連続テレビ小説「おむすび」神戸編キャストに緒形直人、キムラ緑子、ミルクボーイ内海ら6名発表、番組ロゴも決定

07月26日05時00分ドラマ
画像提供:NHKより

橋本環奈が主演をつとめる2024年度後期連続テレビ小説「おむすび」の神戸編&神戸キャスト発表、番組ロゴが発表された。関連動画などはまだ公開されていない。



連続テレビ小説『おむすび』

「おむすび」は、平成元年生まれのヒロインが、栄養士として、人の心と未来を結んでいく“平成青春グラフィティ”。どんなときでも自分らしさを大切にする“ギャル魂”を胸に、主人公・米田結が、激動の平成・令和を思いきり楽しく、時に悩みながらもパワフルに突き進む元気がもらえるドラマだ。


そんなドラマのタイトルになっている「おむすび」の日があるのをご存じだろうか?これは2000年に制定され、1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災が由来となっている。震災後、避難所で困っていた人々に周辺地域から多くの“おむすび”が届けられた。この支え合う姿を忘れないために、「おむすびの日」が設けられた。


ドラマ「おむすび」のタイトルには、人々の縁や結びつきを象徴する意味が込められている。「おむすびの日」もこのドラマで重要な役割を果たす。主人公・米田結(よねだ ゆい)は平成の始まりとともに生まれ、福岡・糸島に移り住むまでの約6年間を神戸で過ごした。彼女はさくら通り商店街にある理髪店を営む神戸の自宅で1995年1月17日を迎え、大きな震災を経験する。この経験が彼女の運命を大きく変えていく。





ロゴ画像提供:NHK(大島慶一郎)

■タイトルロゴ発表

ドラマと共に朝から皆様に元気を届ける、番組ロゴが完成した。デザインを担当したのは大島慶一郎。写真を用いたグラフィックデザインを軸に、ユーモアのあるビジュアル表現を得意とし、活動の場は広告、ファッション、音楽、など多岐にわたる。

大島は、を」主人公・米田結が栄養士として大切なものを結んでいく、その成長の過程を表現したタイトルロゴです。 食にまつわるさまざまな「栄養」を組み合わせて、「おむすび」を形作り、紐(ひも)で結んでいるかのような形状の文字を、野菜・果物・肉・魚などのカラーで彩りました。結ぶロゴにすることで、人と明るい未来を結び、リズミカルに上下している配置は、山あり谷ありの人生を乗り越えていく、主人公たちの歩みを象徴しています。カラフルなロゴが、視聴者の朝をポジティブな気持ちにしてくれることを願っています。」とロゴに込めた思いを語っている。





2025年の特別なドラマ

2025年1月17日、阪神・淡路大震災発生から30年を迎える。この節目に、連続テレビ小説『おむすび』は、阪神・淡路大震災の瞬間とその後を描く。米田家と共に未曾有の災害を経験し、大きな傷を抱えながらもたくましく生きていく神戸の人々を、キャストたちが演じる。


■キャスト紹介

神戸編の脚本づくりをする中で見えてきたものは、「人」。震災を通して、人という存在のはかなさや弱さも感じれば、底知れぬ強さを感じたりもする――そうした「人そのもの」を、(誤解を恐れずに言えば)愚直に、全身で表現できるキャストが揃った。

緒方緒形直人靴店店主・渡辺孝雄は、口下手で頑固だが、一途で繊細な心を持っている職人。人としての強さと弱さ、その両方を抱えた難役を、緒形直人が演じる。緒形は、まさに“全身全霊”という言葉がふさわしい俳優。方言の練習一つとっても、“神戸で生きてきた人になる”という思いが強くあふれていて・・・役に全力で向き合うお姿は、職人魂を持つ孝雄そのもの。
【緒形直人コメント】 渡辺孝雄という靴職人役です。この人物の心を丁寧に演じたいと思っています。現場は活気があり、良い作品を届けようと皆で頑張っています。その思いを届けたいです。

キムラ緑子キムラ緑子惣菜店を営む佐久間美佐江は、いつも元気に商店街の皆を奮い立たせてくれるムードメーカーだ。演じるキムラ緑子は、制作チームがかねてから全幅の信頼を置いている俳優。現場でもいつも笑顔で、美佐江と同様、非常にパワフル!一方で、避難所ロケの際には、被災経験者の方に積極的に話しかけられたりと、誠実に向き合っていた。
【キムラ緑子コメント】もともと関西出身ですので、また大阪で朝ドラの撮影ができ、関西弁でお芝居ができることを嬉しく思っています。演じる美佐江は、困難の中にあっても皆の背中をたたくことができる元気で明るく強い人です。さくら通り商店街の皆とのシーンはとても居心地が良く、その空気感や商店街の一体感が、観てくださる方にも伝わればいいなと思っています。

新納慎也 新納慎也 神戸市職員の若林建夫は、神戸が好きで、地元のために尽力したいと思っている人物。演じる新納慎也は、神戸市出身。『ブギウギ』に続いて朝ドラ2年連続出演。芝居はキュートで、決して派手な役ではないが、新納の神戸愛、そして神戸ことばを、若林を通して感じてほしい。
【新納慎也コメント】 昨年に引き続き朝ドラ出演となり大変嬉しく思っています。しかし、昨年とは「真逆」と言ってよい様な役柄になりそうです。 神戸出身者として、阪神・淡路大震災も描く作品ということに、古傷がヒリヒリするような感覚を覚えました。それは「傷」でもあり、もしかしたら「誇り」でもある気がします。この感情をなんとか芝居に反映させつつ、地震大国である日本が歩んで来たように、力強く前向きになれるようなパワーある作品が出来上がればと思っています。

内場勝則 内場勝則 一方、テーラーの高橋要蔵役は内場勝則。体を鍛えるのが趣味の元気なおっちゃん。よく米田家が営む理髪店に入り浸っている。地震後、米田家と同じ宝井小学校に夫婦で避難し、聖人たちと共に避難所の運営に加わる。
【内場勝則コメント】主人公の結ちゃんの幼少期に住んでいた神戸の商店、なぜかいつも事あるごとに米田家の理髪店に集まる、大きな問題、小さな問題、そして何もなくても集まる、ピーチクパーチク喧嘩するほど仲がいい商店街をこよなく愛する人々、微笑ましくたくましく、明るく元気な、こんな商店街のおっちゃんおるおる、いややっぱりおらんで。そんなおっちゃんを目指していきたいです。

内海崇(ミルクボーイ)内海崇(ミルクボーイ)そして小学校教師・大崎役はミルクボーイの内海崇が演じる。内場には、神戸の方々が持つ気品とおちゃめさを。内海には、真面目さがゆえのおかしみを、楽しんで演じている。
【内海崇(ミルクボーイ)コメント】あ~ありがとうございますー!今、朝ドラ「おむすび」の出演オファーをいただきましたけどもね! こんなんなんぼあってもいいですからね! ということで、初めて朝ドラに出させてもらいます! 放送を楽しみにしていただきたいんですが、角刈りで良かった!と 心から思える役でした! 対見てください! 見てくれないと、俺は動くよ!

岡嶋秀昭岡嶋秀昭また、商店街のまとめ役・福田康彦役には連続テレビ小説でもおなじみの、岡嶋秀昭。主人公の父・聖人を陰ながら支え続ける、よき隣人を温かく演じる。
【岡嶋秀昭コメント】また朝ドラに出演させていただくことを大変光栄に思っております。 「おちょやん」の時の役名は、福松。今回は福田康彦、福ちゃんです。たまたまだとは思いますが、不思議な縁を感じております。 ギャルと栄養士?と思われるかもしれませんが、とてもシンプルで大切なメッセージが描かれている作品だと思います。豪華な共演者の皆様、スタッフの皆様と力を合わせて、おむすびのようにほっこりとした朝をお届けできるよう、ちょっと懐かしい平成を懸命に生きたいと思います。

そして今回、避難所でのシーンを撮影するにあたり、毎日100名以上もの神戸の方々が、エキストラとして出演した。これについて、制作統括・宇佐川隆史は「実際に避難所生活を経験された方も、当時まだ生まれていなかった若い方も、私達と一緒にこの物語を伝えようと演じてくださったこと、心から感謝申し上げます。」と感謝のコメントを寄せている。



2024年度後期 連続テレビ小説「おむすび」作品概要

主人公を演じるのは、NHKドラマ初出演の橋本環奈。そして脚本は、『正直不動産』の根本ノンジ。食と人情の街、福岡・神戸・大阪を舞台に、日本の朝に元気と笑顔を届けるオリジナル作品。

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