊封式とミョンユンとの婚礼式が行われる。すると突然「止まりなさい!」という声とともにイ・ゴンが左議政ユン・イギョム(チャ・グァンス)、イ・ゴンの母方の祖父である文衡大監(ナム・ギョンウプ)らと共に登場。イ・ゴンは本物のオクセを掲げ、周囲は驚きの声に包まれた。イ・ゴンは大妃ミン・スリョン(ミョン・セビン)の前に歩み寄り、目の前に置かれた偽物のオクセと教旨を偽物だと払い捨て、サンノクに向け強い圧迫を加えた。更にイ・ゴンの指示でカプソクが死んだはずのキミ尚宮を連れて来て、文衡大監が「死んだはずのキミ尚宮が生きているということは、世子が濡れ衣を着せられたという証拠だ。誰が嘘をついたのか、誰が王を毒殺しようとし、世子に濡れ衣を着せたのか、クッチョン(국청(鞠庁) で明らかにすべきだ」と言う。大妃が眩暈がすると退席し、冊封式は中断になった。
※鞠庁:逆賊などの大罪人を尋問するために、王命により一時的に設置された官庁。罪の軽重により親鞫・庭鞫・推鞫・三省推鞫があり、手続きや尋問内容は鞠庁日記として保管される。

イ・ゴンの帰還にトソン大君は笑顔で迎え、王妃は号泣しながら抱擁する。またイ・ゴンは王のもとを訪ねてジョル(最上級の挨拶)をし「もう少しだけ堪えてください」と涙を流した。

イ・ゴンとトソン大君は大妃とサンノクのもとを尋ね、明日の朝クッチョン((鞠庁)を開き、王を毒殺しようとした大罪人を明らかにすると言う。続けてイ・ゴンは王を回復させてくれるなら大妃の座は保証するが、拒否するのであれば、サンノクとの関係を明らかにすると言い、更に「これまであなたたちのせいで苦痛を受けた人々の分は必ず返す」と宣戦布告、大妃とサンノクを恐怖で震えさせた。

サンノクはイ・ゴンを訪ね、王を生かしたければ、キミ尚宮の件をもみ消すようにと取引を提案する。しかしこれを聞いた文衡大監が「好きにすればいい。しかし王が崩御したらその対価は必ず支払わなければならず、娘も無事ではいられないだろう」と言い返し、更に「大妃の命を救いたいなら今すぐにでも解毒剤を出せ」と言いサンノクを追い詰めるのだった。

こうしてこれ以上方法がないと思った最後の手段としてサンノクは逃亡を計画。キム尚宮(パク・ソンヨン)に依頼をし、大妃を宮廷外に逃げるよう説得する。大妃はキム尚宮と服を交換した後、ムベク(ソ・ジェウ)とサンノクを待った。

イ・ゴンは気になっていたミョンユンを訪ねて「冊封式を防ぎたかったのか、婚礼式を防ぎたかったのか私も分からない。しかしいざあなたに会ってみたら分かる気がする」と自分の気持ちを告白した。しかし父サンノクのことで罪悪感に包まれたミョンユンは、ここから逃げ出すように言うイ・ゴンの提案を断り、父サンノクと共に罰を受けると言って聞かない。すると大妃がサンノクと逃走したとの知らせが入り、イ・ゴンは慌てて大妃の元へ駆け付ける。しかしそこには逃げたはずの大妃が座っており、イ・ゴンに向かって「何と無礼な、私はまだこの国の大妃だ。礼儀を守りなさい!」と怒鳴るのであった。

■見どころ
これまでは何とも不遇な姿ばかり描かれてきたが、ついに世子スホの逆襲開始!? 本話は全国視聴率3.8%を記録、瞬間最高視聴率は何と4%!ネット記事でも「スホが宮に帰って来て状況を覆す‘戦慄サイダーショー’(韓国ではサイダーとはすっきり爽快な展開を示す)で視聴者のドーパミンを爆発させた」「スホが華麗に舞い戻り、強力な「復讐意志宣戦布告」を投げて期待感を高めた」などと報じられた。また17日(金)にランキパイ(랭키파이)が発表した5月2週目の週末ドラマトレンド指数で6位を占めるなど、後半に入ってさらに堅調な人気を立証している。

また、イ・ゴンがミョンユンに自身の気持ちを正直に告白するシーンも!しかし、王や世子であるイ・ゴンを苦しめていた張本人が父サンノクだったと知ってしまったミョンユンは、罪悪感の余りイ・ゴンの気持ちも受け取れる訳もなかった。寧ろ、自分も父と共に罰を受けると覚悟していた。このすれ違い、ドラマの醍醐味とはいえもどかしい!

世子が消えた12■第12話あらすじ
キミ尚宮が全てを自白する前に、大妃と逃亡を図ったサンノク。ミョンユンも共に逃がそうとしていたが、実はイ・ゴンがミョンユンを助けるために世子宮にかくまっていた。ミョンユンの姿が見えないためサンノクは大妃だけでも逃がそうとしたが、大妃は一人ではいかないと再び戻ったのだった。

イ・ゴンの元にサンノクが訪ねてきて、短刀を向ける。イ・ゴンは「私が死んだからといってこのことが覆い隠されるとでも思うのか?」と尋ねるも関係ないとひるまないサンノク。しかしその瞬間隠れていたミョンユンが現れ、父に向かって泣きながら「いっそのこと私を殺してください」とイ・ゴンの盾になる。驚いたサンノクが隙を見せた瞬間にイ・ゴンはミョンユンの前に出て「私を殺しても何も変わることはない」と説得していると、そこにカプソクの声が。最後まで抵抗するサンノクだったが、結局イ・ゴンへ刀を渡す。こうしてイ・ゴンは何事もなかったかのようにサンノクを帰すのだった。

ミョンユンは自身が罪人の娘だからイ・ゴンに害を及ぼしてしまうと、元にいた場所へ送り届けて欲しいと頼む。しかしイ・ゴンはミョンユンを守りたい気持ちは変わらないと、今日はここで過ごすように言うのであった。一方サンノクはオウォルを呼び出し、イ・ゴンがミョンユンをかくまっているのは、人質ではなく好きな人を保護していることに気づくのだった。

サンノクはイ・ゴン宛に「全ての罪は私が抱えていくので、大妃が無事であれば解毒剤が伝達されるであろう」という内容の手紙を書く。それをムベクに託し、ミョンユンが無事に脱出できたら、オウォルを連れて宮を出ろという。 その後サンノクと大妃の2人は涙の初夜を過ごし、日が昇る直前、酒に薬を入れて自決を準備する。来世では平凡な男女として生まれ末永く幸せになろうと約束し、大妃が先に毒の入った酒を飲む。その瞬間キム尚宮が駆けつけるが、大妃は倒れてしまう。サンノクも続けて飲もうとするも、キム尚宮に阻止され、盃は床に倒れこぼれて未遂に終わるのだった。

また王妃がキミ尚宮を殺害するという衝撃の事件が起きた。当初左議政のユン・イギョムは王妃とトソン大君を守るためにキミ尚宮を殺さなければと脅すも、王妃は相手にしない。しかしその後王妃は悪夢にうなされるようになってしまい、キミ尚宮のもとへ行くと、大妃の指示に従っただけだと助けを求められる。王妃はどうせ死ぬ命なのだからと自決するよう説得するとキミ尚宮は態度を豹変させ「王妃が指示したと言う、そうすればトソン大君は無事ではいられない」と脅迫したため、王妃はキミ尚宮の首元を刺して殺してしまうのだった。

内禁衛長から知らせを聞いたトソン大君は、イ・ゴンを訪ねて涙を流しながら「私が殺しました」と嘘をつく。しかしイ・ゴンはただ茫然と眺め、「なぜ何も言わないのですか!」と叫ぶトソン大君を抱きしめながら「大丈夫だ。 トソンよ大丈夫だ」とむしろ慰めの言葉をかけた。トソン大君は「兄さん、許してください」と嗚咽し、隠れていたミョンユンもそれを聞きながら、声を押し殺しながら涙を流すのだった。
するとそこに、祖父文衡大監がイ・ゴンにキミ尚宮の死を伝えようとやってきたが、その瞬間、イ・ゴンが先に「キミ尚宮は私が殺しました」と嘘の告白をするのだった。

■見どころ
第12話は前日から横ばいの全国視聴率3.8%を記録、瞬間最高視聴率に至っては4.3%を記録!本作品は初回から徐々に視聴率が上昇しており話題となっている。大ヒットドラマとなったtvN「涙の女王」の最終回が放送しされた4月28日第6話でも全国平均2.4%を記録したことで注目を集め、並々ならぬ競争相手の中で本作品の固定視聴層が確かにいるということを立証したのだ。また現在放送する週末ドラマで唯一の史劇だということも要因の一つと考えられる。スホは制作発表会でも「史劇を求める視聴者が満足する作品になるのでは」と言及している通り、本作品の魅力がどんどんと普及しているようだ。
5月18日の週末ドラマ視聴率争い

また本話では、イ・ゴンとトソン大君が二人で酒を飲みながら仲睦まじいひと時を過ごす様子が描かれる。こんな無邪気な笑顔で冗談を交わす二人の姿は本当に久々で、束の間ではあるが安心した視聴者も多かったはず。しかし、それで終わるはずはない。王妃がキミ尚宮を殺してしまうというショッキングな出来事や、サンノクと大妃が自決しようとするなど、まだまだ激しい展開を見せる。そして何よりラストシーンでイ・ゴンが突然「自分がキミ尚宮を殺した」と嘘の告白を!?一体どんな意図なのか、何か計画があってのことなのだろうか?後半戦に入り益々盛り上がってきた本作品、次週も心待ちにしていたい。

原題:세자가 사라졌다(セジャガサラジョッタ)
韓国放送:2024年4月13日-6月16日(予定)MBN土日21:40-
日本初放送:KNTV 2024年6月、5月30日20:00-21:15 第1話先行放送

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