「虎に翼」謙虚になっていた伊藤沙莉は周りの人の言葉に奮起して、自分を取り戻す!第10週ネタバレと第11週予告
法律に携わる仕事に復帰したものの一度弁護士を辞めたという後ろめたさから自分の意見を言えずにいた寅子(伊藤沙莉)だったが、やっと自分を取り戻す!そんな中、花岡(岩田剛典)が亡くなった!NHK朝ドラ「虎に翼」の第11週「女子と小人は養い難し?」(6月10日~6月14日)のあらすじとみどころを紹介!予告動画は番組公式サイトに公開されている。
日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ三淵嘉子をモデルにした「虎に翼」の第10週が6月3日から放送された。戦争が終わり、世の中が急激に変わってゆく。日本国憲法が制定されるとそれに会うように民法なども変える必要がある。寅子(伊藤沙莉)がついたのは、そのための仕事だった。裁判官となる前、自分が一度弁護士を諦めたことを後ろめたく思いながら仕事をする寅子が描かれた。これまで「はて?」と疑問に思ったことははっきりさせてきた寅子だったが、ここのところずっと「はて?」が封印されていた。しかし、やっと第10週で「はて?」が復活した。
第10週のスタートで、まず話題となったのはクセ強の二人だ。寅子が司法省で働くことを助けてくれた久藤頼安(沢村一樹)と、寅子と大学の同級生の小橋浩之(名村辰)だ。アメリカに多大な影響を受けている久藤は自らを「ライアン」と呼ばせ、寅子のことは「佐田寅子」から「サディ」、小橋のことは「ハーシー」と呼んでいる。英語も流ちょうに操る久藤は寅子の能力を見抜き、寅子をひきあげてくれる。それに対して「失礼垂れ流し野郎」な小橋は相変わらずの態度だ。右の髪がピンとはねていて「発芽玄米」のようだ。個性強めの二人の登場で一気に明るさを取り戻してきた。
6月10日から放送される第11週、懐かしいよね(土居志央梨)、轟(戸塚純貴)たちが見れる。ただ、東京地裁に判事として戻っていた花岡(岩田剛典)が違法である闇市の食べものを一切拒否して栄養失調で亡くなってしまうという悲しい展開となった。自分が取り締まる“闇市”を利用することができなかったためだ。裁判官として正しい道をいったことが自らの死を招いてしまう。この死は法曹界のみならず、多くの人に影響を与える。そして、寅子は家庭裁判所設立準備室へ異動して働くことになる。
【第9週(2024/6/3-6/7)ネタバレあらすじ】
昭和22年3月。新しい日本の憲法に希望を見出した寅子(伊藤沙莉)が向かったのは法曹会館だった。そこには空襲で被害を受けた司法省の仮庁舎が設置されていた。裁判官として雇って欲しいと直談判にやってきた寅子だったが、人事課にいたのはなんと桂場(松山ケンイチ)。桂場は「なぜ、自分が君を採用する必要があるのかを述べよ」という。寅子は思っていることを話し始める。
熱弁する寅子に興味津々の久藤頼安(沢村一樹)は「人手不足の上に、GHQも彼女を見たら喜ぶ」と語るが、桂場は難色を示す。久藤はアメリカの裁判所を戦前に訪問したことがあり、英語も操り、行動も派手だ。GHQともよくコミュニケーションを図っている。そんな久藤が推薦してくれたが、裁判官として採用されることはなかった。ただ、司法省で働くことはできるようになった。
司法省で働き始めた寅子は民法の改正案を読み、かつて共に法律を学んだ仲間たちを思い出す。女性の地位がかなり向上していると思ったのだが、そこに現れた久藤から、これがGHQから突き返された案だと知らされる。そして意見を求められても、以前のような思い切った意見が出せずにいた。久遠からは「思ったより謙虚だ」と言われた寅子は、自分の認識が甘いことに悔しい思いをする。そこに、久藤を訪ねてGHQで働くホーナー(ブレイク・クロフォード)がやってくる。
家に戻って仕事場での話をすると、花江(森田望智)は「敵だったアメリカの人を相手に寅ちゃんが大変な思いをしている。なんだかやるせない」という。夫を殺したアメリカと考えてしまい、一人だけ取り残されたような気分になっていたのだ。
民法が改正されれば多くの人が混乱すると語る政治学が専門の神保(木場勝己)。寅子は花江を思い出し、強く反対意見を言えない。寅子は広く意見を募るために婦人代議士・立花幸恵(伊勢志摩)らの集まりに参加するが、自分は一度弁護士をやめたということから後ろめたい気持ちを感じてしまう。狭い法曹界。寅子は民法改正の委員をしている穂高(小林薫)とばったり再会する。
ホーナーから子供たちにとチョコレートをもらった寅子は、公園で花岡(岩田剛典)に再会する。花岡は東京地裁に戻っており、判事として主に食糧管理法違反の事件を担当しているという。花岡は「正しい自分」であるために、さらに食糧管理法違反の事件を担当している「判事」としてヤミの食料には手が出せない。花岡の弁当は麦飯の握り飯だけだ。寅子はヤミ米の自分の弁当を思わず隠すが、花岡は堂々としろと微笑む。ホーナーからもらったチョコレートを「子ども達に」と半分渡す。最初は受け取ろうとしなかったが、花岡は微笑んで受け取った。そんな花岡のことを桂場は心配していた。
その夜、猪爪家に久藤とホーナーがやってくる。ホーナーの祖父母はユダヤ人で、アメリカに亡命したのだという。ただ、ユダヤ人が大勢殺されて、自らの親戚も多く殺されたと涙を流した。
会議であった穂高は法の道へ導いて不幸にしたと寅子に謝罪し、新しい仕事を紹介すると言い出す。家庭教師の道を紹介し、家族のために嫌な仕事をしている寅子を救おうとする。しかし寅子はむしろこの道で生きる決心を新たにする。
家制度が変わることに反対する神保と議論した寅子は、民法を多くの人に知ってもらうためにどうすればよいか、はる(石田ゆり子)と花江にも意見を聞き、新たなヒントを得る。それは、法律が“文語体”で書かれ、カタカナばかり使われているために、一般の人にはわかりにくいことだった。そのことを意見した。昭和22年、いよいよ新しい民法が成立する。寅子たちの訴えがかなり通った民法が改正された。
やっとやり遂げたと思い、部屋に戻った寅子を待っていたのは、花岡の死の知らせだった。
【第11週(2024/6/10-6/14)あらすじ】
■第51話(月)
花岡(岩田剛典)が違法である闇市の食べものを一切拒否して栄養失調で亡くなったと聞き、衝撃を受ける寅子(伊藤沙莉)。花岡の死は法曹界のみならず、世間にも大きな衝撃を与える。気落ちする寅子に桂場(松山ケンイチ)は「我々にできることは泣くことではない」と声をかける。同じ頃、戦地から戻ったばかりの轟(戸塚純貴)も絶望していた。轟は再会したよね(土居志央梨)に苦しい胸の内を打ち明ける。
■第52話(火)
GHQからの通達により、桂場(松山ケンイチ)らは家庭裁判所設立に向けて動き出す。家庭裁判所設立準備室に異動することになった寅子(伊藤沙莉)。上司の多岐川幸四郎(滝藤賢一)はとにかく変わった人物のようで、寅子は不安を覚える。寅子たちの仕事は、従来からある少年審判所と新しくできた家事審判所を合併させ、2カ月後には全国に家庭裁判所を発足させる、というものだった。
■第53話(水)
家事審判所と少年審判所の合併の話し合いはまったく進展しない。しかし多岐川(滝藤賢一)には今一つやる気が感じられない。戸惑いながらもできることを模索する寅子(伊藤沙莉)は多岐川に直接交渉を試みる。すると多岐川はなぜ早く言わないと寅子を叱責。多岐川は久藤(沢村一樹)の元に寅子を連れて行き、アメリカのファミリーコートの話を聞かせる。多岐川の熱意を初めて感じ、意外に思う寅子。
■第54話(木)
酔って寝てしまった汐見(平埜生成)を多岐川(滝藤賢一)と自宅に送り届けた寅子(伊藤沙莉)。出迎えた汐見の妻・香子は寅子のよく知る人物だった。多岐川から追い出される形で帰宅した寅子は納得がいかないが、はる(石田ゆり子)からは「生きていれば色々ある」と諭される。翌日、汐見から事情を説明された寅子は何か自分にできることはないかと問うが、できることはないと多岐川に断言されてしまう。
■第55話(金)
家事審判所と少年審判所の合併に関して、依然として説得を続ける寅子(伊藤沙莉)だが、うまく行かない。そこで、寅子は「東京少年少女保護連盟」のメンバーとして活動する弟・直明(三山凌輝)に賭けてみることに。少年審判所の壇(ドンペイ)と家事審判所の浦野(野添義弘)は果たして直明の言葉に耳を貸すのか。年明け1月1日の家庭裁判所発足に向けて、家庭裁判所設立準備室の面々の奮闘が続く。
■スタッフ他
脚本: 吉田恵理香
主題歌:米津玄師「さよーならまたいつか!」
語り: 尾野真千子
出演:伊藤沙莉,石田ゆり子,森田望智,土居志央梨,桜井ユキ,平岩紙,ハ・ヨンス,戸塚純貴,岩田剛典,三山凌輝,名村辰,平山祐介,羽瀬川なぎ,沢村一樹,松山ケンイチ,滝藤賢一,岡部たかし,平埜生成 他
<総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
<BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時00分~11時30分[再]
(土)午前9時45分~11時[1週間分]
◇NHK朝ドラ「虎に翼」番組公式サイト
◇ NHK朝ドラ「虎に翼」番組公式X(Twitter) @asadora_nhk
◇ NHK朝ドラ「虎に翼」NHK-PRサイト
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