「光る君へ」まひろ(吉高由里子)の恋愛指南で彰子(見上愛)の心情に変化が第34話ネタバレ第35話予告

09月09日10時58分ドラマ
©NHK

NHK大河ドラマ「光る君へ」(毎週日曜総合20時~、BS、BSP4K18時~)9月8日(日)放送の第34話「目覚め」で恋愛アドバイザ―まひろ(吉高由里子)が彰子(見上愛)ナイスアシスト!そして9月15日(日)放送の第35話「中宮の涙」で、シャイな彰子が想いを告白する?予告動画は公式サイトで公開中だ。



9月8日放送の第34話では、どこかまひろに心を開いてきた彰子のかわいい一面が描かれた。一条天皇が夢中になる物語が気になってまひろに会いに行ったり、笑顔の道長(柄本祐)を見て驚く素顔を見せた彰子。そんな彰子に「殿御は皆可愛いものでございます」と教え、少しずつまひろに心を開く彰子と、それを優しく見守るまひろに、視聴者から「まひろちゃん、百戦錬磨の恋愛アドバイザーみたい」「彰子様がかわいいぃぃ」など2人のやり取りに注目が集まった。

そして9月15日放送の第35話は、道長が息子の頼道(渡邉圭介)を伴い御嶽詣に出かけるが、行程は難航、さらに伊周が不穏な動きに出る。一方、まひろは彰子の本心をしることになるの・・・という展開が待っている。予告で「お慕い申してます!」と無口な彰子が叫ぶ場面が流れると、ネットから「その言葉だけで来週が楽しみ!」「彰子さまがどんどん魅力的に・・・」と期待するコメントが寄せられている。

■「若紫」の着想は道長の扇子から
『光源氏』において、モテモテの光源氏が溺愛した紫の上との出会いのシーン、「犬君が雀を逃がしつる」という文章は学校で習った人も多いはず。ドラマでは、まひろが道長からもらった扇子を見ていると、アイディアが降って来るというロマンティックな展開で描かれた。『源氏物語』は帝へ献上するものとして登場したが、ここへきて、まひろと道長のプラトニックラブに繋がる脚本に、感動と称賛の声が集まった。

まひろが道長からもらった扇を手に取り、道長との出会いを振り返りながら「ずっとずっと一緒に生きていられたら・・・一体どんな人生だったのだろう」と物思いにふけると、目の前に、赤い衣装を着た少女が走って来る。何かひらめいたまひろは、筆を執り「犬君が雀を逃がしてしまったの」と書き出すという場面から「若紫の巻にそう展開するか」「想像力を掻き立てる脚本だな」「若紫のエピソードとリンクするの凄すぎるよ・・・」と視聴者も驚きの様子。今後は光源氏の物語と、まひろが描く宮中人たちとの人生模様とリンクしていくのか、今後の展開に期待したい。


■第34話ネタバレあらすじ
興福寺の僧らが、源頼親の横暴に対し、詮議を求めてきた。同じように、源頼親側からも申し立てが行われている。道長らが対応を協議していると、朝堂院に僧たちが押し寄せ事態が悪化。これを受け、道長は検非違使を向け、討伐することを進言。一条天皇もその提案を受け入れたので、混乱はすぐに鎮圧された。

内裏では興福寺の攻撃に備え、まひろらは中宮を清涼殿に移すなど、対策が取られる中、興福寺側から右大臣を通して道長に会いたいことを伝えて来た。そして後日、土御門の屋敷にやって来た興福寺別当・定澄は、南都に引き上げるために、寺の僧が当麻為頼邸、田畑を踏みにじったことを調べて欲しい、源頼親を大和守から解任して欲しい、当麻為頼を懐妊して欲しい、そして蓮聖が公の法会への参列を禁じられているのを免じて欲しいと言ってきた。

道長は、どんな理由があろうとも、田畑を荒らされ、屋敷を焼かれた方を罰することは理にかなっていないので、1つ目から3つ目の申し出は却下。蓮聖のことを頼みたければ改めて申し文を出すよう伝え、定澄を帰した。一方、まひろは内裏で物語を書いていると、道長が現れ中宮・彰子と一条天皇の様子を探って来た。定子が亡くなった6年、未だ懐妊の兆しが見えない状況に焦る道長を、まひろはなだめるしかない。「お前だけが頼みだ。どうか頼む。」と頭を下げると、道長は立ち去って行った。

寛弘4年(1007年)、年が明けると、倫子(黒木華)は4女嬉子を出産。同じ日、藤原斉信(金田哲)の館が焼けた。帝の推薦で伊周(三浦翔平)の長男・道雅と、道長の計らいで惟規が蔵人となる。そんな中、彰子がまひろを訪ねてくる。彰子は「そなたの物語だが、面白さがわからぬ」「男たちが言っていることもわからぬし、光る君が何をしたいのかもわからぬ」と話し、帝がこの物語に惹かれる理由を知りたい様子だった。まひろは言葉を選びながら、自分の思い描くことと、帝が思うことが重なったのかもしれないと説明するが、彰子はまだ疑問を持っている様子だった。

彰子の心を掴むことがなかったが、まひろの書く物語は宮中で大変な話題となっていく。そして3月3日、上巳の祓の日、土御門殿で曲水の宴が開かれた。そこには道長をはじめ、斉信や公任(町田啓太)をはじめ、彰子やまひろの姿もあった。突然の雨で宴が一時中断されてしまう。雨を待つ間、御簾の陰から父・道長が仲間たちと親し気に話す様子を見て、今まで見たことのない、道長の素の顔に驚いた。

そのことをまひろに話すと「殿御は皆、かわいいものでございます。」と教えるのだった。「帝も?」と問う彰子に、まひろは「帝も同じ殿御にございます。」と答え、帝の顔を見て話してみてはどうかとアドバイスした。その後、日常に戻ったまひろは道長と自分の人生を思い浮かべていた。道長との出会いから次なる物語が降って来た。「雀の子を犬君が逃がしてしまったの」と書き出すのだった。一方、道長は彰子の懐妊を願い、金峯山へ御嶽詣に行く計画を立てる。

■第35話あらすじ
道長は中宮・彰子の懐妊祈願のため、息子・頼道を伴い御嶽詣へ向かう。だが、険しい行程と悪天候に悩まされ、目的地である金峯山寺への到達にてこずっていると、伊周が武者を引き連れ不穏な動きを見せる。その頃、まひろが書く物語に興味を持った一条天皇が、まひろに物語の真意を尋ねては、自分の境遇と重ねはじめる。そんな中、まひろは彰子の本心を知ることになる。

NHK大河ドラマ「光る君へ」は2024年1月7日(日)総合20時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:大石静、出演:吉高由里子、柄本佑、黒木華、瀧内公美、塩野瑛久、岸谷五朗ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@nhk_hikarukimie」。第34話予告動画は番組公式サイトにて公開中。

NHKオンライン・NHK_PR

【2024年夏ドラマ紹介】【関連記事・各話のあらすじ】