テレビ大阪「太宗イ・バンウォン~龍の国~」(36話)第6-10話あらすじ:チュ・サンウク、恩師を殺害しようとするが…
テレビ大阪で放送中のチュ・サンウク主演「太宗(テジョン)イ・バンウォン~龍の国~」はチュ・サンウク主演の本格時代劇。7月3日からの第6話~第10話のあらすじと見どころを紹介する。予告動画はYouTubeにて公開中だ。
「太宗(テジョン)イ・バンウォン」は高麗という旧秩序を崩し、朝鮮という新しい秩序を作り上げていった時期に、誰よりも朝鮮建国の先頭に立ったイ・バンウォンに視点を当てた本格時代劇。【「太宗イ・バンウォン」を2倍楽しむ】では時代背景や見どころ、各話のネタバレあり/なしのあらすじ、豆知識などまとめて紹介している。
■キャスト⇒李家の人々紹介(17名)
イ・バンウォン(太宗)役:チュ・サンウク
イ・ソンゲ(太祖)役:キム・ヨンチョル
元敬王后ミン氏役:パク・ジニ
神徳王后カン氏:イェ・ジウォン
イ・バンウ役:オム・ヒョソプ
ほか
原題:태종 이방원/製作:2021年
■第6話
ソンゲの信頼を取り戻せるよう、学問に励むように勧めるミン氏。そんなバンウォンの元に、ソンゲから連絡が入り、恭譲王に拝謁するよう命じられる。高麗を守ろうとするモンジュとその勢力は王につき、ソンゲとの真っ向勝負に出る。ソンゲは落胆するが、彼の決意を受け入れ、同志たちにモンジュに手を下してはならないと釘を刺す。ドジョンとバンウォンは罪人の証言を得るため清州 に向かう。
コンヤン王は、チョン・モンジュのことを「東方理学之祖」と称えたが、実在した鄭夢周も教育にも力を注いで多くの弟子を育成しこう呼ばれた。保守派のチョン・モンジュと革新派のチョン・ドジョン。イ・ソンゲは2人の友を両輪にし、腐敗した高麗を正すために改革を決意した。だが一人は敵となってもう一人を排除…。それでもモンジュへの未練を捨てないソンゲ。彼にとってモンジュは友であり人生の師であり、命のように大切にしている人物なのだ。 この回の詳しいあらすじと見どころ・場面写真などは5-6話/32話ネタバレで。
■第7話
モンジュの弟子がドジョンを弾劾する上奏文を上げ、ドジョンは流配となり、モンジュはソンゲに高麗の忠臣に戻る最後の機会を与えると告げる。そんな時、ソンゲの第一夫人でバンウォンたちの母ハン氏が危篤との知らせが。ハン氏は息子たちの到着を待たずにこの世を去る。イ・ソンゲは泣き続ける息子たちに、供養が済んだら元の生活に戻れと話し、唯一学識のあるバンウォンには3年喪に服して墓守して欲しいと頼む。弔問に来たモンジュと語り合うバンウォン。モンジュが眠る間、バンウォンはモンジュを殺そうとして思い留まるが…。
父から三年喪を命じられたバンウォン。この先、バンウォンが勝手な行動をさせないためのイ・ソンゲの作戦のようにも思えるが、心配の種が向こうからやってきた。寝入ったモンジュに短刀を振り上げたバンウォン。歴史に詳しい時代劇ファンならチョン・モンジュがここで死ぬはずはないと察したはず。その見立て通りの展開。
残虐になっていくモンジュに対して、ソンゲは相変わらず彼を守ろうとする。この回の詳しいあらすじと見どころ・場面写真などは6話/32話、7話/32話ネタバレで。
■第8話
ソンゲは明から戻る世子を迎えに黄州 へ行き、そこでその帰りに落馬して意識不明になってしまう。ソンゲの落馬の知らせを聞いたモンジュは、ソンゲ側の大臣たちを失脚させ流配にする。バンウォンは父の健在を知らしめるために意識不明のソンゲを強引に開京へ連れ戻す。モンジュは失脚させた大臣たちを処刑しようと躍起になるが、ソンゲを恐れた王は保身に走る。
実在した鄭夢周(チョン・モンジュ)が殺害されたのは1392年4月26日。開京の善竹橋でのこと。これまで一枚岩だった嫁ミン氏と姑カン氏の間にわだかまりができはじめるのもこの回。第一夫人亡きあと、ソンゲが王位に就けば王妃になるカン氏。一方、父ミン・ジェ(キム・ギュチョル)から、ソンゲはバンウォンを世子にするつもりだろうから、くれぐれも父に逆らうことのないようにと釘を刺されていたミン氏。嫁姑共に願いはソンゲを王にすることだが、その先にある夢の“世子の席”に座らせたいのは違うようだ。私兵たちとモンジュの市中の細い道を馬で激走するシーンはなかなかの見ごたえだ。この回の詳しいあらすじと見どころ・場面写真などは7-8話/32話版ネタバレで。
■第9話
一族が窮地に追い込まれるのを見かねたバンウォンは父親の命令に背き、モンジュの殺害を決心する。そして、ソンゲを見舞った後に自宅へ向かうモンジュを殺害する。バンウォンの計画が成功すると一族は胸をなで下ろすが、ソンゲは烈火のごとく怒りバンウォンを追い出してしまう。それを見たカン氏は、ソンゲを説得することを約束するが、カン氏は夫を慰めながら、「成長した猛獣は親をも襲うもの」の言葉で夫の息子たちへの怒りを巧みに増幅させる。
モンジュの死が意外とあっさりと描かれており、スポットは残されたソンゲの嘆きに当てられたことで、カン氏の企みが際立った。王にするために強引なドジョンに対して、カン氏のやり方は実に巧妙。我が子を使って夫を癒し、「どんな決心でも従います」と殊勝な言葉と「宿命」の言葉で夫の消えかけた夢に火をつける。果たしてバンウォンが義母カン氏の裏切りに気づくのはいつか?国璽または玉璽は国の印章。これ自体が王を象徴する神物で、即位式では、先代王の遺言と一緒に引き継がれた。この回の詳しいあらすじと見どころ・場面写真などは8話/32話版、9話/32話版ネタバレで。
■第10話
復権したドジョンは大妃に王の廃位を迫り、高麗の終わりを告げる。臣下たちは国璽を持ってソンゲの家に向かい新しい国王になってほしいと頼む。ソンゲは一度は断るものの臣下たちが懇願する姿を見て国璽を受け取る。家の外で待機していた5人の息子たちは祝杯を上げるが、ソンゲは王の即位式に5人の息子を参加させず、両者の溝は深まっていく。
国璽または玉璽は国の印章。これ自体が王を象徴する神物で、即位式では、先代王の遺言と一緒に引き継がれた。父の即位式のために官服をまとって王宮へ向かうが、またもや門前払いされ、門番たちに刀まで突き付けられてしまう。この回の詳しいあらすじと見どころ・場面写真などは9-10話/32話ネタバレで。
◇テレビ大阪「太宗イ・バンウォン」番組サイト
2024年6月26日スタート 月~金8:00-9:00
◇YouTube|予告動画
【作品詳細】【「太宗イ・バンウォン」を2倍楽しむ】