「グッド・パートナー」第8話・第9話:チャン・ナラ、娘が隠し続けた秘密を知り大号泣…妊娠発覚で関係が崩れ始めた不倫相手が取った行動は

08月26日02時10分ドラマ
© SBS & SBSi. All rights reserved.

8月23、24日に放送されたSBS金土ドラマ「グッド・パートナー」第8話と第9話では、ウンギョン(チャン・ナラ)よりも先に娘ジェヒがジサン(ジ・スンヒョン)の不倫に気付いていたことが明らかになり、多感な年頃の娘を巻き込んだ不倫相手サラ(ハン・ジェイ)への怒りと、頼れる母親になれていなかったことに対するウンギョンの葛藤が描かれた。気になるあらすじと見どころ、感想などを紹介する。次回の予告動画はYouTubeにて公開中だ。



「グッド・パートナー」は、離婚が“天職”であるスター弁護士チャ・ウンギョンと離婚が“初めて”の新米弁護士ハン・ユリの冷たくて熱いヒューマン法廷オフィスドラマだ。【「グッド・パートナー」を2倍楽しむ】ではネタバレあらすじと見どころ、キャスト紹介などまとめている。



■キャスト

チャ・ウンギョン役:チャン・ナラ
ハン・ユリ役:ナム・ジヒョン
ジョン・ウジン役:キム・ジュンハン
ジョン・ウンホ役:ピョ・ジフン
キム・ジサン役:ジ・スンヒョン
チェ・サラ役:ハン・ジェイ
ほか



GP© SBS & SBSi. All rights reserved.

■第8話あらすじ

家庭の実情調査に呼び出されたウンギョン(チャン・ナラ)。同席した夫ジサン(ジ・スンヒョン)はこれまで一人で娘ジェヒ(ユナ)を育ててきたと主張し、ウンギョンは反論しながらも、あながちそれが嘘ではないことを思い悩む。一方、ジサンに再婚する考えがないことで口論になった直後に妊娠が発覚したサラ(ハン・ジェイ)は、妊娠の事実をジサンに告げるが、それでも彼がジェヒの養育権だけしか頭にないことを知り、再び口論になってしまい、ジサンがジェヒの養育権を勝ち取れなければ自分たちに目を向けてくれるのではと考え始める。お互いの教育環境の調査が始まろうとする中、プレゼントよりも関心を持っていることを伝えるべきだと助言するユリ(ナム・ジヒョン)にただただ感心するウンギョン。

同じ頃、養育権を巡る1年にも渡る裁判が終盤に差し掛かろうとしていた。高校生の息子ソジン(ユン・サンヒョン)はとても仲がいい父親ジファン(チェ・ドクムン)と暮らすことを望んでいて、裁判は勝訴で終わるはずだったが、突然二人に血の繋がりがないことが発覚し顔色を変えるウジン(キム・ジュンハン)。事実を知りながらも18年間嘘をつかれていたジファンはショックを受け、ウジンとウンホ(ピョ・ジフン)は養育権を諦める代わりに18年間事実を伏せたまま子供を育てさせたことへの保障を争点に裁判の準備を始めるが、ジファンは突然訴えを取り下げると言い出し、ウジンらは頭を抱えてしまう。

ジェヒがジサンと過ごす日がやって来た。強がりながらも不安そうに見送るウンギョン。毎年恒例の遊園地を訪れてジサンの暮らすマンションで一晩泊まる事になっていたジェヒは引き出しの中から妊娠初期のエコー写真を発見し、人知れず涙を流す。これはジェヒが父親と暮らしたがらないようにサラが仕組んだことだった。ジェヒに呼び出されたサラはどうか母親と暮らしてほしいと頼もうとするが、ジェヒはウンギョンに対する謝罪のないサラを怒鳴りつけ出て行ってしまった。会社の前で佇むジェヒを見つけたウジンは自分にも若い時に家庭の事情で辛いことがあったことを明かし励ました。

ソジンの養育権を巡る裁判では、18年間も真実を黙っていた妻に対し、息子に対してあまりにもひどい裏切りだと叱責し、涙ながら父親でいさせてほしいと懇願したジファン。結局、戸籍はこれまで通り、養育権はジファンに渡り財産分与も放棄させ、依頼人に有利な形で裁判を終えたがウジンもウンホも気持ちは晴れず、ユリは事務室で涙ぐむウンホを優しく励ました。ウジンもまた自宅ソファで居眠りしていたおじのオ代表(チョン・ジェソン)に布団をかけてあげると、寂しそうに「父さん」と呟いた。

ジェヒのもとに調査官がやってくる日。何を話しているのか気がかりなウンギョンは、あまりにも面談が早く終わったことやジェヒの表情から、娘が自分と暮らすことを決意したと直感し喜ぶが、調査官から知らされたのは衝撃的な事実だった。ジェヒがウンギョンよりも先にジサンの不倫に気づき、その現場を目撃していたことやサラが妊娠していて、それもジェヒが最初に知ったこと、そして何よりも自分を傷つけないためにそれを秘密にしていたことを知ったウンギョンは、雨の中、ユリと同じ建物に住むサラの部屋に怒鳴り込み、出てきたサラに掴みかかる…。





■見どころ・感想など

第8話では、チェ・ドクムンとユン・サンヒョンによる仲良し父子が実は血が繋がっていなかったというショッキングな離婚案件が登場し、親から子への「嘘」がテーマとして描かれた。並行してウンギョンとジサンの養育権争いでも様々な嘘が発覚。離婚の原因は自分の不倫ではないというジサンからジェヒへの嘘、父親の不倫や妊娠の事実を知りながらもそれを言えずに強がっていたジェヒからウンギョンへの嘘、そうとも知らずに娘を傷つけないためにジサンの不倫やサラとの関係を否定したウンギョンからジェヒへの嘘。ゲス極まりないジサンの発言から口論になった末に妊娠が発覚したサラは、ジェヒが父親との生活を望まないように仕向けわざと妊娠を知らせるなど毒女ぶりをエスカレートさせ、全て知りながらも大人の嘘の板挟みになっていたジェヒの心情を考えたウンギョンは怒りと不甲斐なさを感じてしまう。

新米弁護士として幾度となく自信を喪失しながらも毎回視聴者がスッキリするような核心をついた名言を残すことが見どころの一つでもあるユリ。今回もジェヒに対する母親としての接し方を助言するシーンが登場するのだが、回を重ねるごとにウンギョンが素直に彼女の助言を聞き入れ、感心し、素直に感謝するようになっていく変化の過程も微笑ましく見どころのひとつだ。

ラストシーンではジェヒを利用しようとしたサラに怒ったウンギョンが彼女の家に怒鳴り込みに行く気になるシーンで幕を閉じるのだが、ウジンだおじであるはずの代表を父と呼んだ真相も気になるところ。まだまだ一波乱も二波乱もありそうな主軸の物語に加え、毎回の離婚案件も視聴者に受け、全国視聴率は14.6%(ニールセンコリア調べ)と変わらずの高視聴率をマークした。


8月23日視聴者数「グッド・パートナー」ダントツ1位、日日ドラマ好調の中、「白雪姫には死を」も健闘


GP© SBS & SBSi. All rights reserved.

■第9話あらすじ

サラの自宅に怒鳴り込んだウンギョンだが、開き直った態度のサラはジェヒにも知る権利があると言い放ち、ウンギョンは玄関先で泣き崩れるが、同じマンションに住むユリの母親ギョンスク(ソ・ジョンヨン)がそれに気づき、母親失格だと自分を責めるウンギョンを励ました。一連の顛末を聞いたユリは娘の前ではちゃんとした父親だと信じていたジサンもクズだったとウンホに不満を漏らす。

ある日、事務所に厄介な依頼人がやって来た。不倫で訴訟を起こされたソナ(チ・イェウン)は既婚であるにも関わらずチャンソン(ペ・ユラム)から口説いてきたので慰謝料を払う義務はないと主張し、全く悪びれずユリを困らす。ウンギョンを指名した彼女を見たユリはウンギョンが精神的に負担を抱えないか心配するが、ウンギョンは何も感じていないかのように担当を引き受けた。強がりはするものの、不倫の始まりのきっかけが自分たち夫婦の問題と似ていて感情的になってしまうウンギョン。それを感じ取ったユリはウジンにアドバイスを求め、彼女を落ち着かせるべく行きつけのトッポッキ屋で話をとことん聞く。ジサンはジェヒに妊娠を知らせたサラを責め、二度と目の前に現れるなと最終通告し、二人の関係は更に修復困難に…。追い打ちをかけるようにサラの元には不倫の代償を払わせる訴状が届けられた。ウンギョンもまたジェヒにこれまでついていた嘘のことを切り出すが、サラのお腹の子供のことを聞かれて言葉を詰まらせる。

担当する不倫の訴訟では、妻ソウン(キム・ボジョン)が妊娠中、体の関係を求めた夫チャンソンが手を出したことがきっかけだった。次第にエスカレートし、ソナから直接電話まで受けたソウンはその時の傷ついた心情を文面でウンギョンに伝え、ウンギョンは彼女が欲しているものが謝罪であることを見抜く。調停のための面談でも悪びれず声を荒げるソナに対して、自分が言った通りにできるかと尋ねるウンギョン。再び入室したソナは人が変わったように頭を下げ謝罪し、それを聞いたソウンは泣き崩れた。結局、謝罪だけで示談が成立し、納得がいかないユリに対して、汚いお金よりも偽物の謝罪の方が慰めになることもあるとたしなめたウンギョン。しかし、裁判所を出ても悪びれない様子のソナに対しては厳しい言葉を投げつけ突き放した。チャンソンからお礼の電話を受けたユリは、まるで被害者のように振る舞う彼の発言に腹を立て反省を促して電話を一方的に切る。そんな様子を未熟だと指摘したウンギョンだが、酔いつぶれたユリの前でもしかしたら自分も謝罪して欲しかっただけなのかもしれないと内心を吐露。実はそれを聞いていたユリは迎えにきたウンホの前で涙を流した。店に残ったウンギョンを心配したウジンは、いろいろなことを一人で抱え込まずに自分を優先しろと励ますが、彼女の肩を優しく叩くことはできなかった。

ある日の事務所はユリがサラを連れてきたことで騒然とする。一番驚いたのはウンギョンだった。サラは部屋に入り二人きりになるや膝をつき、涙で謝罪を始めるが、ウンギョンは出て行けと言い放ち顔を合わせようとしない。怒りの収まらない彼女はユリにどうしてこんなことをしたのかと問いただすが、ユリは母親になる予定のサラに、言うべきことを言っただけだと言い、謝罪を受けたことで、ジェヒに「謝罪されて気持ちが落ち着いたから子供らしく自分を頼っていいんだ」と言えるようになったウンギョンは素直に感謝を述べた。

子供は他人の過失も自分のせいだと思って謝るのに、大人になると自分の過失を人のせいにして誠意のこもった謝罪を忘れてしまうことを思い知らされたユリは、自分たちを捨てた父もいつか謝罪したいと思っていたのか考えながら父の墓前を訪れた。一方、一緒に料理をしながら、現実を知ってしまいながらも何も言えなかったことを突然謝りジェヒ。ウンギョンはそんな状況を作って一人で抱え込ませてしまったことを謝り目を赤らめ、抱き合うと二人は堰を切ったように泣き出した…。





■見どころ・感想など

第8話でテーマとなった「嘘」に続き、第9話では「謝罪」がテーマに描かれた。不倫をされた側のウンギョンが、不倫をした側の弁護をするという奇妙なシチュエーションの中で、誠意を持った謝罪の重みが描かれ、今回も「汚い金より嘘でも謝罪のほうが慰めになることもある」「子供は他人の過失を自分のせいだと思い込み、大人は自分の過失を他人のせいにする」など深い名言を残した。妊娠をジェヒが知ってしまうように仕向けたことでジサンとの関係が最悪の状況に陥り、その上に訴えられたサラはユリに諭され、ウンギョンの前で膝をついて謝罪し、これまでの毒女っぷりから一転して衝撃的な展開を見せた。果たして彼女が見せた謝罪は誠心誠意の謝罪なのか?もしも誠意のこもった謝罪だったのならば、妊娠の事実をもってしてもジサンの愛を手に入れるのが難しくなった彼女がウンギョンが養育権を勝ち取る上で大きな役割を果たす可能性も考えられる。

これまではラストシーンで次のエピソードに続く視聴者の好奇心を掻き立てる展開が描かれていたのだが、第9話ではウンギョンとジェヒが互いに謝り、泣きながら抱き合うもらい泣き必至の心温まる場面で幕を閉じ、逆に第10話への期待を高めた。全国視聴率は17.2%、瞬間最高視聴率は遂に20.1%(ともにニールセンコリア調べ)を記録するなど人気は留まるところを知らない。


気になるのは?胸キュンは?「グッド・パートナー」に次ぐ週末ミニシリーズ視聴率2位は?

第10話は、8月30日22時00分より放送。気になる次回予告は以下で視聴できる。但し、日本語字幕なし。

YouTube|第8話予告


「グッド・パートナー」は、SBSにて毎週金土曜日22時から放送する。

YouTube|SBS金土ドラマ「グッド・パートナー」予告動画
「グッド・パートナー」公式番組サイト

kandoratop

【作品詳細】【「グッド・パートナー」を2倍楽しむ】