「光る君へ」宣孝(佐々木蔵之介)の訃報にまひろ(吉高由里子)ショック!第29話ネタバレと第30話予告
NHK大河ドラマ「光る君へ」(毎週日曜総合20時~、BS、BSP4K18時~)7月28日(日)放送の第29話「母として」で宣孝(佐々木蔵之介)、詮子(吉田羊)が相次いで逝去。そして8月4日(日)放送の第30話「つながる言の葉」では、和泉式部・あかね役で泉里香が登場する。予告動画は公式サイトで公開中だ。
7月28日放送の第29話では、宣孝と詮子がこの世を去り、まひろ(吉高由里子)と道長(柄本祐)に深い喪失感を与えた。宣孝は「そなたの生む子は、誰の子でもわしの子だ」と言ってまひろのことを全身で受け止める愛情を見せ、まひろと道長の子である賢子にも深い愛情を注いできた。無冠の為時の世話も買って出るほど頼り甲斐がある宣孝の突然の他界。無邪気に「父上は?」と問いかける賢子の姿に多くの視聴者の涙を誘った。
そして8月4日放送の第30話では、宣孝が去った後、生計を立てるためにまひろが和歌を教えながら自作の物語で話題を呼ぶようになる。『和泉式部日記』の作者で、まひろとは四条宮の和歌を学ぶ会で知り合うあかね役で泉里香が登場。親王2人に愛される恋多き華やかな女性で、後に彰子の女房になる。自由奔放なあかねがまひろにどんな影響を与えていくのか注目です。
■美少年による“童舞”に視聴者も釘付け
田鶴(三浦綺羅)が赤い装束、巌君(渡邉斗翔)は青い装束で雅楽に合わせて力強くも優美な舞を披露した藤原詮子40歳を祝う「四十の賀」。平安時代において40歳は初老とみなされ、「四十の賀」は長寿を祝うための儀式。藤原実資や藤原行成の日記には、道長の息子たちが童舞を披露したと記され、道長の長男で倫子を母に持つ田鶴は「陵王」という雅楽に伝わる曲を、そして道長次男で明子を母に持つ巌君は「納蘇利(なそり)」という雅楽に伝わる曲を舞ったとされている。
史実にもあるように、一条天皇が巌君を称賛し、田鶴が号泣するシーンでは、正妻の子供が明子の子供に負ける構図が出来たあがり、ネットでは妻たちのバチバチと火花を散らす様子に注目が集まった。そして何と言っても美少年たちによる童舞には「2人とも可愛い~」「なんて美しい・・・」「もっと見せて!」と称賛するコメントが殺到した。令和によみがえる平安時代の伝統文化が見られるのもこのドラマの見どころだが、今後も煌びやかな平安絵巻が見られることに期待したい。
■第29話ネタバレあらすじ
まひろの娘、賢子が数えで3歳になり、まひろは子煩悩な宣孝と共に幸せな日々を過ごす。ある日、まひろの元に『枕草子』を携えたききょう(ファーストサマーウイカ)がやって来る。それは後宮できらびやかな生活を送る定子の様子が描かれていた。まひろは「定子様の陰の部分をもう少し知りたい」と感想を述べるも、ききょうは定子の光の部分だけを残したい、そして定子を不幸に追いやった左大臣・道長に一矢報いたいのだと思いを語る。
その頃、まひろの父・為時(岸谷五朗)は越前守に再び選出されず官職を失うことになる。そんな時も、宣孝は経済的に支えることを約束し、まひろもそんな夫を頼もしく思う。しかし、任地に戻った宣孝は病にかかり急逝。北の方からの使者から宣孝死去の知らせを聞いたまひろは愕然となる。まひろを案ずる道長は、百舌彦(本多力)をまひろの元へ使わせ、越前国守の再任かなわず帰京した為時に田鶴の指南役を依頼するが、為時はその依頼を断ってしまう。
生活のために、指南役を受けるよう為時を説得するまひろだが、同じ頃、倫子(黒木華)は彰子(見上愛)がいる藤壺に通いつめていた。天皇の興味を引くことに一生懸命の倫子だが、 道長から「母親がいつもいては、一条天皇が通いにくい」と言われ重苦しい空気が流れる。その頃、体調がすぐれない詮子は、定子の忘れ形見である敦康親王の面倒を彰子にさせるよう助言する。道長は迷うものの、一条天皇に進言したところ、親王が健やかに育つことが定子の鎮魂となることを信じて彰子に世話をさせることになる。
一方、伊周(三浦翔平)はお家再興をもくろみ、嫡男・松に舞の稽古を厳しくつけていた。隆家(竜星涼)は、道長につくことを勧めるが、伊周はその言葉を無視して呪詛にも励みがでる。そんな中、ききょうがやって来て、在りし日の定子の栄華を記した『枕草子』を宮中に広めて欲しいと言ってくる。この『枕草子』は後に道長に脅威を与えることになるのだが・・・。
そんな中、土御門殿では、詮子の四十歳を祝う儀式が盛大に執り行われる。田鶴と巌君による童舞が披露される中、詮子は体調を崩しその場に倒れてしまう。病床で詮子は道長を呼び「伊周を元の位に戻して欲しい」と言い、道長がそれを受け入れると、詮子はすぐになくなってしまう。位が戻った伊周は久しぶりに対面した一条天皇(塩野瑛久)に清少納言が記した『枕草子』を渡す。その頃、まひろは賢子に『竹取物語』を読み聞かせ、漢詩よりも感触が良かったので自分でも物語を書こうと執筆を始める。
■第30話あらすじ
宣孝の死から3年が過ぎ、まひろは四条宮の女房達に和歌を教えながら自作の物語を披露し、都中で話題になっていた。ある日、そこに歌人あかね(泉里香)がやって来てくる。自由奔放なあかねにまひろは心を惹かれるが、同じ頃、宮中では『枕草子』が流行する。『枕草子』を読んでは亡き定子を思う一条天皇。道長は心配して安倍晴明に相談すると、晴明はあることを提案する。
NHK大河ドラマ「光る君へ」は2024年1月7日(日)総合20時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:大石静、出演:吉高由里子、柄本佑、黒木華、高畑充希、吉田羊、ユースケ・サンタマリア、佐々木蔵之介、岸谷五朗ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@nhk_hikarukimie」。第30話予告動画は番組公式サイトにて公開中。
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