「グッド・パートナー」第10話・第11話:チャン・ナラの離婚が成立するも、家庭でも会社でも荒波が押し寄せ号泣

09月01日23時59分ドラマ
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8月30、31日に放送されたSBS金土ドラマ「グッド・パートナー」第10話と第11話では、遂にウンギョン(チャン・ナラ)とジサン(ジ・スンヒョン)の離婚裁判が決着を迎え、母親として娘ジェヒと向かい合おうと決意した矢先に、会社でも家庭でも自分が必要とされていないのではないかと自信を失っていくウンギョンの葛藤が描かれた。気になるあらすじと見どころ、感想などを紹介する。次回の予告動画はYouTubeにて公開中だ。



「グッド・パートナー」は、離婚が“天職”であるスター弁護士チャ・ウンギョンと離婚が“初めて”の新米弁護士ハン・ユリの冷たくて熱いヒューマン法廷オフィスドラマだ。【「グッド・パートナー」を2倍楽しむ】ではネタバレあらすじと見どころ、キャスト紹介などまとめている。



■キャスト

チャ・ウンギョン役:チャン・ナラ
ハン・ユリ役:ナム・ジヒョン
ジョン・ウジン役:キム・ジュンハン
ジョン・ウンホ役:ピョ・ジフン
キム・ジサン役:ジ・スンヒョン
チェ・サラ役:ハン・ジェイ
ほか



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■第10話あらすじ

母親として娘ジェヒ(ユナ)と過ごす時間を大切にし始めたウンギョン(チャン・ナラ)。ジェヒはジサン(ジ・スンヒョン)と会いたくないと言い出し、大人同士で決めた約束に従わなければいけないのかと疑問を投げかけ、ウンギョンは全て正論だと気付かされる反面、娘の中で父親という存在が消えかけていることを危惧していた。一方で、法律事務所にはウンホ(ピョ・ジフン)の母の友人スンレ(チャ・ミギョン)が離婚の相談に訪れた。30年以上の結婚生活で2人の子供を立派に育て上げたが、家では常に身の回りの世話ばかりしているうちに自分を失ってしまっていたのだ。ユリ(ナム・ジヒョン)は離婚までする必要はないのではないかと説得を試みるが、火に油を注ぐ結果に。

ジェヒに呼ばれたユリは、裁判が示談で済めばすぐに終わるが、二人の場合はすぐに終わらなさそうだと正直にジェヒに伝え、ジェヒは早く決着をつけてほしいと頼みながら、周囲とは違って憐れみの目で見ることがないユリに感謝の気持を伝えた。ジェヒが早く裁判を終えて欲しがっていることを知ったウンギョンは複雑な表情を浮かべる。ユリはサラ(ハン・ジェイ)に対する訴訟を取り下げ、ジサンのような人が1度裏切ることはあっても、1度だけしか裏切らないことはないと助言。裁判所に呼び出されたウンギョンとジサンは、調査官からジェヒがジサンと会うのを拒み、ウンギョンとの生活を希望していることを聞かされ、ジサンは猛反発。険悪な雰囲気で終わってしまう。

スンレから離婚の意思を聞かされた夫ヨンチョル(イ・ハンウィ)は猛反発し、妻の同意のもと、子供らを連れて事務所にやって来ると、自分勝手な意見を主張し始める。ユリに諭され口を開いたスンレが夫や子供に告げたのは、誰も自分の好きなことや嫌いなことを知ろうともせず、召使いのように長年生きてきたことへの抗議だった。結局、夫婦は離婚の代わりに卒婚という離婚前の猶予期間を設けることで同意し、ヨンチョルがこれまで以上にスンレのことを気遣い始めたので穏便に終わる。ウンギョンにとっては初めて離婚を阻止した案件となった。

勝手に家に上がり込んだサラに怒りをぶつけたジサン。互いへの愛情は消え再び口論になった直後にサラは出血し、搬送された病院で流産の事実を知らされ涙する。付き添ったジサンも、これまでに一緒に暮らす未来を考えたことがなかったことを謝罪し、二人の関係は完全に終りを迎え、サラは指輪を捨てて故郷に帰っていった。ジェヒの前に現れたジサンは、ジェヒがもはやこれまでのように自分を慕ってくれていないことを態度から感じ取り、ジェヒもまた、ジサンの不倫を目撃したことや、ずっと誰にも言えず、ジサンからも嘘をつき続けられてきたことが辛かったと打ち明け号泣しジサンの行いを責めた。自分の行いが娘を傷つけていたことにようやく気づいたジサンは、彼女が望む通り裁判を早く終わらせることを決意し、ウンギョンとの間で示談が成立した。これまでの幸せな記憶を思い出しながら書類にサインするウンギョンは、ジサンから初めて謝罪を受けて思わず涙しながらも、ジェヒを立派に育て上げようと、離婚はしても親であることに変わらないことを強調。

裁判の終結を祝して、4人だけで開いた打ち上げでユリだけを呼び止めたウンギョンは、ジェヒに言われた通りに素直に感謝の気持ちをユリに伝えた。驚くユリも助けになれてよかったとお礼を述べると、ユリでなければどうなっていたかわからないと本心を伝えて涙しながら帰っていくウンギョン。全ては丸く収まったかのように見え、新しい人生のページを歩みだした母子が仲良く眠る頃、オ代表(チョン・ジェソン)に呼び出されたウジン(キム・ジュンハン)はウンギョンを解雇するように命じられて困惑する…。





■見どころ・感想など

第9話では、最近ドラマで見かける頻度が増えたホットな熟年俳優チャ・ミギョンをゲストに、「結婚生活における自分自身」をテーマにした離婚エピソードが描かれた。今回は離婚という結末には至らず、卒婚という聞き慣れない単語が飛び出し、妻の気持ちを知った夫が突然付き合い出した恋人のように妻に尽くし始める微笑ましいエピソードとなった。

一方でこれまで物語の主軸となっていたウンギョンとジサンの離婚裁判が、このタイミングで決着を迎え、視聴者を驚かせた。これまで仕事を優先して母親として娘と向き合ってこなかったウンギョンがジェヒとの関係を改善するべく努力し、実っていく様子が描かれる反面で、かつてはジェヒと仲良しだった父ジサンが、不倫を目撃されていたとも知らずに嘘をつき続け、不倫相手のサラにも期待を抱かせるような態度を取り、彼女の流産すらも、妊娠自体が錯覚だったとジェヒに弁解するなど最低な男っぷりが目立つようになり、最後はジェヒに罰を受けるべきだと涙で拒絶されるという因果応報な結末を迎えた。

回を重ねるごとに、新米のユリに対して、素直な表情を見せたり気持ちを伝えるようになっていったウンギョンが、終盤でユリに対して涙ながらに感謝する場面は目頭が熱くなる名場面だ。まだ6話分の放送を残し、主軸だった離婚裁判が決着を迎え、この先にどんなテーマが描かれるのか気になるところだが、最後にウジンがウンギョンの解雇を命じられるという衝撃的なシーンが描かれ、これまで大手法律事務所のパートナー弁護士として活躍してきたウンギョンの弁護士として、そして新米シングルマザーとしての葛藤が描かれることになりそうだ。全国視聴率は15.5%(ニールセンコリア調べ)と先週よりはスコアを落としたものの、相変わらず好調な数値をマークし続けている。



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■第11話あらすじ

シングルマザーとなって良き母親であろうと奮闘するウンギョン。そんな彼女にユリは応援の気持ちを込めて「AS(アフターサービス)が必要なときはいつでも相談して下さい」とメッセージを添えた植木鉢を贈った。ある日、出社したウンギョンはオ代表に呼び出され、離婚チームを解散する意向を告げられる。それだけでなく独立開業をするタイミングではないかという代表の言葉に、自分が不要になったということかと複雑な感情を抱き、学校からはジェヒが同級生と口論になったと報告の電話を受けてダブルパンチを食らってしまい、気分転換のために入社以来初の休暇を取得してジェヒと旅行に行くことに。何かあったのか心配したウジンは彼女が休暇を取っている間は邪魔をしないようにしようとする。

ユリのもとには不倫をした疑いで訴訟を起こされた学生スンジュン(キム・テジュン)が相談に訪れる。出会い系アプリで知り合った女性が既婚者だとは知らなかったと主張するものの、提出されたチャットの履歴には不審な点が残っていた。ウンギョンが不在の中、ウジンに相談したユリは、相手の既婚女性チョルミン(キム・シヒョン)と夫フン(イ・シオン)が夫婦で相手から示談金を奪うために仕組んだものだと疑い、ウンホを半ば無理やりアプリに登録させチョルミンと接触させる。フンは直接スンジュンの学校まで押しかけて恐喝しただけでなく、ウンホもターゲットにして法律事務所にまでやってきて大暴れ。場を収拾したウジンはユリにどうするつもりか尋ねるが、ユリはウンホを利用して妻チョルミンを法律事務所に呼びつけ、スンジュンと共に現れて夫婦の詐欺行為を指摘し、見事に訴訟を取り下げさせることに成功した。ウンギョンがいない中、一人で進行計画を立てて案件を解決したことに達成感を抱くユリ。ウンギョンに電話をかけるが休暇中の彼女は電話に出なかった。

一方で、初めてジェヒと二人でキャンプ旅行に出発したウンギョンは、ジェヒの好き嫌いや体質についてあまりにも自分が無知だったことを痛感させられ、行った先々でぽっかり空いた父親という存在を意識させられ複雑な表情を浮かべた。彼女の不在で法律事務所がバタバタしている反面、ウジンの気遣いで一切連絡が来ないことが、かえって会社でも必要とされていないのではないかという不安を助長してしまう。さらに自分の不注意で自転車で転倒し、怪我で病院に入院したジェヒがジサンに電話しようとしたのを止めたことで口論になってしまい、ジェヒは憎んでいても父親が恋しいと本心を初めて打ち明けて泣き出した。会社でも家でも自分が必要とされていないのではという不安が最高潮に達したウンギョンは病院の廊下で不在着信からユリに電話して「アフターサービスを頼みたい」と涙ながらに自分自身が置かれている状況を伝えた。同じ頃、オ代表と会っていたウジンは法律事務所を自分に欲しいと大胆な頼み事を持ちかけていた…。





■見どころ・感想など

主軸となっていたウンギョンの離婚裁判が終結し、彼女に解雇の危機が訪れることを予感させる不穏な終わり方をした前回からの続きで描かれたのは、直接的かつ一方的な解雇通告ではなかったものの、独立を勧めるような遠回しな退社勧告だった。第11話では「ぽっかりと空いた空白」をテーマに、ウンギョンという頼れる先輩弁護士がいない中で案件を進めることになったウンギョンらの健闘と、ジサンという夫であり父親だった存在が遠くなってしまったウンギョンら母子が現実に直面する様子が描かれた。今まで会社のために駆け抜けてきたウンギョンが会社から切られそうになり、シングルマザーとしての努力も空回りして、今にも割れてしまいそうなガラスのような心理状況でユリにSOSを求める場面が印象的だ。ここからは彼女が弁護士として、母親としての難関を乗り越え行く様子が主軸として描かれていくに違いない。

また、2話連続でウジンとオ代表の意味深なやりとりが描かれ、以前おじであるはずのオ代表を父と呼んでいたこともあり、二人の関係の真相も物語に大きな影響を与える要素になりそうだ。全国視聴率は15.4%(ニールセンコリア調べ)で前回と同様、安定した視聴率を保っている。



第12話は、9月6日22時00分より放送。気になる次回予告は以下で視聴できる。但し、日本語字幕なし。

YouTube|第12話予告

「グッド・パートナー」は、SBSにて毎週金土曜日22時から放送する。

YouTube|SBS金土ドラマ「グッド・パートナー」予告動画
「グッド・パートナー」公式番組サイト

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【作品詳細】【「グッド・パートナー」を2倍楽しむ】