「サムシクおじさん」第8−9話:ソン・ガンホ、大統領選挙を目前に巻き起こる想定外の事件をうまく利用する

05月31日00時43分ドラマ
Disney+ (ディズニープラス)「スター」にて独占配信中

名優ソン・ガンホがドラマ初主演で話題の韓国ドラマ「サムシクおじさん」がDisney+ (ディズニープラス)のコンテンツブランド「スター」にて、5月29日(水)に配信された第8−9話では、いよいよ大統領選挙を目前にそれぞれの思惑が絡み合い、サムシクおじさんが予想外の出来事をもうまく利用して作戦を進めていく姿が描かれた。気になるあらすじをチェックしてみよう。(ネタバレ)

【「Disney Plus」で独占配信の韓国ドラマ】



「サムシクおじさん」は、1960 年代の韓国を舞台に、自国の運命をなんとか好転させようと奔走する野心あふれる理想主義的な政治家キム・サン(ピョン・ヨハン)と、影で暗躍する謎の政治フィクサー、サムシク(ソン・ガンホ)を描く骨太のヒューマン・エンタテインメント。⇒【各話のあらすじと見どころ】

■キャスト
サムシクおじさん/パク・ドゥチル:ソン・ガンホ
キム・サン:ピョン・ヨハン
カン・ソンミン:イ・ギュヒョン
チョン・ハンミン:ソ・ヒョヌ
 ほか

■第8話「おとり」あらすじ
サムシクDisney+ (ディズニープラス)「スター」にて独占配信中1927年の釜山。当時6歳だったテミンテミン(チ・ヒョンジュン)は当時16歳だったドゥチル(ソン・ガンホ)に可愛がられていた。「三食くれれば何でもするサムシク」として芸者小屋の後片付けをしていたドゥチルは偶然ソンミン(イ・ギュヒョン)の父親と知り合い、人生の転機を迎えた。

地方自治法の改正を強行しようとするソンミンを止めようとして殴られるサン(ピョン・ヨハン)。作戦通り改正は強行されるが、決定的瞬間を記者が捕らえていたことで、サンは国民から注目を集める。続いてドゥチルはソンミンについてテミンを追っていたジウク(チュ・サンロク)を潰そうと、手下を使ってジウクに賄賂を贈らせ一部始終を写真に収めさせた。そんな中、ジウクがソンミンの最大の弱点である信義社(ソンミンが立ち上げたテロ組織)の書類を一部隠し持っている事実を突き止めた。同じ頃、アン会長(チュ・ジンモ)は病に倒れ、ソンミンも逃走を続けるテミンの影に眠れぬ日々を過ごしていた。

レイチェル(ティファニー・ヨン)に誘われたサンは提携を検討している米国企業のことを聞かされるが、韓国側の準備ができていないことにもどかしさを感じる。レイチェルが提案したのは同じホテルに滞在していたハンリム(リュ・テホ)と協力することだった。信頼するハンリムから軍事クーデターの計画を聞かされたサンは聞いた事実をすべてドゥチルに打ち明けた。

軍のクーデター計画を聞いても怯むどころか、作戦をうまく利用しようとするドゥチルはサンをハンリムのそばに置き、ハンリムを油断さ施用と目論む…。



■第9話「死者」あらすじ
サムシクDisney+ (ディズニープラス)「スター」にて独占配信中法改正案の強行採決を巡って対立した自由党と民主党だが、サンはソンミンの謝罪をあっさりと受け入れた。サンはかつての婚約者で記者となったヨジン(チン・ギジュ)と気まずい再会を果たす。民主党の人気が高まる中、ソン議員(キム・ジョング)は民主党から自由党にも接触しどっちつかずの姿勢を取り始め、国家再建部立ち上げを餌にサンをも言いくるめようとするが、すぐにドゥチルに丸め込まれた。

ハンリムらが選挙直後のクーデターを企てているとも知らず、大統領選挙を前に色々な思惑が交錯する。レイチェルから、民主化を進めるためにハンリムを実行者に選び、民主化が実現した際のリーダーにサンを選んだのがレイチェル自身だったと打ち明けられたサンはドゥチルに内緒でレイチェルと関係を持つ。

ドゥチルはジウクを収賄の罪で逮捕させたほか、クーデターを起こすはずだった軍の中枢部も多数逮捕されるよう仕向け、代わりにドゥシク(ユ・ジェミョン)とハンミン(そ・ヒョヌ)を送り込み、ハンリムの周囲を崩し始めた。ヨジンは選挙で公然と行われる不正に失望感を示し記事を書き、同じ頃、潜伏していたテミンは再び不正な権力に立ち向かうべく信義社としての活動再開を宣言した…。
選挙を目前に自由党は不正を行い、

■見どころ
オルブライト奨学団のレイチェルや、軍の司令官ハンリムの登場で、役者が揃った先週放送から続く今週の第8−9話では、いよいよ差し迫った大統領選挙を前に各々の人物や組織の思惑が再び複雑に絡まり始めた。

軍が選挙直後に大統領を拘束し軍事クーデターを起こす計画が新たに明らかになり、第9話ではその黒幕がレイチェルだという衝撃の展開を迎え、サンはその事実を知りながらもレイチェルと関係を持ってしまう。更に第8話ではソンミンとともにテロ組織信義社を立ち上げたテミンとサムシクおじさんの若い頃の関係が描かれ、テミンの処遇を巡るサムシクおじさんの葛藤も描かれた。実際の歴史では1961年にクーデターで軍事政権が誕生した韓国だが、本作ではクーデターが成功するのか、また数々の想定外の出来事をうまく利用してきたサムシクおじさんの思惑はどう絡んでくるのか気になるところだ。

本作では時の大統領名や組織など架空の要素が多く存在はするものの、同じくディズニープラス スターで独占配信中のイ・ジェフン主演「捜査班長1958」も1958年から1960年代初頭の同じ時代背景を舞台にした作品だ。合わせて視聴すると当時の韓国の世相についてより深く理解できるに違いない。

「サムシクおじさん」は初回のみ5話が一挙公開され、以降水曜に2話ずつ配信、最終週は3話一挙公開となる予定だ。

韓国ドラマ『サムシクおじさん』|本予告

■スタッフ
監督・脚本:シン・ヨンシク「カシオペア」

YouTube|予告編(日本語字幕)

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