【最終回ネタバレ】成田凌はすべてを知り、吉川愛と生きてゆく「降り積もれ孤独な死よ」
9月8日に「降り積もれ孤独な死よ」(読売テレビ・日本テレビ、日曜、22時30分)の最終回・第9話が放送された。健流(杢代和人)を刺したのはマヤ(仲万美)、マヤを殺し、優磨(カカロニ栗谷)を追い詰めたのは陽子(長谷川京子)だった。最新話はTVer、全話はhuluにて配信されている。
日曜ドラマ「降り積もれ孤独な死よ」最終回・第10話放送後の話題
「降り積もれ孤独な死よ」は、過去と現在、2つの事件の真相が毎回衝撃の展開と共に紐解かれてゆくスリリングなヒューマンサスペンスドラマだ。その最終回・第10話が8日に放送された。
主人公である冴木(成田凌)が連続傷害事件の犯人だったり、13人もの子どもを殺したのが現職の刑事だったりと前半から波乱に満ちた展開だった。原作はまだ結末を迎えていないため、ドラマの結末はドラマオリジナルの結末となった。憎しみの連鎖だけはなく、「だれかを守りたい」という気持ちの連鎖を訴えることで事件は終りを迎えた。
怪しかった花音(吉川愛)はみんなを守りたいだけだった
どの事件にも関係があり、ドラマ終盤に向けて、真犯人なのか?と疑われたこともあった花音だが、父・灰川(小日向文世)を守りたい、一緒に暮したみんなを守りたいという気持ちが人一倍強いだけだった。
ラストで、自分が死んで事件を終わらせようとしたが、説得したのは、冴木だった。「憎しみ」の連鎖だけではなく、人を思う気持ちの連鎖を訴えることで事件を終わらせた。
ドラマは意外にも穏やかな結末で終わった
13人の子どもの遺体が発見されるところからドラマはスタートし、その後も、連続傷害事件、悲惨なDVの模様など、映像的には恐ろしいシーンも多かった本作だが、ラストのシーンは立ち直った花音と冴木の二人が未来に向かって手を取り合うという穏やかな結末となった。
Blu-ray&DVD-BOX発売決定
「降り積もれ孤独な死よ」は7年前の事件と現代の事件が行ったり来たりする。すべての放送が終り、結末を知った上で答え合わせをする意味でも全編が見られるBlu-ray&DVD-BOXが楽しみになる。2025年3月19日に発売となる。
■最終回・第10話ネタバレあらすじ
花音(吉川愛)の前に現れたのは、健流(杢代和人)の母・陽子(長谷川京子)だった。花音は陽子に自分がすべてを終わらせると宣言した。一方、警察では、優磨(カカロニ栗谷)の事故現場付近の道を後ずさりする陽子の映像を確認した。川相(野間口徹)や五味(黒木メイサ)らも陽子が健流(杢代和人)の復讐を図っているのではないかと、陽子の行方を追う。
悟(松本怜生)から日記の最後のページを渡された橙子(山下美月)と冴木(成田凌)は7年前に起きたことを知る。
7年前。灰川(小日向文世)の誕生日に子ども達が灰川を祝っていたが、母・陽子に追い出されて戻ってきた健流が荒れて、子ども達から灰川へのプレゼントを壊す。花音がいさめようとすると健流は反発して花音に襲いかかる。それを止めようとしてハサミで背中を刺してしまったのはマヤ(仲万美)だった。逆上した健流が振り返った時に自分が割ったワインのボトルのかけらに足を取られて転んでしまい、床にあったハサミが刺さって亡くなってしまった。灰川と優磨で健流を埋め、灰川邸の暮らしを終えることにした。
灰川が健流の事件から花音たちを守るために、自首したことを知り、花音はマヤに頼んで偽装の事件を起こしたのだった。
灰川邸にいる陽子と花音は殺されたマヤのことを話していた。マヤが赤いカーネーションを持ってきたことを陽子は問い詰めた。マヤは自分が殺してしまった負い目があり、陽子にすべてを話してしまう。陽子は「健流が生きていることにしてくれなかったから」、マヤを殺してしまった。そして、優磨の元に向かって「まだ、生きている」と言わせたかったのだ。優磨も追い詰められて逃げ出して車に轢かれた。
その頃、瀬川涼(笠松将)は自ら傷つけて留置場から病院にゆく。そこであばれて警察官らを振り切って花音を助けに向かう。
五味たちは瀬川を追う。警察官ではない冴木には待っているようにというが、冴木は覆面パトカーを盗んで瀬川を追う。そして、健流が埋められていた場所に到着した。そこにいたのは陽子と花音だった。花音は自分をここで殺して事件を終わらせてくれと陽子にいう。それを冴木が止めた。さらにそこに瀬川がやってきて銃を放った。花音は「辞めて」と頼む。しかし、瀬川は陽子がすべての元凶だといい、陽子に銃を向け、放った。冴木が身を挺して陽子を守った。そして、冴木は憎しみだけではなく、ひとを守りたいという気持ちも連鎖していると告げる。そこに五味達がやってきて皆捕まった。
陽子はマヤを殺したことを認め、健流の事件はマヤが死亡していること、死体遺棄の時効が過ぎていることから誰も逮捕されなかった。瀬川は罪を認めた。刑務所に花音が会いに行くと、相変わらず花音のことばかり心配している瀬川がいた。花音はお礼をいう。
橙子は灰川邸のことを本にして出版していた。
花音が蒼佑(萩原利久)の墓参りをしたところに、冴木がやってきた。二人は未来に向かって手を取り合った。
読売テレビ・日本テレビ 2024年7月7日スタート。毎週日曜日22時30分放送「降り積もれ孤独な死よ」。出演:成田凌、吉川愛、小日向文世、黒木メイサ、山下美月、佐藤大樹、野間口徹、萩原利久、仙道敦子、仲万美、松本怜生、杢代和人、カカロニ栗谷ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@furitsumore_ytv」。TVerで最新話無料配信、huluで最新話まで全話配信中。
◇読売テレビ・日本テレビ「降り積もれ孤独な死よ」番組公式サイト
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