「徹子の部屋」キム・スヒョン、「涙の女王」から次回作「ノックオフ」、“ギンギラギンにさりげなく”選曲の理由など明かした
7月19日、テレビ朝日「徹子の部屋」に大ヒットの韓国ドラマ「涙の女王」で主演を務めたキム・スヒョンが初登場し、司会の黒柳徹子とアジアツアー、趣味など多様な会話を交わした。公式Xに予告動画が公開されている。
「涙の女王」終映3カ月後にも冷めない人気を誇っているキム・スヒョン。6月22日と23日、ぴあアリーナMMで開かれたファンミーティングを全席売り切れとさせ、爆発的な人気を証明した。
【キム・スヒョン、「徹子の部屋」に初出演】
■キム・スヒョンの流ちょうな日本語に黒柳も感動
「涙の女王」を視聴していたという黒柳は、「お会いできるのを楽しみにしました」と挨拶。キム・スヒョンが「韓国の俳優のキム・スヒョンです」と流ちょうな日本語での挨拶をすると「お偉いわね~」と目を細め、自身も「감사합니다(ありがとうございます)と返した。
その後、キム・スヒョンのプロフィールを紹介。
■「涙の女王」のヒットについて
「徹子の部屋」の出演については、「「涙の女王」という良い作品に出会えて、「徹子の部屋」という素敵な番組に出演する機会が得たので、駆けつけました」と答えた。「涙の女王」のヒットについては、「初めからこれほどのヒットをするとは思わなかった」と前置きしながらも「愛の物語、家族の物語なら、良い反応があるかなと思っていました」とコメント。
■世界を魅了する“泣きの天才”
ドキドキしながら「涙の女王」を視聴したという黒柳は、キム・スヒョンの涙の演技を絶賛し、「星から来たあなた」での涙のシーン映像を紹介。「10年前で恥ずかしいです」というキム・スヒョンに「変わらないですね」と驚く黒柳。
涙の演技について訊かれると「ほかの俳優さんは分かりませんが、ぼくは涙が主人公でなく、ぼく自身がモている悲しみや痛みに集中します」とし、「涙を流していなくても、感情を伝えることもありますが、ぼくは個人的にそうした感情移入が好きです。」と話した。
■日本のファンを沸かせた“昭和の名曲”
黒柳から、アジアツアーを契機にファンクラブの会員数が5倍になったと説明し、6月に行われた日本のファンミーティングの映像を紹介。その中で流れた「ギンギラギンにさりげなく」の熱唱シーンに驚く黒柳が、「近藤真彦さんとは親しい仲」と説明すると、キム・スヒョンは「母親が勧めてくれた」と選曲の理由を語った。
また、歌詞を作曲したのが有名な作家だと聞いたキム・スヒョンは、深くうなずき「『ギンギラギンにさりげなく』というフレーズは普段使われる言葉ですか?」と、鋭い質問をするなど、日本語への興味を示した。
●6月22日日本ファンミーティングレポート⇒【6/22取材レポート】
■好きな食べ物
日本の食事は全て好きと言うキム・スヒョン。「焼肉、うな丼を食べて、この後、トンカツを食べるつもりです」と話し、ひいきの店を聞かれると「韓国では、『衣を着せると靴でも美味しい』ということわざがあります」と、手振り身振りで紹介し、良い材料を使ったトンカツはみんな美味しいと持論を展開した。
■内気な少年からスター俳優に
かわいい幼少期の写真2枚と共に幼少期について質問されると、「友人たちとはいたずらしたり、ふざけたりしたんですが、徐々に内気、内向的な少年でした」と答えた。
当時、将来の夢を特別に持っていなかったというキム・スヒョンは、「俳優への夢」を聞かれると、「内気な性格のために、母から演技でも習ってみればと勧められた」と答え、「初めの頃は台本を手にして震えながら台詞を言いましたが、少しずつ震えも緊張もしないようになりました。ある日、本当に小さな演劇公演をした時のカーテンコールでの拍手に喜びを感じました」と、俳優としての目覚めを語った。「当時の友人たちは、今の僕だと気づいていないかも」とジョークで笑わせた。
■山登りの魅力
活動的なキム・スヒョンは「日ごろから自転車に乗るようにし、登山や最近はゴルフもしています」とオフタイムの写真と共に紹介した。「登山を始めたのは長くないですが、山に登ると心の中が整理され、解決できなかった悩みも解決できるような気がします。」と登山の魅力を語った。
■北海道1周一人旅
また、2016年ごろに北海道を10日間旅したことにも言及し、北海道の形を手のひらを広げて説明し、道内を12日間かけて回ったと説明。当時、黒ずくめの完全防備に、行きかう人たちは「怪しい人を見るように怖れた」と説明し、「この場を借りておわびします」と公開謝罪をする一幕も。そんな旅ではコンビニやラーメン店をしてきたが、終盤ではホテルでコース料理も食べて、すべて美味しかったと、その旅で3キロも太った理由を明かした。
■次回作紹介と日本のテレビ出演について
次に、次回作についての質問があると、「8月から撮影開始し、『넉 오프(knock off)』と言う作品です」と紹介。立て続けの作品出演だが、「ブラブラするのも好きですが、時期的に今はブラブラできない時期のようです」と笑った。
※「ノックオフ」は、1997年の外国為替危機時代から2000年代初期を背景に、「コピー商品」市場での物語を描いた作品。ドラマ「むやみに切なく」、「秘密の森~深い闇の向こうに~」、「剣の詩」などを演出したパク・ヒョンソクPDの新作。
日本でのテレビに出演した感想については「本来トークショーは苦手ですが、登場した時から徹子さんが温かいまなざしで見つめてくださって緊張せずに話せました」と感謝を伝えた。
■日本のファンに向けて
キム・スヒョンはカメラに向かって、「この度は『涙の女王』という作品にたくさんの愛情・声援を送ってくださいまして、心より感謝します。今後も、素敵な作品、そして素敵な演技で皆さんのご恩に報いていきたいと思いますので、見守ってください。ありがとうございます」と爽やかなガッツポーズで締めくくった。
「これからもスヒョンさんの作品を楽しみにしていますね」という黒柳に「徹子さんもいつまでもお元気でお過ごしください」と伝えるキム・スヒョン。「また韓国でお会いしましょう」の言葉で楽しい30分のトークショーは終わった。
※キム・スヒョン紹介
※キム・スヒョンは、「太陽を抱く月」や「星から来たあなた」で日本でも人気の韓国俳優。3月9日からNetflixで独占配信スタートした「涙の女王」の世界的なヒットで、日本でも絶大な人気を誇った。
なおポップアップストアが、7月28日まで東京・タワーレコード渋谷店のTOWER SPACE SHIBUYA内で営業中だ。
◇徹子の部屋【公式】X
◇テレビ朝日「徹子の部屋」番組サイト
【作品詳細】【「涙の女王」を2倍楽しむ】