「グッド・パートナー」第3−4話:チャン・ナラ不倫夫との離婚を決意し、退職しかけたナム・ジヒョンを担当に指名

07月21日15時00分ドラマ
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7月19、20日に放送されたSBS金土ドラマ「グッド・パートナー」第3−4話では、夫の不倫を知りながらも静観していたウンギョン(チャン・ナラ)がユリ(ナム・ジヒョン)の正義感溢れるお節介で離婚を決意し新米のユリを担当に指名し泥沼離婚裁判の始まりを予感させた。あらすじと見どころ、感想などを紹介する。次回の予告動画はYouTubeにて公開中だ。



「グッド・パートナー」は、離婚が“天職”であるスター弁護士チャ・ウンギョンと離婚が“初めて”の新米弁護士ハン・ユリの冷たくて熱いヒューマン法廷オフィスドラマだ。【「グッド・パートナー」を2倍楽しむ】ではネタバレあらすじと見どころ、キャスト紹介などまとめている。



■キャスト

チャ・ウンギョン役:チャン・ナラ
ハン・ユリ役:ナム・ジヒョン
ジョン・ウジン役:キム・ジュンハン
ジョン・ウンホ役:ピョ・ジフン
キム・ジサン役:ジ・スンヒョン
チェ・サラ役:ハン・ジェイ
ほか



■第3話あらすじ

ユリ(ナム・ジヒョン)から夫ジサン(ジ・スンヒョン)の不倫を告げられても動じなかったウンギョン(ジャン・ナラ)。彼女は夫と自分の秘書サラ(ハン・ジェイ)の不倫に気付いた経緯を振り返った。いくつかの不自然な兆候の後、彼女はジサンのオフィスでサラとのまるで夫婦のような記念写真を見つけてしまったのだ。ウンギョンとジサンの夫婦生活はもともと破綻状態を迎えていた。14回目の結婚記念日、ジサンは家庭を顧みなかったウンギョンを口実に離婚を迫りきつい言葉を浴びせる。動じないふりをしていたウンギョンは結局渡そうとしていた長年の約束の腕時計を渡せずに終わってしまう。

正式に一人前の弁護士としてクライアントを割り当てられたユリだが、最初に担当したのは「特別管理対象」リストに入っているジンスク(キム・ジョンヨン)だった。彼女は長年連れ添った酒乱夫から暴力を振るわれ、娘に促されながらも夫への情が断ち切れず、離婚相談の規定上限の5回目を迎えても離婚をするのかしないのか煮えきらない態度を崩せなかった。離婚をするにもある種の資格が必要と説くウンギョンだが、じゃあなぜ自分は離婚しないのかと疑問をぶつけるユリ。自宅に帰ったユリはサラが同じマンションの住人で、訪ねてきた母(ソ・ジョンヨン)とすっかり親しくなっていたことにより頭を悩ませる。

再び離婚する意思が揺らいで酒乱夫のもとに戻ろうとするジンスクを止めたユリだが、夫は自殺未遂を図ってジンスクに責められた彼女はショックを受ける。一命を取り留めた夫に暴力を振るわれながらも離婚訴訟をキャンセルしたジンスクにウンギョンは別の提案を始め、ユリには人としてのユリと弁護士ハン・ユリは分けたほうがいいと彼女なりに慰めた。彼女にはジンスクら夫婦がそう簡単には変わらずいつか「前だけを見て」結局離婚に至ることが予想できていたのだ。それでも良心と仕事を区別することに思い悩んだユリは仕事を辞めると告げ、サラの住所を書いたメモをウンギョンに手渡す。考えながらもメモの住所を訪ねたウンギョンは夫ジサンとサラがまるで夫婦のように買い物を楽しみ、事実上同棲しているのを目の当たりにし、自らも「前だけを見る」瞬間が訪れた。

誰もいなくなったオフィスを去ろうとするユリを引き止めたウンギョンはこれまでのアドバイスを翻し、彼女の正義感を認めて自身の離婚訴訟の担当を任せるのだが…。





■見どころ・感想など

第2話終盤で自分が目撃したジサンとサラの不倫を悩んだ挙げ句ウンギョンに伝えるも、既にウンギョンはそのことを知っていて衝撃を受けたユリ。第3話ではウンギョンが夫の不倫に気付いた過程や、現在の夫婦関係が初めて描かれ、第2話までに描かれた円満な夫婦の姿や、渡せずに終わってしまった腕時計が印象的だった。

新たな離婚訴訟のクライアントとしてキム・ジョンヨン演じるジンスクと酒乱夫の熟年離婚を進める中で、人としての正義感や良心を捨てきれないユリが、クライアントの選択に賛同しきれず葛藤を重ね、遂には退職を決断するまでに至るまでが描かれた。また、10年来の同僚であるウジンがウンギョンには打ち明けられない感情を抱いていることや、彼女とほぼ同じタイミングでジサンとサラの関係を目撃してしまっていたことが明らかになった。強く理論的な女性として冷たく捉えられてしまうウンギョンだが、葛藤するユリにアドバイスを与え「私なりに励ましたつもり」と付け加えるあたりに温かみを感じ、終盤ではユリに渡された住所を訪ねて夫の不倫現場を直接目撃したことで、彼女の中でも何かが動き、ユリに離婚訴訟を担当させるという泥沼の離婚裁判の幕開けを予想させる展開が期待大。全国視聴率は前回を上回る10.5%(ニールセンコリア調べ)を記録し、絶好調だ。

チャン・ナラ、離婚決意しナム・ジヒョンと反撃ののろし上げて視聴率10%台に…“OST強者”が第1弾OST担当



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■第4話あらすじ

ジサンとサラに訴状を送り、奇襲をしかけたウンギョン。驚いたジサンからも電話で責められるが心を鬼にして強く振る舞う。一方、弁護を任されたユリがなぜ自分を選んだのか?事務所を辞めさせないためかと尋ねると、ウンギョンは自分と考え方が違うユリが必要だと考えを明かした。一方のジサンもベテラン弁護士サンジュ(キム・ビョンチュン)を雇い、財産分与と娘ジェヒの養育権を求めて示談を進めようとするが、サラは養育権には不満そうな表情を浮かべた。

新たにユリが担当した離婚裁判のクライアントは実業家のヒョンソン(チョン・ソギョン)だった。妻と二人の娘をアメリカに送り、必死に働いて仕送りを続けていた彼だが、妻は浮気するようになり5年前に夫婦生活は破綻。次女が成人するまで生活費を送り続けたヒョンソンだが、会社が上場した途端に妻は態度を変え、離婚の財産分与で莫大な金額を手に入れようとしていた。

ある日、重要な仕事のせいでジェヒの送迎ができなくなってしまったウンギョンに半ば無理やり代役を任されたユリは、母顔負けの理論的な性格と洞察力で両親の離婚がどうなるのか核心をついてきた中学生のジェヒに苦笑いすることしかできず。ウンホ(ピョ・ジフン)との恒例の同僚同士の夕食で酒を飲みすぎ、それぞれが抱える人生へのフラストレーションを吐き出すところまでは良かったのだが…翌朝モーテルで目を覚ました二人は気まずい思いをしてしまう。そんな矢先、ウンギョンの離婚スキャンダルの記事を目にしたオ代表(チョン・ジェソン)は怒り心頭でウンギョンのもとに怒鳴り込むと、職員が見ている前で夫の職場内不倫を口にしてしまう。彼女のためにその場を収拾したウジン(キム・ジュンハン)は離婚訴訟の力になりたいと願うが、ウンギョンからは自分で何とかすると言われてしまう。

ジサンに呼び出されたウンギョンは示談には応じないときっぱり訴訟を進めることを宣言。対するジサンも彼女が母親失格だと罵り必ず後悔させるとウンギョンを牽制した。ヒョンソンの訴訟では妻が財産分与の割合を下げるという提案を持ちかけるが、ウンギョンは一銭も払わせるつもりはないと切り捨てた。父親失格と言われて弱気になったヒョンソンに対しても自身と状況を重ね、罵言に振り回されるなと助言した。突然現れたサンジュに示談にしろと言われても姿勢を変えないウンギョン。ユリもまた嫌味を嫌味で返しサンジュを無視。

迎えたヒョンソンの裁判では成人になったばかりの次女の証言で結婚生活が5年前に既に破綻していたことが立証され勝訴。子供を武器にした暴言に振り回されるなと再度助言をし、その晩、ユリと自分の離婚訴訟の話をしている時に話題が財産に及ぶと、「不倫した配偶者にも財産分与を求める権利はある」と言っていたかつての自論をひっくり返し、不倫した夫に分ける財産はないと一言。大人気なさを自覚した上での彼女なりの復讐だった。

頭を悩ませながら出社したユリはウンギョンとウジンが事務室内で親密そうな様子を遠くから見て衝撃を受けてしまう…。





■見どころ・感想など

不倫関係を知られていないと思っていたジサンとサラに訴状が送られるという泥沼の離婚裁判の火蓋を切って落とすような展開からいきなりスタートした第4話。ウンギョンの先制攻撃で優勢を感じさせる中で、長年愛した夫ジサンからのきつい罵言に涙をためながら心を押し殺すウンギョンの姿が彼女の隠された人間味を感じさせ印象的に描かれた。物語はチョン・ソギョン演じるヒョンソン夫婦の離婚ケースと、ウンギョンが家庭を顧みなかったという不倫の口実がたびたびリンクし、「親の資格とは?」というテーマをウンギョン自身が突き詰めていく様子が描かれた。

ウンギョンに密かに想いを寄せ続けるウジンが事務所での混乱を収拾する場面では、力になりたいのに気持ちを知らないウンギョンからはさらりと断られてしまう彼の複雑な心情が伝わってくる。

また、中盤の裁判所に向かうシーンでは突然現れて示談を勧めるベテラン弁護士サンジュに「高校卒業したてに見える」と未熟さを小馬鹿にされたユリも負けじと「そちらも定年を待つ校長先生みたいですね」と笑顔で一蹴するコミカルな場面があり、新米弁護士ユリも徐々に弁護士としての肝が座り始めていることを感じられる。

そして入社3ヶ月の差で先輩風を吹かせてくるお調子者の弁護士ウンホとユリの関係にも急展開が…!これまでにお互いタメ口で仕事の相談や愚痴を言い合えるよき戦友のような関係になっていた二人だが、いつものように夕食を一緒にして愚痴をこぼすうちに酒量を抑えられなくなり、翌朝ふたりして裸でモーテルで目を覚ますという超高速展開に、二人のラブラインを期待していた視聴者も衝撃を受けたに違いない。

離婚訴訟の行方やウンギョンとウジン、ユリとウンホの関係など気になる展開が広がりを見せ、次週放送への期待を高めた第4話は全国視聴率をさらに伸ばし13.7%(ニールセンコリア調べ)を記録。14%の視聴率で成功裏に終了した前クールのSBSドラマ「コネクション」に追いつく勢いを見せている。


自己最高13.7%記録、大混戦の週末ミニドラマ3本のあらすじと視聴率

第5話は、7月26日22時00分より放送。気になる次回予告は以下で視聴できる。但し、日本語字幕なし。

YouTube|第5話予告

「グッド・パートナー」は、SBSにて毎週金土曜日22時にから放送する。

YouTube|SBS金土ドラマ「グッド・パートナー」予告動画
「グッド・パートナー」公式番組サイト

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