岸善幸×宮藤官九郎×菅田将暉 映画『サンセット・サンライズ』2025年1月公開決定、第⼀弾ビジュアル解禁

08月26日04時00分ドラマ

楡周平原作の『サンセット・サンライズ』が、2025年1月に映画として全国公開されることが決定(配給:ワーナー・ブラザース映画)した。あわせて、第⼀弾ビジュアルが解禁となった。

脚本は宮藤官九郎が手がけ、監督には『正欲』で東京国際映画祭最優秀監督賞と観客賞を受賞した岸善幸が担当。主演には『あゝ、荒野』で日本アカデミー賞最優秀主演男優賞を受賞した菅田将暉が7年ぶりに岸監督と再タッグを組む。



物語は「移住」をテーマに、都会から地方に移り住むサラリーマンと宮城県南三陸の住民たちとの交流を描く。ユーモアと感動を織り交ぜながら、コロナ禍や過疎化、震災などの社会問題にも触れつつ、豊かなエンターテインメントとして仕上げられたヒューマン・コメディとなっている。主演の菅田将暉が演じる晋作は、自分に正直に生きることで人々の心を動かし、新しい出会いと幸せを紡いでいくキャラクター。

合わせて解禁された、第⼀弾ビジュアルは、釣り好きの晋作が今まさに“なにか”を釣り上げた瞬間を切り取ったカット。「新しい⽣き⽅、釣れちゃった︕︖」のコピーからは、“お試し移住”した先で思いもよらない⼈⽣が待ち受けていることがわかる。晋作の笑顔から、移住先での新しい出会いに期待が⾼まるビジュアルとなっている。今後のニュースにも是⾮注⽬されたい。

豪華なキャストとスタッフによる異色のコラボレーションが実現した本作。公開が待ち遠しく、続報に期待が高まる。

【菅⽥将暉(主演) コメント】
岸善幸監督と『あゝ、荒野』を撮り終わった後、次は笑える作品が良いよねと話していました。沢⼭涙を流したからか⾃然と笑顔を求めていたように思います。そんな中、脚本に宮藤官九郎さんが加わると聞きました。上がってきた脚本は悲しみの先に笑顔を作ろうとする⼈たちの物語でした。岸さんの⽣活⼒と宮藤さんのセンス、お⼆⼈の想いが温かい願いとなってこの作品は⽣まれたんだと思います。沢⼭の⽅に届き、少しでも笑顔になってもらえたら幸いです。ちなみに⽬標通り撮影現場は笑顔でいっぱいでした。僕⾃⾝沢⼭笑い、ほんの少し泣きました。映画『サンセット・サンライズ』宜しくお願いします。

【岸善幸(監督) コメント】
宮藤さんに初めてお会いしたとき、原作の東北⼈キャラについて笑い合うことができ、この作品を宮藤さんの脚本でつくってみたいと思いました。⾃分にとっては初めてのコメディ作品ですが、宮藤さんならではの笑いを⼤切に演出することを⼼がけました。菅⽥さんとは7年ぶりの作品になりました。俳優としてどんどん新しい役に挑戦を続けていて、久しぶりにあった彼はとても⼤きな俳優になっていました。⼀つだけ、変わらないなあと思えたのは、役に向き合う姿勢です。晋作という⼈物の優しさや繊細さ、感情の振れ幅は⾒事で、現場ではただただ笑い転げていました。菅⽥さんの表現領域が広がっていくような瞬間があって、それを⽬の当たりにできたことが本当に嬉しかったです。 悲しみを癒すのに時間の流れというものがあるとしたら、もう⼀つ、悲しみを癒せるのは、⼈との出会いかもしれません。菅⽥さん演じる晋作を⾒ていてそう思えました。この映画を観る皆さんにもそれを感じてもらえたら幸せです。

【宮藤官九郎(脚本) コメント】
僕は宮城県出⾝なのに、そういえば⾃分の地元を正⾯から描いたことはまだなかったんです。⼦供の頃は⽗親と南三陸で⿂釣りをして遊んだりしてて、コロナ禍の趣味として、また釣りを始めていたこともあって、⾃分の好きな分野の話だし、舞台も⽅⾔も知っている⼟地と⾔葉だし、僕⾃⾝も地元に住んでテレワークで仕事できないかなと考えたことがあったので、他⼈事とは思えない物語でした。震災の話になると、僕は疎外感を味わうというか、なんかこう切なくなるんですよね。ずっとモヤモヤしてたんだけど、それに対する答えを現時点で⾔葉にするならこういう感じかなとしっくりきたんです。それが僕の⼀番⾔いたかったことかなと思います。⾃分の書いた映画で、こんなに⾷べるものが出てくるのは初めてなんです。東北って本来は⾷が⼀つの⼤きな売りなのに、正直今までピンときていなかったんですよね。どんこ汁を美味い美味いと⾔って晋作が⾷べるのは、⾃分で書いていても新鮮だったし、菅⽥君が本当に嬉しそうに⾷べているのが僕の映画じゃないみたいですごく好きです。

■あらすじ
新型コロナウイルスのパンデミックで世界中がロックダウンに追い込まれた2020年。リモートワークを機に東京の⼤企業に勤める釣り好きの晋作(菅⽥将暉)は、4LDK・家賃6万円の神物件に⼀⽬惚れ。何より海が近くて⼤好きな釣りが楽しめる三陸の町で気楽な“お試し移住”をスタート。仕事の合間には海へ通って釣り三昧の⽇々を過ごすが、東京から来た〈よそ者〉の晋作に、町の⼈たちは気が気でない。⼀癖も⼆癖もある地元⺠の距離感ゼロの交流にとまどいながらも、持ち前のポジティブな性格と⾏動⼒でいつしか溶け込んでいく晋作だったが、その先にはまさかの⼈⽣が待っていた̶︖︕



作品タイトル︓『サンセット・サンライズ』
主演:菅田将暉
脚本:宮藤官九郎 監督:岸善幸『あゝ、荒野』
原作:楡周平「サンセット・サンライズ」(講談社)*⽂庫版は10⽉16⽇刊⾏予定
製作︓⽯井紹良 神⼭健⼀郎 ⼭⽥邦雄 ⽵澤 浩 ⾓⽥真敏 渡邊万由美 ⼩林敏之 渡辺章仁
企画・プロデュース︓佐藤順⼦ エグゼクティブプロデューサー︓中村優⼦ 杉⽥浩光 プロデューサー︓富⽥朋⼦
共同プロデューサー︓⾕⼾豊 撮影︓今村圭佑 照明︓平⼭達弥 録⾳︓原川慎平 ⾳響効果︓⼤塚智⼦
Ⓒ楡周平/講談社 Ⓒ2024「サンセット・サンライズ」製作委員会

公式HP
◇公式X:@sunsunmovie2025
◇公式ハッシュタグ:#映画サンセットサンライズ