「サムシクおじさん」第12−13話:クーデターは決行されるのか?思わぬ黒幕の存在にピンチに陥るソン・ガンホ

06月15日19時56分ドラマ
Disney+ (ディズニープラス)「スター」にて独占配信中

名優ソン・ガンホがドラマ初主演の韓国ドラマ「サムシクおじさん」。Disney+ (ディズニープラス)のコンテンツブランド「スター」にて、6月12日(水)に配信された第12−13話では、大統領選挙が終わり、いよいよクーデター決行が目前に迫る中、サンに対する疑惑が描かれ、更に思いもよらぬ黒幕の登場にサムシクおじさんの計画が狂い始めた。気になるあらすじをチェックしてみよう。(ネタバレ)

【「Disney Plus」で独占配信の韓国ドラマ】



「サムシクおじさん」は、1960 年代の韓国を舞台に、自国の運命をなんとか好転させようと奔走する野心あふれる理想主義的な政治家キム・サン(ピョン・ヨハン)と、影で暗躍する謎の政治フィクサー、サムシク(ソン・ガンホ)を描く骨太のヒューマン・エンタテインメント。⇒【各話のあらすじと見どころ】

■キャスト
サムシクおじさん/パク・ドゥチル:ソン・ガンホ
キム・サン:ピョン・ヨハン
カン・ソンミン:イ・ギュヒョン
チョン・ハンミン:ソ・ヒョヌ
 ほか

■第12話「溶鉱炉」あらすじ
サムシクDisney+ (ディズニープラス)「スター」にて独占配信中1946年。かつて塩田で働いていたテミン(チ・ヒョンジュン)は幼い子供が労働力として大人に搾取され使い捨てられていくのを見て心を痛めていた。後にソンミン(イ・ギュヒョン)が世直しのために設立したテロ組織の核心メンバーとして活動するも、国会議員となって搾取する側に回ってしまったソンミンに失望し、彼を最後の標的に定めた。

1960年3月に行われた大統領選挙ではサムシクおじさん(ソン・ガンホ)がソンミンに命じられた通り、自由党が劣勢の地域の投票箱を盗ませるが、投票箱を載せたトラックはテミンに強奪されてしまう。知らせを受けたサムシクは慌て、サン(ピョン・ヨハン)に相談するが、サンもまた軍のクーデターを阻止するために匿っていたハンリム(リュ・テホ)がハンミン(ソ・ヒョヌ)らの手引で軍に合流しクーデター目前の状況だと伝えた。しかし、のちの取り調べでハンミンはサンもクーデターに賛成し、ドゥシク(ユ・ジェミョン)を大統領に掲げようとしていたと証言。

一方、ヨジン(チン・ギジュ)は父を殺したテミンからの連絡に驚く。待ち合わせ場所に向かうが、テミンを捕まえようとするサムシクによって手下が彼女を尾行していた。サンはアン会長(チュ・ジンモ)の次男ギチョル(オ・スンフン)が兄の暗殺事件の真相を知っていることをサムシクに警告し、二人を会わせようとする。

何とかヨジンとの接触に成功したテミンだが直後に銃撃を受け逃走。追っていたヨジンはサムシクとサンと鉢合わせし、サンの人柄を変えてしまった張本人がサムシクだと気づいた。開票の結果、大多数の支持で大統領の再選が決まるが、ハンミンはなかなか動こうとしないハンリムに憤りを覚えていた…。当時を振り返ったハンミンは取り調べの後、サンに真実を話すよう命を乞いながらも軍施設で処刑されてしまう。



■第13話「恐ろしい男」あらすじ
サムシクDisney+ (ディズニープラス)「スター」にて独占配信中1954年。アン会長の長男ミンチョル(リュ・ジュハン)に見下されながらも国会議員になったソンミン。しかしミンチョルの要求はエスカレートし、ソンミンは青優会にサムシクを入れる代わりにミンチョルの暗殺を実行させた。

ギチョルと会うことになったサムシク。この頃韓国には国連の調査団が訪れ、異様な空気を醸し出していた。ギチョルは兄の暗殺事件への関与を否定するサムシクに、ソンミンの法的な抹殺と宣言し揺さぶりをかけた。再びヨジンと接触したテミンは不正選挙の証拠になる投票箱をヨジンに託し、真実が世間に露呈するのも時間の問題となった。

サムシクはクーデターの裏にギチョルがいることに気づき、これまで父親までも欺き続けてきたギチョルの恐ろしさを痛感するが、既に遅かった。更にサンとの会話をソンミンに聞かれてしまい、彼に隠してきた不都合な状況も全て知られてしまう。クーデター阻止のためにサムシクが取った行動は、投票箱盗難報道による国民の暴動を理由とした戒厳令で軍を足止めする作戦だった…。

■見どころ
第12−13話では、いよいよ大統領選挙が実施され、サムシクらが関与した不正操作でソンミンら自由党が圧勝し大統領が再選を果たした。ここで軍のクーデターを阻止するために匿っていたハンリムがハンミンらの手引で軍と合流してしまっていたことが明らかになり、先週配信分と同様、ハンミンとサンの供述の食い違いから、サンがクーデターに反対していたのか、裏でクーデターを指揮していたのか疑惑が描かれた。

アン会長の次男ギチョルが本性を現し、クーデターの黒幕だと判明したほか、テミンが起こした行動がサムシクおじさんの計画を狂わせていき、ヨジンにも一連の出来事との関連を気づかれてしまう。サンがクーデターに対してどういうスタンスだったのかは今回も明らかにはされず、取り調べ時点との繋がりもいまだ明かされていないが、第12話ではハンミンが銃殺刑に処される衝撃の展開を迎えた。また第13話では浜辺で遺体が見つかるのだが、これがいつの時点で犠牲者が誰なのかも明らかになっておらず、この後のストーリーに注目が集まる。

本作では時の大統領名や組織など架空の要素が多く存在はするものの、同じくディズニープラス スターで独占配信中のイ・ジェフン主演「捜査班長1958」も1958年から1960年代初頭の同じ時代背景を舞台にした作品だ。合わせて視聴すると当時の韓国の世相についてより深く理解できるに違いない。

「サムシクおじさん」は初回のみ5話が一挙公開され、以降水曜に2話ずつ配信、最終週は3話一挙公開となる予定だ。

韓国ドラマ『サムシクおじさん』|本予告

■スタッフ
監督・脚本:シン・ヨンシク「カシオペア」

YouTube|予告編(日本語字幕)

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