「NO WAY OUT:ザ・ルーレット」第3話・第4話、キム・ムヨルの曲者感、ヨム・ジョンアの下劣さだだ洩れ

08月08日19時10分ドラマ
ⓒSTUDIO X+U, TWINFILM All Rights Reserved
画像:YouTube予告よりキャプチャー

7日Disney+(ディズニープラス)「スター」で「NO WAY OUT:ザ・ルーレット」(全8話)の第3話と第4話が独占配信された。この回では、ユ・ジェミョンに近づく人物としてキム・ムヨルとヨム・ジョンアが本格登場し、新たな事件の始まりを予感させた。

第3話「敗戦処理投手」と第4話「出口戦略」のあらすじと見どころを紹介する。(ネタバレあり)

【「Disney Plus」で独占配信の韓国ドラマ】



「NO WAY OUT:ザ・ルーレット」は、悪名高い凶悪犯「キム・グクホ」の命に200億ウォンの懸賞金がかけられ、それを巡る出入口のない人間たちの激しい戦いを描いたドラマだ。警察官ペク・ジュンシクをチョ・ジヌンが、凶悪犯のキム・グクホをユ・ジェミョンが演じる。⇒【各話のあらすじ・関連記事】

■キャスト
ペク・ジュンシク役:チョ・ジヌン
キム・グクホ役:ユ・ジェミョン
アン・ミョンジャ役:ヨム・ジョンア
イ・サンボン役:キム・ムヨル
ユン・チャンジェ役:イ・グァンス
ミスター・スマイル役:ホ・グァンハン
ソン・ジュヌ役:キム・ソンチョル
ソ・ドンハ役:ソン・ユビン
ほか
原題:노웨이 아웃: 더 룰렛

■第3話「敗戦処理投手」
現ホサン市長のアン・ミョンジャ(ヨム・ジョンア)に対抗する候補者がいない中、国民党代表のイ・ボンス(パク・チイル)は、彼女にダメージを与えられる人物を探していた。一方、「下位1%」の弁護士イ・サンボン(キム・ムヨル)はカネのために動き、依頼人を見捨てることも平気だ。全財産を投資したNCT(エヌシーティー)の工事再開を条件に、イ党代表の頼みを聞くことにする。

アン市長が、200億の懸賞金で命を狙われているキム・グクホ(ユ・ジェミョン)をイメージ戦略に利用しようと考えているのを、二ュースで知ったサンボンは先にグクホに接触しようとする。しかし、デモ隊が妨げとなる。そこでサンボンは許可のないデモ隊の逮捕を訴えて騒ぎを起こし、グクホと面会することに成功する。グクホはサンボンに息子を奪ってほしいと頼む。サンボンは前科がありお金もないグクホが親権を持つ可能性はゼロだと判断し、相手の弱点を探すようにと、相手の弁護士との会話の全てを録音するよう指示する。

刑事ペク・ジュンシク(チョ・ジヌン)は、耳を切り落されたユン・チャンジェ(イ・グァンス)から10億を返せと脅されていた。違法捜索で彼の居所を探すが手掛かりを得られない。

とりあえず、ジュンシクはグクホの家に急行する。その頃、グクホの自宅に宅配便が届く。届いた小包はギフンが手作りした爆弾で、重病の妻の治療費のためにグクホを殺害しようとしていた。しかし、スイッチがうまく作動しない。そんな中、サンボンが小包を疑い騒ぎになる。

到着したジュンシがとりあえず乗ってきた新車の中に小包を入れる。その時、ギフンが塩酸を持ってグクホに向かおう飛び出す。刑事クァン・イル(ペ・ジェギ)が止めようと駆け寄った瞬間、爆弾が爆発し新車が火を噴いた。

■第3話見どころ
いよいよチャンジェのジュンシクへの脅迫が始まる。元々その10億は、チャンジェの耳を切り落した報奨金。チャンジェが取り戻そうとするのも当然と言えば当然だ。ところがジュンシクの妻(ソン・ヨウン)が借金返済に相当のお金を使っていて返すこともできない。

しかも、チャンジェ捜しに乗り回していた電動自動車は、同僚刑事パク・ジュホ(ホ・ドンウォン)から強引に借りた新車。まさに四面楚歌のジュンシクはどうするのか?

一方、市庁役のヨム・ジョンアと弁護士役のキム・ムヨルの登場で、また新たな事件が幕開けとなりそうな緊張感を見せている。



■第4話「出口戦略」
ホサン市長アン・ミョンジャが汚職疑惑で検察の取り調べを受け、政治人生最大の危機に直面する。彼女は検事ク・ソクファン(パク・ヒョンス)に反抗的な態度を取り、ソクファンは彼女の夫のビジネスにまで捜査を拡大する。アン市長は国民党代表イ・ボンス(パク・ジイル)に助けを求めるが拒絶される。

党に見捨てられ絶望のアン市長は補佐官ビョン・ミンに弱音を吐く。その時、外で爆発音が響き、グクホの自宅だと知る。爆発でパク刑事が重傷を負い、死亡者も出る。市庁の対策会議で市民ファーストの態度を示すアン市長。その後、「市民にまで被害を出したのは反則だから、今回は無効だ」というマスクマンの映像をみて、グクホを江華道に送り出すことで自身のイメージアップを図る作戦を思いつく。

ビョン補佐官がサンボンに接触し、5年間ホサン市を離れる取引を持ち掛ける。一方、警察はマスクマンのIPを解析し、場所を特定まであと一歩となる。署長(パク・スヨン)は総動員で検挙を指示するが、そこにアン市長がやって来て犯人の発表を遅らせるよう頼む。

アン市長はグクホの自宅前で市民の同情を買うことに成功する。予定通りにグクホはアン市長を家に招き入れる。しかし、サンボンはアン市長との取引を録音していた。グクホは録音データを使って5年間で総額100億ウォンを要求する。

一方、マスクマンのIPを辿って警察が突入すると、そこには『ようこそクソ野郎』というメッセージとルーレットが残されていた。ジョンシクがルーレットを何度回しても、『キム・グクホ、200億、殺す』の結果しか出なかった。

■第4話見どころ
この回では全ての事件の中心であるキム・グクホと、それぞれ異なる思惑を持つ弁護士イ・サンボンと市長アン・ミョンジャの対面が一番の見どころ。それにしてもヨム・ジョンアがアン市長の下劣ぶりを見事に演じている。

またこの回では、イ・グァンス扮するチャンジェは、店の従業員をストーキングして、その従業員が自殺で命を落としていることが分かった。店の社長が前科者ユン・チャンジェの名を公表して「国民請願」をあげた。チャンジェがそのことをネットカフェで知る。その後、彼は請願をした店の社長の周りをうろついており、また新たな事件を予感させる。ちなみに「国民請願」とは、「1か月以内に20万件の署名が集められれば政府がその問題に必ず対応しなければならない」という韓国の制度(詳しくは「自白」第21-22話見どころで解説)。

そしてラストでマスクマンが、ゲームを楽しんでいるのではなく、最初からキム・グクの殺害が目的だったことがエンディングで明らかになったことで、ますますマスクマンの正体が気になる。

「NO WAY OUT:ザ・ルーレット」は、ディズニープラスにて全8話を毎週水曜日に2話ずつ配信する。

kandoratop【作品詳細】【関連・各話のあらすじ】