「グッド・パートナー」第6話−第7話:チャン・ナラ離婚裁判が開始…ナム・ジヒョンは過去の因縁の人物と決着をつける

08月18日18時03分ドラマ
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8月16、17日に放送されたSBS金土ドラマ「グッド・パートナー」第6−7話では、ウンギョン(チャン・ナラ)の離婚裁判がいよいよ始まり、親権をめぐって争う中、ユリ(ナム・ジヒョン)はかつて家庭から父親を奪った愛人の登場による不穏な展開が視聴者の目を釘付けにした。気になるあらすじと見どころ、感想などを紹介する。次回の予告動画はYouTubeにて公開中だ。



「グッド・パートナー」は、離婚が“天職”であるスター弁護士チャ・ウンギョンと離婚が“初めて”の新米弁護士ハン・ユリの冷たくて熱いヒューマン法廷オフィスドラマだ。【「グッド・パートナー」を2倍楽しむ】ではネタバレあらすじと見どころ、キャスト紹介などまとめている。



■キャスト

チャ・ウンギョン役:チャン・ナラ
ハン・ユリ役:ナム・ジヒョン
ジョン・ウジン役:キム・ジュンハン
ジョン・ウンホ役:ピョ・ジフン
キム・ジサン役:ジ・スンヒョン
チェ・サラ役:ハン・ジェイ
ほか



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■第6話あらすじ

いよいよ始まった離婚裁判。親権を巡る夫ジサン(ジ・スンヒョン)側の主張に担当弁護士として反論するユリ(ナム・ジヒョン)。隣の部屋では逆に家庭を顧みない夫ホソク(コ・ゴンハン)と育児ノイローゼ気味の妻ヨンソ(パク・ジヨン)が養育権を押し付け合って争っており、ユリはヨンソの弁護を担当することに。

ジサンの主張を聞いて、これまで仕事を理由に家庭を顧みなかったウンギョンは密かに不安を抱き始めるが、娘ジェヒ(ユナ)が消えたと学校から連絡を受けて血の気を失う。必死に探し回る彼女にメッセージを送ってきたのはジサンの不倫相手サラ(ハン・ジェイ)だった。ジェヒを引き離したウンギョンだが、彼女が父の不倫相手だと見抜いたジェヒにどう答えていいか悩まされる。不倫相手の話題で持ち切りのオフィスでもサラに疑いの目がかかり、徐々に四面楚歌になっていく中、自身の昇進が社内で検討されていることを知ったサラはやって来たウンギョンに親権を譲るよう働きかけるから示談で済ませてほしいと取引を持ちかける。

法定で突然「離婚するつもりはない」と意見を翻したホソク。離婚を成立させるためにはホソクの欠点を立証する必要があるが、同時にそれはホソクに親権を託せる可能性が低くなることを意味していた。もともと、父親として役不足のホソクに子供を渡すことが理解できなかったユリは更に頭を抱えてしまい、ウンギョンが思い切ったプランを提案した。

ユリの助言通り、ジェヒとの心の隙間を埋めようと努力するウンギョンだが、慣れないやり取りに空振りの連続。遂にはジェヒに拒絶されてしまう。ジェヒが助けを求めたのはユリだった。ユリは年の割に大人びた態度のジェヒにもっと自分のことを優先してわがままになっていいんだと「お姉さん」として助言し、ジェヒも彼女に心を開く。

始まったヨンソの裁判では、ヨンソはウンギョンに言われた通り、軽い対物交通事故を起こし欠席。更にうつ病の診断を受けていたことや、ホソクの両親が教育者であることを指摘し、ホソク側が養育権を持つのにふさわしいと主張。かたや養育権を欲しがり、かたや養育権を放棄したがるふたつの裁判を同時に見させられたユリは複雑な気持ちをウンホ(ピョ・ジフン)に愚痴るが、ヨンソがうつ病を完治させ、就職して子どものためにお金を貯めようとしていると知り、子どもの幸せを願っていることを思い知らされる。裁判は結局、週末だけヨンソが子どもたちの面倒を見るということで示談が成立。離婚が成立し、ホソクはようやく父親としての自覚が芽生え、自由な時間を得たヨンソも自分らしさを取り戻し、二人の関係もかえって夫婦だった頃より良好になっていた。ウンギョンが初めからこれを予測していたことに感嘆するユリ。

社内ではサラの首席秘書への昇進が決まり、彼女は夢に見続けていた自分だけの事務室を手に入れつかの間の満足感に浸るが、やってきたウンギョンは彼女に解雇通告を突きつける…。





■見どころ・感想など

オリンピック期間の3週間に渡る放送中断を経て、話題のドラマが放送を再開させた。第5話の終盤ではいよいよ離婚裁判が始まる中、学校から娘ジェヒを連れ出したサラにウンギョンが激怒するシーンで視聴者を焦らしたが、第6話では娘のジェヒの養育権や、ウンギョンとジェヒの心の隙間に焦点が当てられ、夫婦が互いに養育権を押し付け合うもう一つの裁判との対比が描かれた。正反対のふたつの裁判の間で頭を抱えていたユリが、そのどちらも子を思っての決断だと知り、大きな気づきを得る姿が描かれたもの、ウンギョンが一度はスルーしようとした助言を素直に受け止めたり、心を閉ざしていたジェヒが年相応の笑顔を見せるまでの信頼を勝ち取るなど、彼女が持つ損得勘定抜きの人間らしい実直さに周りが心をひらいていく様子も見どころだ。

ジェヒを連れ出したり、ウンギョンにも臆せず厳しい言葉で挑発するなど次第に「毒女」感を強め始めたサラ。終盤では遂に彼女の夢だった首席秘書への昇進を果たし、彼女自身の事務室を手に入れるが、達成感の最中で解雇通告を突きつけられ…これがウンギョンに対する憎悪を増幅させるきっかけになり、彼女の「毒女」化が更に加速しそうな予感。

上述の通り、オリンピック期間中のブランクがあったが、第6話の全国視聴率は13.6%(ニールセンコリア調べ)を記録し、放送再開を心待ちにしていたファンの多さを示した。

3週放送休止も問題なし…「グッド・パートナー」瞬間最高16.8%叩き出し、自己最高視聴率更新


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■第7話あらすじ

昇進の喜びから一転して、解雇通告でどん底に突き落とされたサラはウジン(キム・ジュンハン)に不当解雇だと抗議するが、冷たい表情で突き放される。実のところ、彼女の能力を評価して解雇を渋っていたウンギョンを諭したのはウジンだった。積み上げてきたものを失い、一人涙を流すサラ。社内でも再び騒ぎになり、ユリはこの時初めてウジンが代表の甥であることを知り、これまでの失礼な発言を後悔。

サラの解雇騒ぎが落ち着いたのもつかの間、ユリの前には最も歓迎していない人物が姿を現した。それはかつて自分の家庭を壊した父の不倫相手ヒラ(イ・ジニ)だった。かつて、彼女の両親の離婚裁判でヒラ側の弁護をしていたのはウンギョンだった。8年ぶりにウンギョンを訪ねてきた彼女は、ユリの母親ギョンスク(ソ・ジョンヨン)が暮らす家を巡って訴訟を起こす考えを明らかにしただけでなく、当時会社で不倫を糾弾するデモをおこなって、自分を解雇に追い込んだユリを即刻解雇するように迫った。

突然現れたウンギョンに複雑な表情を見せるギョンスク。彼女は娘のことで脅迫を受け、職場に押しかけない代わりに3億という大金を手切れ金として渡していた。それにもかかわらずヒラが事務所に押しかけたと知り憤りを覚える。また常に依頼人にとっての最善を尽くしてきたウンギョンは、内心ではヒラが悪い人物だと理解していたことを明かし、今度は自分が不倫相手に夫を奪われる立場になったことで、ギョンスクが現在どんな心境なのか気になり始めていた。

ユリもギョンスクも互いにヒラとの間でのトラブルを秘密にする中、ウンギョンとジェヒの間にあった心の隙間はユリの手助けのおかげで埋まり始め、ウンギョンは母親としてこれまで疎かにしてしまったことに力を入れ始め、ジェヒもそれをまんざらでもない表情で受け入れる。一方、二人とも職場を追われてしまったジサンとサラ。ジサンの些細な一言や裁判が終わるまでジェヒとの接触を禁じたことで、サラは不服そうな表情を見せた。更にジサンがジェヒと一緒に暮らそうとして契約したマンションに勝手に購入した家具を運び込もうとするサラに対し、ジサンは養育権争いで不利になるからと責め、離婚して交際は続けても、再婚する意思はなかったと打ち明け、サラを号泣させた。

懲りずにギョンスクのもとにやって来て家を渡せと迫るヒラ。3億は手切れ金だったと言い、金輪際縁を切ろうとするが聞く耳を持たないヒラ。ギョンスクはウンギョンのもとを訪れると3億の送金記録や、会話の録音を証拠として渡した。「8年経って夫に対する恨みは収まったのか?」ウンギョンはずっと気になっていた質問をぶつけるが、自分が恨んでしまえばユリから父親という存在を奪ってしまうことになるという答えに深く考えさせられる。

ウンギョンがヒラの依頼を引き受けるのかどうか気が気でないユリは、母親から無理強いされたお見合いで相手の高圧的な態度に嫌気がさし、なぜかウンホが恋しくなる。そんな矢先に上京した両親と会っていたウンホと鉢合わせし、二人だけで食事をし直すことになるが、なぜかお見合いのことを必死に弁解し、ヒラのことや、ウンギョンが依頼を引き受けそうだと愚痴をこぼす。後日、事務所を訪れたヒラはまだユリが解雇されていないことに腹を立てユリが過去にデモ行為を行ったことを暴露すると脅すが、ウンギョンが3億の話をすると表情が凍りついた。ウンギョンはユリを呼びつけると、ヒラの弁護を任せると思いがけぬ発言。腹を立てたユリは拒否するが、それを見たウンギョンはにやりと微笑み、ヒラがこれまでに犯してきた脅迫や住居不法侵入などの罪状を読み上げ、強い言葉で彼女を追い返した。状況が読めず困惑するユリだが、彼女が言いたかった言葉をウンギョンが代弁してくれたと礼を言い、母親を食事に誘う。「複雑だった案件が解決したから」とだけ告げて食事をご馳走したユリと母ギョンスクは初めて父の不倫という過去の悲しみから解放され自然に笑うことができた。

そんな矢先、サラの妊娠が発覚する…。





■見どころ・感想など


第7話ではユリがずっと苦しみ続けてきた父の不倫と家庭崩壊という過去の悲しみから解放される、スッキリ度抜群のエピソードがメインで描かれた。夫に不倫されたギョンスク、父に不倫されたユリ、不倫相手の弁護をしていたウンギョンという奇妙な縁が明らかになる中、離婚を目の前にしたウンギョンの問いに対して、ギョンスクの答えが人生の先輩らしく深みが感じられる。一件は痛快なやり取りで終止符を打つが、弁護をしたことにある程度後ろめたさを感じていたウンギョンが終盤で真実をユリに打ち明けた際に、ユリが「両親を離婚させてくれて感謝している」と冷静な物の見方でウンギョンに感謝を述べる場面も視聴者をスッキリさせてくれる名場面だ。

第6話で「毒女」らしさをめきめき現し始めたサラは突然幸せの絶頂から解雇されどん底に突き落とされるが、直後にジサンとの間で思い描く将来図の相違が明らかになり、離婚して一緒に暮らしても再婚するつもりはなかったというジサンの全世界を敵に回すようなゲス発言に号泣する姿を見ると、同情すら覚えてしまう。終盤では彼女の妊娠が発覚するのだが、これがジサンの心を繋ぎ止めることになるのか、それとも彼女の「毒女化」を加速させて三つ巴の争いになるのか興味が尽きない。

第5話でのウンホの告白をユリがかわして以来、二人の恋の行方は描かれていなかったが、第7話ではお見合いやその直後のエピソードから、ユリの中で間違いなくウンホに対する気持ちの変化が起きていることが示唆され、二人が両想いになるのもそう遠くなさそうだ。第7話ではスタート以来最高となる全国視聴率17.7%(ニールセンコリア調べ)を記録。残す9エピソードでさらなる飛躍を見せるのか、視聴率の推移にも注目したい。

「グッド・パートナー」勢い止まらず視聴率17.7%、「となりのMr.パーフェクト」4.9%の好発進も、その他週末ドラマは?

第8話は、8月23日22時00分より放送。気になる次回予告は以下で視聴できる。但し、日本語字幕なし。

YouTube|第8話予告


「グッド・パートナー」は、SBSにて毎週金土曜日22時から放送する。

YouTube|SBS金土ドラマ「グッド・パートナー」予告動画
「グッド・パートナー」公式番組サイト

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【作品詳細】【「グッド・パートナー」を2倍楽しむ】