今夜、第2章へ…ピョン・ヨハン主演「白雪姫には死を~BLACK OUT」前半(1話~6話)振り返りと考察

09月06日18時30分ドラマ
MBC「백설공주에게 죽음을」より

ドラマ「白雪姫には死を-Black Out」は、2024年8月16日からMBCで放送されている金土ドラマで、ドイツの作家ネレ・ノイハウスの小説『Snow White Must Die』をリメイクした作品。

今夜9月6日、いよいよ第2章へと突入するが、その前に前回まで第1章(第1話~第6話まで)を整理しておこう。本作は日本でもU-NEXT、Hulu、Lemino、FOD、ABEMA TVなど複数の配信会社で同日配信している。



「白雪姫には死を-Black Out」はどんなドラマ?

「白雪姫には死を-Black Out(백설공주에게 죽음을)」の脚本はソ・ジュヨン、演出はピョン・ヨンジュが担当している。本作には、記憶喪失は一時的な記憶停止という意味を持つ「ブラックアウト」という副題が付けられたミステリー犯罪スリラーで。11年前に発生した未解決の殺人事件の真相を追う物語が描かれている。⇒【各話のあらすじ】



MBC「백설공주에게 죽음을」キャラクターポスターMBC「백설공주에게 죽음을」キャラクターポスター

【第1章(第1話~第6話)振り返り】


事件発生前の穏やかな平和なムチョン村

物語の舞台は、韓国の田舎町ムチョン。コ・ジョンウ(ピョン・ヨハン)は、高校でトップの成績を誇る優秀な学生であり、両親は「ムチョンガーデン」という大きなレストランを経営している。ジョンウの家には大きな倉庫があり、トラクターやさまざまな物が置かれてて、ジョンウの友人たちは子供のころからその倉庫で遊んでいた。

恵まれた家庭の息子として平穏無事な日々を送っていたジョンウは、転校生の美しい女子生徒パク・ダウン(ハン・ソウン)に心を奪われる。その一方で、幼なじみのシム・ボヨン(チャン・ハウン)にも思いやり深く接していた。ボヨンは、酒乱で暴力的な父親シム・ドンミン(ジョ・ジェユン)と虐待される母親イ・ジェヒ(パク・ミヒョン)と共に貧困の中で暮らしていた。



ジョンウが遺体なき2つの事件の犯人に

卒業前夜、ジョンウは友人たちと集まって楽しい時間を過ごす予定だったが、ダウンが姿を消し、ボヨンが泣きながらどこかへ行ってしまった。混乱したジョンウは一人で深酒し、そのまま眠り込んでしまう。翌朝、ジョンウはボヨンとダウンの殺害容疑で逮捕される。現場には2人の血痕と、メガネスパナ、ジョンウの血の付いた運動靴が発見されるが、遺体は見つからなかった。何も記憶していないジョンウは、無実を証明できずに10年間の刑を受ける。



ジョンウが刑期を終えて帰郷

10年後、ジョンウは出所し、故郷のムチョンに戻るが、母親チョン・クムヒ(キム・ミギョン)は人手に渡ったムチョンガーデンで働いていた。そこには医大を休学中のアルバイト生ハ・ソル(キム・ボラ)もいた。クムヒは出所した息子を冷たく迎え入れ、周囲の人々も彼を疎ましく思っている。
ジョンウの友人ヤン・ビョンム(イ・テク)は警察官となり、シン・ミンス(イ・ウジェ)は看護師として夢を実現したが、ジョンウの面会には来なかった。ただ一人、チョイ・ナギョム(コ・ボギョル)だけがジョンウに寄り添い、彼の帰還を笑顔で迎えてくれた。

そんなムチョンには新たにノ・サンチョル(コ・ジュン)という広域捜査隊のチーム長が赴任する。かつて妻を殺害されたサンチョルは犯罪者に厳しく、ジョンウに対しても冷淡な態度をとる。

一方、ジョンウの亡き父の親友で警察署長ヒョン・グタク(クォン・ヘヒョ)の息子スオ(イ・ガソプ)は自閉症とてんかんを抱えており、温室で絵を描くことに専念していた。



ジョンウの無実を証明する証拠

ある日、ソルが散歩中に人間の骨の一部を発見し、ジョンウはその場所が下水溝の近くであることを知る。ジョンウが下水溝に向かうと、ボヨンの名前タグを見つけて号泣する。実はソルは10年前の事件の手がかりとなるスホが描いた絵を見ていた。

ボヨンの遺骨を見つけたことで少しずつ過去の記憶が戻り、当時ジュンウを犯人と特定した証拠が捏造されたものだと知ったジョンウは、自分が無実であることを証明することを誓う。スオの絵が真犯人の手掛かりになると思われるが、彼の父ヒョン・グタク署長が処分してしまう。

そこにスホの双子の弟ゴノがアメリカから帰国する。ヒョン署長はゴノにすぐに米国に戻るよう厳命するが、ゴヌは聞き入れない。そして夜分にジョンウを訪ねて来る。幼なじみとの再会を喜ぶジョンウだが、ゴノがスーツケースを開いてボラのリュックサックを見せる。驚くジョンウは「お前が殺したのか!」と叫ぶ…という展開だった。

【第2章:考察】

新たに赴任してきた刑事サンチョルが当初から気にかけていたように、ムチョン村の住民たちが怪しい。ジョンウを憎み村から追い出すことに異常に執着している。何かジョンウがいると都合の悪いことがありそうだ。

中でも、ジョンウの亡き父の親友でヒョン署長は、11年前のジョンウの事件解決で署長に昇進した。また事件当時被害者ボラの母親と親密な関係だとボラに知られてしまった。ボラが泣いていたのはそのためのようだ。さらに、自閉症のスホが描いた絵から彼が殺害現場を目撃していたようで「ジョンウは犯人じゃない」とソルに訴えている。そんなスホの証拠となる絵を燃やしたのもヒョン署長だ。実際にゴノが殺人を犯したのではないようだが、双子兄弟がキーとなっている。

現在のところ、途中から登場した病院長パク・ヒョンシク(コン・ジョンファン)が怪しい。院長には10歳以上年上の妻、国会議員イェ・ヨンシル(ぺ・ジョンオク)がいる。もう一人の被害者ダウンに暴行された形跡があることから、女性にだらしのないパク院長や怪しい。

また、学生時代の仲間たちも全員怪しい。中でも一途にジョンウを想い続けているナギョム(コ・ボギョル)の好意は少々度が過ぎていて、危険なにおいがする。

第2幕からは、サンチョル刑事とソルはジョンウに協力してくれそうだが、果たしてこの怪しい事件の真相は?

第2幕のスタートとなる第7話は、MBCで今夜6日(金)21:50から放送、日本でもU-NEXT、Hulu、Lemino、FOD、ABEMAなどで韓国と同日配信される。

YouTube[백설공주에게 죽음을 7회 예고] (7話予告、日本語字幕なし

YouTube「MBC Drama」チャンネル

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