「虎に翼」母・石田ゆり子は亡くなったが、判事補の伊藤沙莉はまた一つ成長した!第12週ネタバレと第13週予告

06月22日09時04分ドラマ
©NHK

家庭裁判所が徐々に世の中に浸透してゆくが、戦争孤児の問題はなかなか解決しない!それでも寅子(伊藤沙莉)は日々忙しく働く!NHK朝ドラ「虎に翼」の第13週「女房は掃きだめから拾え?」(6月24日~6月28日)のあらすじとみどころを紹介!予告動画は番組公式サイトに公開されている。



日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ三淵嘉子をモデルにした「虎に翼」の第12週が6月17日から放送された。家庭裁判所の設立に尽力した寅子(伊藤沙莉)は、桂場(松山ケンイチ)に連れられて初代最高裁判所長官(平田満)の元へゆく。そこで告げられたのは、待望の「判事補」就任だ。長年の夢である裁判官になることができた。しかし、判事補としての仕事よりもまずは戦争孤児たちの対応に追われる。そして出会った少年達。そのリーダーの道男(和田庵)を家に引き取ることに賛成したはる(石田ゆり子)が亡くなってしまった。

上野で少年たちの生活を視察していると、小橋(名村辰)がスリにあってしまう。その犯人を追いかけてゆくと、よね(土居志央梨)が以前働いていたカフェの建物についた。そこにいたのはよねと轟(戸塚純貴)だ。轟は判事補になった寅子を喜んでくれるが、よねの態度は冷たい。さらにそこに小橋や稲垣(松川尚瑠輝)もやってきて、法科時代の仲間が大集合した形となった。

リーダーの道男の引き取り手が現れず困った寅子は家に連れ帰る。そんな道男にはるは“普通”に接する。しかし、道男が花江(森田望智)に自分が亡き夫の代わりになれないかと言ったことから一悶着起こってしまう。そして、家族全員が道男に向ける視線に傷ついた道男は家を出てしまった。はるは心労で倒れ、死ぬ前に一度、道男に会いたいという。道男を抱きしめてあげたかったのだ。一人で生きてきた道男の辛さを心の底から理解していたのははるだった。

道男を探す中で、寅子はよねと轟の事務所に向かう。よねがあまりにも寅子を拒絶しているのは以前、寅子が自分の前から去って行ったような思いをもう二度としたくないからだとわかった。

6月24日から放送される第13週は、梅子(平岩紙)との再会が待っている。夫と離婚している梅子だが、寅子の前に姿を表すのは、夫の遺言、相続について家庭裁判所に関与してほしいからだ。長男がすべてを相続するのか、子ども達に均等に相続させるのか、祖母(鷲尾真知子)は一緒に暮す三男へ多くの遺産を渡して欲しいといいだす。家庭裁判所はどういう判断を下すのか。

【第12週(2024/6/17-6/21)ネタバレあらすじ】
昭和24年1月、ついに家庭裁判所が発足。多岐川(滝藤賢一)は寅子(伊藤沙莉)たちに家裁の「五つの性格」について聞かせる。それは、独立性格、民主的性格、科学的性格、教育的性格、社会的性格だ。設立記念のパーティーの後、寅子は最高裁長官の星朋彦(平田満)から新たな辞令を受ける。これまでの仕事に加え、東京家庭裁判所判事補を兼務することになった。念願の「裁判官」として、寅子の新しい仕事が始まった。

まずは少年達の実態を知るために寅子たちは上野に視察に出かける。すると小橋(名村辰)がスリにあってしまった。少年をおいかけると、別の少年に財布を渡していた。寅子はその少年をおいかける。スリの少年たちのリーダー・道男(和田庵)はよね(土居志央梨)と轟(戸塚純貴)の二人で開いている法律事務所に駆け込んでいった。寅子はよねと轟がいることに驚く。まずは生きていたことを喜ぶ。ただ、寅子が判事補になったと聞いて喜ぶ轟と対照的によねは冷たい態度を取る。多岐川は子供たちに必ず手を差し伸べると約束する。

当時、子ども達を街から連れてきても預かれる場所は限られていた。道男もつかまって家裁にきたが、引き取られずに、“解放”されることになる。寅子に道男は「もう一度、警察を殴る」といい、そうすれば刑務所に入れるからと平然と答える。そんな道男を寅子は家に連れ帰ることにした。

はる(石田ゆり子)の了承を得て、行く当てのない道男を猪爪家に居候させることになった。花江(森田望智)やその息子たち、寅子の娘も道男をみて怖がる。はるは道男の食事のマナーを指導しようとするが、反論されてしまう。

寅子の判断は職場でも無茶だと反対されるが、他に方法はないと食い下がる。道男の預かり先が見つかるまで何日か早めに帰宅したいと申し出た寅子に対し、多岐川は全国の家庭裁判所の視察に同行しろと告げる。寅子が出張している間も道男は当然猪爪家にいることになる。花江が亡き夫のスーツを仕立て直し、道男に着せると、その姿に直道(上川周作)を思い出して涙してしまう。そんな花江に「僕が代わりになれないか」と言ってしまい、花江は戸惑い、息子達は怒り出す。そして、そんな様子をはるも冷たい目で見てしまった。

「結局、そんな目で見ていた」と猪爪家を飛び出した道男。泊めると言い出したのは自分だと責任を感じているはるは心労がたたって倒れてしまう。医者の診断はその夜もつかどうかということだった。はるはもう一度道男に会いたいと願う。寅子ははるに会わせようと道男を探しに行き、上野のよねと轟を訪ねる。最初は意地になっていた道男だったが、寅子の懇願により、猪爪家に戻る。するとはるは道男を抱きしめた。そして「一人でよくがんばりました」と声をかけた。

はると心ゆくまで語り合った寅子たち。花江は道男からの謝罪を受け入れる。道男は実は猪爪家の子どもになりたかったのだ。道男の将来に対して自分に何ができるか悩む中で、寅子は懐かしい人との再会を果たす。それは道男にとっても、希望の光となる再会だった。その人物とは、裁判の傍聴マニアの寿司職人の笹山(田中要次)だった。戦前に一度は鮨屋を閉めたが、もう一度、再開させると聞き、寅子は道男がそこで住み込みで働けないかと頼んだ。道男もやる気を出して「一人前になったら、高級な寿司を猪爪家の人にごちそうする」と約束した。

はるが頼んだとおり、これまでの日記を燃やす。寅子は自分の母親がはるでよかったという。

道男は不処分となり、笹山のもとへゆく。寅子が忙しく働く中、梅子の夫がなくなった。離婚している梅子だが、夫が亡くなる時、そばにいた。



【第13週(2024/6/24-6/28)あらすじ】
■第61話(月)
寅子(伊藤沙莉)は「特例判事補」になり仕事が増えて大忙し。多岐川(滝藤賢一)は家庭裁判所の存在を広く知ってもらうために「愛のコンサート」を開くと言い出し、出演歌手の交渉を寅子に任せる。ある日、家庭裁判所の当番を担当した寅子の元にやってきた女性・元山すみれ(武田梨奈)の相談は、寅子のよく知る人物の家庭に関わるものだった。

■第62話(火)
元山すみれ(武田梨奈)が持つ遺言書の検認に立ち会うためにやってきたのは、梅子(平岩紙)と三人の息子たち、そして義理の母・常(鷲尾真知子)だった。寅子(伊藤沙莉)は梅子との再会を喜び、轟(戸塚純貴)とよね(土居志央梨)の事務所に案内する。一方、猪爪家では花江(森田望智)が一人で家族全員を支える状況が続いていた。

■第63話(水)
大庭家の問題は解決せず、家裁に調停の申し立てが行われた。梅子(平岩紙)は息子たちが均等に分けることを望むが、長男・徹太(見津賢)は他の兄弟に相続放棄を迫る。当初は徹太の相続に同意していた常(鷲尾真知子)だったが、長男夫婦の世話にはなりたくない、三男・光三郎(本田響矢)により多く相続して欲しいと言い出す。裁判官としてしか関われない寅子(伊藤沙莉)は梅子を案じていた。

■第64話(木)
寅子(伊藤沙莉)と多岐川(滝藤賢一)は代議士・立花幸恵(伊勢志摩)と共にラジオ番組に出演。家庭裁判所の存在は広く知られるようになる。寅子の活躍の一方で、よね(土居志央梨)、轟(戸塚純貴)、そして梅子(平岩紙)は予想もしていなかった事態に直面していた。

■第65話(金)
「愛のコンサート」に出演する歌手が決まり、一安心の寅子(伊藤沙莉)。花江(森田望智)は梅子(平岩紙)にある秘密を告白する。梅子の言葉から、これまで一人で頑張り過ぎていたと考えた花江は直明(三山凌輝)や子供たちに手抜きをさせてほしいと提案する。

■スタッフ他
脚本: 吉田恵理香
主題歌:米津玄師「さよーならまたいつか!」
語り: 尾野真千子
出演:伊藤沙莉,仲野太賀,森田望智,平岩紙,ハ・ヨンス,平埜生成,三山凌輝,名村辰,松川尚瑠輝,飯田基祐,武田梨奈,和田庵,見津賢,堀家一希,本田響矢,鷲尾真知子,平田満,沢村一樹,滝藤賢一,松山ケンイチ,他

 <総合>(月~土)午前8時~8時15分/午後0時45分~1時[再]
 <BSプレミアム>(月~土)午前7時30分~7時45分/午後11時00分~11時30分[再]
   (土)午前9時45分~11時[1週間分]

NHK朝ドラ「虎に翼」番組公式サイト
NHK朝ドラ「虎に翼」番組公式X(Twitter) @asadora_nhk
NHK朝ドラ「虎に翼」NHK-PRサイト

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