「光る君へ」泉里香が奔放キャラを披露、次回、源氏物語始動にネット沸く…第30話ネタバレと第31話予告

08月05日10時38分ドラマ
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NHK大河ドラマ「光る君へ」(毎週日曜総合20時~、BS、BSP4K18時~)8月4日(日)放送の第30話「つながる言の葉」“和泉式部”あかね役で泉里香が奔放な恋多き女を好演!そして8月18日(日)放送の第31話「月の下で」でいよいよ『源氏物語』誕生か?!予告動画は公式サイトで公開中だ。※8月11日はパリオリンピックのため放送休止。



8月4日放送の第30話では、夫の死から3年、まひろ(吉高由里子)は四条宮の女房たちに和歌を教えながら自作の物語を執筆し、一方では道長に恨を持つ伊周(三浦翔平)がバックについているききょう(ファーストサマーウイカ)こと清少納言作『枕草子』が流行する。また、泉里香があかね(のちの和泉式部)役で登場。のびのびと恋多き女を好演し、「すごいキャラ出て来た(笑)」「攻めてる和泉式部だな」「陽キャかよ」など話題を呼んだ。

そして8月11日はオリンピックで放送休止となるが、8月18日放送の第31話では、突然やって来た道長(柄本祐)とまひろの再会からスタートする。予告では、道長がまひろの娘・賢子に年齢を聞くシーンや、彰子(見上愛)が「父上と母上はどうなさったのでございますか?」と気遣う姿も映し出され、さらにまひろのナレーションによる「いづれの御時にか」と『源氏物語』の冒頭も放送された。ネットでは「いよいよ源氏物語が始まるのか?」と早くも次回に期待する声が持ち上がっている。


■恋多き歌人・和泉式部の鮮烈デビュー

第30話で、自由奔放であり、恋多き女として登場したあかね。のちに和泉式部の名で数多くの歌を残すことになる女性歌人だ。ドラマでは、まひろが和歌の解説をしている際中に「先生は歌を詠むとき、そんな難しいことをお考えなのですか?」と割って入って来たあかね。そのまま部屋に入ると、蝉の声が暑苦しいことを理由に薄着で歩き回る姿を注意されても「いっそのこと何もかも脱いでしまいたい」「皆さまもそうしません?みんなで脱げば恥ずかしくありませんわよ」と言いながら冗談で着物を脱がせにかかるなどやりたい放題の姿を披露し話題を呼んだ。

夫がありながら為尊親王、敦道親王という2人の親王をはじめ数々の男性と関係をもった和泉式部。『和泉式部日記』は、別の人が書いたという説もあるが、日々の出来事を綴ったものではなく、過去の出来事をまとめて物語にしたもの。そのきっかけとなったのが、愛していた敦道親王の死といわれている。愛する人を亡くし、ぽっかりあいてしまった隙間を埋めるために執筆された『和泉式部日記』。また一人、ドラマに有名歌人が加わり、躍動する平安女性たちの今後の活躍に期待したい。


■第30話ネタバレあらすじ

宣孝の死から3年が過ぎた頃、都を干ばつが襲った。帝による200年ぶりの雨ごえも甲斐なく、困った道長は隠居した安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)に雨ごえを依頼。気が進まない安倍晴明だったが道長の寿命10年と引き換えに引き受けたことで、雨が降り、人々を潤す。その頃、まひろは公任(町田啓太)の四条宮にて行われる女房達の勉強会で和歌を教えながら自作の物語を披露し、次第に話題になっていく。

ある日、四条宮の勉強会に歌人あかねがやって来てくる。自由奔放なあかねにまひろは心を惹かれるが、同じ頃、宮中では『枕草子』が流行していた。あかねは『枕草子』は面白いと思わず、公任の妻・敏子(柳生みゆ)は、まひろの『カササギ語り』の方が面白いと話す。一方、『枕草子』を読んでは亡き定子を思う一条天皇。彰子は17歳となり、藤壺で定子の息子・敦康秦王と一緒に暮らしていたが、一条天皇との関係は相変わらず平行線をたどっていた。

この状況を打破するべく、倫子(黒木華)は道長に頼んで一条天皇に会いに行く。出過ぎたお願いと前置きうぃながら「お上の方から中宮の目に入る先にお入りくださいませ」と頼み込む倫子の姿にぎょっとする道長。倫子に怒りをぶつけ、2人の間には溝が生まれ始めていく。一方、道長は安倍晴明に相談しにいくと、「今、あなた様の心にある人にお会いなさいませ。それこそが、あなた様を光らせる秘訣にございます」と助言される。

その後、道長は参加した宴席で、行成(渡辺大知)から書物が好きな一条天皇のために、枕草子より面白い読み物を用意してはどうかと提案される。今度は公任が、妻が開く和歌の会に面白い物語を書く娘がいて、それは藤原為時の娘だと話す。一方、まひろは賢子に厳しく文字の読み書きを教えていた。家族からたしなめられるが、まひろはそれでも厳しきう指導し、さらに賢子がおはじきで遊びたいと言ってきても物語を書くことに夢中になっていくのだった。

そんなある晩。その日も夜更けまで執筆作業を続けるまひろが席を立ったころに、賢子がやってきてせっかく書いた物語を燃やしてしまう。火の手に気づいたまひろは急いで火を消し、賢子を厳しくしかるのだった。「思い通りにならないからといって火をつけるなんて」と怒るまひろに賢子は謝るが、まひろはショックを受ける。

翌日、為時は気晴らしに賢子を連れて神社へ出かけていった。まひろに存分に物語を書かせるためだったが、まひろはなかなか物語の先が思い浮かばない。気分転換で外へ出ると、そこへ道長がやってくる。突然の訪問に驚きの表情を浮かべるまひろだった。


■第31話あらすじ

安倍晴明の助言通り、心の中にいる人であるまひろのもとを訪れる道長。2人はしばらく語らい、そして道長はまひろに寂しく暮らす中宮・彰子に物語を書いて欲しいと依頼する。ききょうも彼女らしい『枕草子』を書き、あかねも自由に歌を作っている。そんな彼女たちに触発され、ついにまひろは物語を書き始める。そのことを道長に伝えると、すぐに百舌彦(本多力)が従者を連れて越前紙を届けにやってくる。


NHK大河ドラマ「光る君へ」は2024年1月7日(日)総合20時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:大石静、出演:吉高由里子、柄本佑、黒木華、ユースケ・サンタマリア、岸谷五朗ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@nhk_hikarukimie」。第31話予告動画は番組公式サイトにて公開中。



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