「光る君へ」悲劇のヒロイン“定子”高畑充希、突然の崩御にネットも絶句!第28話ネタバレと第29話予告

07月22日10時47分ドラマ
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NHK大河ドラマ「光る君へ」(毎週日曜総合20時~、BS、BSP4K18時~)7月21日(日)放送の第28話「一帝二后」で、中宮・定子(高畑充希)突然の死に視聴者から悲しみの声が殺到。そして7月28日(日)放送の第29話「母として」でついにまひろ(吉高由里子)が物語を書く?予告動画は公式サイトで公開中だ。



「光る君へ」振り返り

7月21日放送の第28話では、高畑充希演じる定子の突然の崩御に、「突然すぎる・・・」「胸が苦しい」などネットにも悲しみの声が溢れた。また、前代未聞の「一帝二后」が実現する裏で、道長(柄本祐)が病に倒れ危篤状態に。倫子(黒木華)と明子(瀧内公美)が“道長の妻”の座を巡りバチバチに火花を散らす中、道長の夢に現れ、この世に戻したのはまひろ(吉高由里子)という、妻たちにとって皮肉な場面も描かれた。

そして7月28日放送の第29話では、まひろの父・為時(岸谷五朗)が再任叶わず越前から帰京する。予告で「できるかどうかわからないけど」と、物語を書くまひろの姿に、「ついに『光源氏』スタート?」「まひろが物語書いてる!」と、すでに視聴者からの注目を集めている。



■中宮定子、壮絶な最期

「夜もすがら 契りしことを忘れずは 恋ひむ涙の色ぞゆかしき」これは藤原定子が最期に残した歌のひとつ。「夜通し契りあった仲であることをあなたは忘れなければ 亡くなる私を想って泣く涙の色は何色なのでしょうか。」という内容のこの歌、当時悲しみが極まると血の赤い涙を流すと言われていたが、三度目の妊娠で体調がかんばしくない中、死を予感する悲しい歌を遺した定子。

他にも、「知る人も なき別れ路に 今はとて 心細くも 急ぎ立つかな」(誰も知り合いがいない死出の旅に出るのは、急なことでとても心細い)や、「煙とも 雲ともならぬ 身なりとも 草葉の露を それとながめよ」(私は空に雲とも煙ともならない身ですが、草の葉にある露を私だと思って下さい)という歌を遺しており、突然亡くなった定子の遺詠として知られている。最後の歌にある煙や雲は火葬の揶揄だと捉えた伊周が、荼毘に付す火葬ではなく、土葬にしたと言われている。

華麗なる藤原一族の姫君として生まれ、一条天皇に嫁いだ後、父の死や兄弟の失態をきっかけに転落人生を送り、出家してもなお、一条天皇の寵愛を受け、異例の還俗と、数奇な運命に翻弄された定子。聡明な定子を演じ切った高畑充希には「儚くも芯の強い定子様でした。高畑充希ちゃんの演技が素晴らしい!」「定子が退場って悲しすぎる」「高畑充希様が定子様でよかった!」と絶賛する声が寄せられた。



■第28話ネタバレあらすじ

年の暮れにまひろは道長との子を出産する。宣孝(佐々木蔵之介)は賢子と名付け、約束通り我が子として育て始める。一方、道長は国家安寧のため、入内させた娘の彰子(見上愛)を中宮にし、定子と后を二人にする「一帝二后」をもくろむ。詮子(吉田羊)や行成(渡辺大知)が一条天皇(塩野瑛久)の説得にあたるが、当の彰子が一条天皇の心を捉える気配がない。説得の甲斐あり、一条天皇が「一帝二后」に合意するも、時を同じくして、道長は忙しさのあまり体調を崩していく。

安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)により立后の日どりが決められた。彰子が儀式のため内裏を出ると、一条天皇は定子と皇子たちを内裏に呼び寄せた。「后を二人にすること 許せ」と体を寄せる一条天皇に、定子は自分こそお詫びをしなくてはいけないと語り出した。両親を亡くし、兄弟が身を落としていく中、帝の苦しみよりも自分の苦しみに心を捕らわれていた。「どうか私のことは気になさらず彰子様を中宮になさいませ。さすればお上の立場も盤石となりましょう」と告白した。

突然の定子の申し出に一条天皇は驚き「朕を愛おしく思っていなかったのか」と問うと、定子は慕ってはいるが、自分も家のために入内した身なので、彰子と変わらないと告げた。「これまでのことは偽りであったのか?」と疑念を抱える一条天皇だったが、それでも構わないと、愛情を定子に向ける。しかし定子は「人の思いと行いは裏腹にございます。彰子様とて。見えているものが全てではございません。どうか、彰子様とご一緒の時は私のことはお考えになりませぬよう」と涙ながらに訴えた。

内裏では彰子立后の儀が執り行われた。高松殿では、源明子が道長との間に生まれた子も、いつか彰子のように道長の役に立てることを願っていた。道長は「入内して幸せになることはない。」と権力より娘の幸せを望む中、突然倒れてしまい、明子が看病することになる。知らせを受け、土御門殿から倫子が飛んできた。病床で「うちでお倒れになればいいのに。でも大丈夫。あなたは死なないわ。」と枕元でささやき「どうぞ我が夫をこちらで看病ねがいますね」と明子に告げるのだった。

道長の体調不良は瞬く間に宮中に知れ渡った。宣孝から道長危篤に知らせを受けたまひろも動揺を隠せない。ある晩、道長は夢の中でまひろに出会う。「戻ってきて。」と引き留められ、道長は目を覚まし、一命を取りとめた。その頃、定子は三度身籠っていた。清少納言(ファーストサマーウイカ)は定子の体調を気に掛けながらも、定子と共にいつものように言葉遊びをして楽しい時間を過ごす。そしてその年の暮れ、定子は姫皇子を出産し世を去った。



■第29話あらすじ

まひろの娘、賢子が数えで3歳になり、まひろは子煩悩な宣孝と共に幸せな日々を過ごす。そして宣孝は任地へと戻るのだが・・・。まひろを案ずる道長は、越前国守の再任かなわず帰京した為時に子の指南役を依頼するが、為時はその申し出を断る。一方、土御門殿では、詮子の四十歳を祝う儀式が盛大に執り行われるが、詮子の体は次第に弱りを見せる。



「光る君へ」

NHK大河ドラマ「光る君へ」は2024年1月7日(日)総合20時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:大石静、出演:吉高由里子、柄本佑、黒木華、高畑充希、吉田羊、ユースケ・サンタマリア、佐々木蔵之介、岸谷五朗ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@nhk_hikarukimie」。第29話予告動画は番組公式サイトにて公開中。



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