『ぼくのお日さま』終始笑顔で、カンヌを魅了…奥山大史監督、池松壮亮らキャスト陣がフォトコール参加

05月21日15時27分映画
(C) KAZUKO WAKAYAMA

フランス現地時間5月19日(日)、第77回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門での公式上映した『ぼくのお日さま』が、20日(月)に、奥山大史監督はじめ、池松壮亮、越山敬達、中西希亜良らが、海の光も眩しい<パレ>で行われたフォトコールに参加した。YouTubeにて予告動画が公開中だ。

カンヌで約8分間のスタンディングオベーション



映画『ぼくのお日さま』は、田舎町のスケートリンクを舞台に、吃音のあるアイスホッケーが苦手な少年タクヤ(越山敬達)と、選手の夢を諦めたスケートのコーチ荒川(池松壮亮)、コーチに憧れるスケート少女さくら(中西希亜良)の3人の視点で紡がれ、雪が降りはじめてから雪がとけるまでの、淡くて切ない小さな恋の物語を描く。監督の奥山大史が、撮影、脚本、編集も⼿がけている。

ぼくの (C) KAZUKO WAKAYAMA

カンヌの清々しい青空をバックに、温かみがありながら明るさも感じるエルメスのグレイッシュな半袖シャツとカジュアルシックなカーキパンツに身を包んだ奥山監督。同じくエルメスの濃いグレイの⻑袖ポロシャツにブラックのタック入りパンツ、そして腕にはエレガントなレザーベルトのカルティエの時計を着用した池松壮亮、ヴァレンティの真っ白なシャツ⾵のつなぎというユニークでフレッシュな装いの越山敬達、柔かな素材にドットがプリントされた少女らしい可憐さが溢れる中西希亜良らが笑顔でフォトコールに登場。ポーズを求める⼤勢のメディアからの掛け声に順番に答えながら、終始溢れんばかりの笑顔で答えながら、時には4人全員で肩を組む姿を⾒せるなど、最後までリラックスした雰囲気で撮影に応じた。

本作は、「ある視点」部門の〈最優秀作品賞〉、〈審査員賞〉、〈監督賞〉などの賞の対象となり、これまで同部⾨では、黒沢清監督が2008年に『トウキョウソナタ』で〈審査員賞〉を、2015年に『岸辺の旅』で〈監督賞〉を、2016年には深田晃司監督が『淵に⽴つ』で〈審査員賞〉を受賞しているが、同部⾨で〈最優秀作品賞〉を受賞すると⽇本史上初の快挙となる。
第77回カンヌ国際映画祭は、フランス現地⽇程5⽉14⽇(⽕)〜5⽉25⽇(⼟)まで開催され、「ある視点」部⾨の授賞式はカンヌ現地⽇時の5⽉24⽇(⾦)に⾏われる。映画『ぼくのお⽇さま』は、9⽉全国公開。

YouTube|映画『ぼくのお日さま』予告編

映画公式サイト