韓国ドラマ「悪魔なカノジョは裁判官」“なら死んで?”パク・シネが狂気的なアンチヒーローで好発進【ネタバレ】
9月21日にスタートしたSBS金土ドラマ「悪魔なカノジョは裁判官」第1話、第2話あらすじと見どころを紹介。この回ではユースティティア(オ・ナラ)が人間のビンナ(パク・シネ)に憑依し、人間界で罪人を裁き始めた。
第1話の視聴率は全国6.8%、首都圏7.2%、第2話では視聴率が全国平均9.3%で首都圏は9.8%を記録。初回から視聴率が9%を超えるという幸先の良いスタートをきった。
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「悪魔なカノジョは裁判官」は、エリート裁判官の体に憑依した悪魔カン・ビンナ(パク・シネ)が地獄のような現実で、人間的な熱血刑事ハン・ダオン(キム・ジェヨン)に会って罪人を処断し、真の裁判官に生まれ変わる善悪共存スカッとアクション・法廷ファンタジーだ⇒【全話あらすじ】
■キャスト
カン・ビンナ役:パク・シネ
ハン・ダオン:キム・ジェヨン
ク・マンド役:キム・イングォン
イ・アロン役:キム・アヨン
ほか
■第1話あらすじ
画像:SBS「지옥에서 온 판사(地獄から来た判事)」HPより
「悪魔なカノジョは裁判官」2024年9月21日からディズニープラスで配信
何者かに命を奪われ、殺人地獄へと迷い込んだ人間のビンナ(パク・シネ)。悪魔・ユースティティア(オ・ナラ)はそんな彼女を殺人犯と決めつけ、ゲヘナの烙印を押してしまう。この失態に怒ったバエル(シン・ソンロク)は、反省しない殺人犯10人の審判を命じ、彼女を半ば強制的に人間界へと向かわせた。ユースティティアはビンナの亡骸に憑依。元々裁判官だった彼女の代理を務めるかの如く、法廷の場に姿を現わす。
最初に彼女の審判を受けたのは、暴行事件の容疑者から涜職暴行罪に問われた警官・ダオン(キム・ジェヨン)。彼の行動が正当だと見抜いたユースティティア、もとい悪魔のビンナは彼に無罪判決を下す。これに感謝したダオンは、必要な時は助けになる、と約束する。
恋人のムン容疑者のDVを許すというミンジョンに会う悪魔のビンナ。許す気持ちが偽りと気付いた彼女は、初公判前に自分に正直になるよう説得するも、迷惑と切り捨てられ、警察を呼ばれる。その後、悪魔のビンナは警察署にてダオンと再会。その行動が真実を追究するが故のものと理解したダオンは、彼女を解放した。
翌日、悪魔のビンナは法廷にてムン容疑者と対峙する。ミンジョンへの愛を語りながら泣く彼には懲役1年の刑が言い渡されるが、演技を見抜いた悪魔のビンナは軽い処罰に納得がいっていなかった。それでも為す術が無かった彼女だが、ムン容疑者が裁判終了後、法廷に来ていたミンジョンの両親を嘲笑していた、という情報をダオンから得る。ムン容疑者の残酷な本性を確信し、ある作戦を開始する。
その後、判決言い渡しの場でムン容疑者に300万ウォンの罰金刑を言い渡した悪魔のビンナ。これに法廷がどよめく中、ダオンも彼女への失望を隠せなかった。
ムン容疑者を牽制し、ミンジョンのケアと保護を強化していたダオンだが、その行動を咎められ、保護の継続が困難に。そんな中、虎視眈々とムン容疑者の動向をうかがっていた悪魔のビンナは、能力で彼の不審な動きを知り、嬉々とした表情を浮かべる。
その頃、ミンジョンの家にはムン容疑者が押し入り、再び彼女に暴行を加えていた。この様子も見ていた悪魔のビンナは、犯行後のムン容疑者に接触。笑みを浮かべながら彼を呼ぶ彼女の手にはゲヘナの短剣が握られていた。
一方、地獄にて殺人法廷に送られた人間のビンナはグレモリーから怪物をけしかけられる。万事休すに思われた時、彼女の背後から差した十字の光が怪物を焼き払う。
■第1話見どころ
導入部分から濃いファンタジー色が感じられた当作。それでいてミステリー要素も綿密に練られており、1話からかなりの見応えだった。ムン容疑者の軽い刑に納得していなかった悪魔のビンナが、入念な聞き込み調査を行ったにもかかわらず更に軽い刑を下すシーンは大きく予想を裏切った一方で、ドラマへの関心、没入感を高めた。人間には理解しがたい思考を持つ悪魔のビンナは狂気的かつ美しく、パク・シネの演技力と美貌が光っていた。そんな彼女のユースティティア姿を演じたのは、特別出演枠のオ・ナラ。大御所女優の名に相応しい彼女が表現したキャラクターの魅力を、違和感無く引き継いだパク・シネの表現力に、再度多くの注目が集まる事が予想される。
第1話では、パク・シネに乗り移るユースティア役のオ・ナラとバエル役のシン・ソンロクが特別出演した。
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■第2話あらすじ
SBS「지옥에서 온 판사(地獄から来た判事)」HPより
「悪魔なカノジョは裁判官」2024年9月21日からディズニープラスで配信
ムン容疑者を追っていたダオンは怒りにまかせて彼を殴ろうとするも、ビンナに止められる。そんなビンナに再犯の責任を追及したダウンは、ムン容疑者に逮捕状を出す、と話す。これにビンナは苦虫をかみつぶしたような表情を浮かべ、ダオンの存在を邪魔に思う。
一方、ムン容疑者の逮捕は認められず、ミンジョン一家の精神は限界に近づいていた。そんな彼らを見て胸を痛めるダオンの元に、ムン容疑者の訃報が届く。
12時間前、ムン容疑者をおびき出して本当の裁判を行った悪魔のビンナ。自分の世界に彼を連れて行ったムン容疑者の罪を再現し、ミンジョンの苦痛を数倍にして彼に味わわせる。途中、反撃に合うも、悪魔のビンナは難なく交わし、制裁を加える。圧倒的な力の差に心が折れたムン容疑者は、謝罪し、死に値する程の大罪を犯した、と認める。そんな彼に「なら死んで」と言い放った悪魔のビンナは短剣で腹を刺し、その亡骸にゲヘナの烙印を押して、笑顔で裁判を終えた。
ムン容疑者の遺体発見現場に向かったダオンは、遺体の汚れ、傷と不釣り合いな綺麗な現場、見せつけられるように遺棄された遺体など、不自然な点に眉をひそめる。これは警察を困らせたいビンナの仕業だった。
その頃、ムン容疑者を釈放した件で裁判所長から激怒された悪魔のビンナ。屁理屈をこねる彼女をクビにしたいとまで思う裁判所長だったが、かつて人間のビンナがチョン議員の息子と婚約をしていたが故にそれが出来ず、頭を抱える。
帰宅したビンナは町内会に呼ばれ、再開発に反対する署名を頼まれる。家賃の減額に釣られて署名をした悪魔のビンナだったが、その再開発が自分と関係のあるチョン議員が主導しているものだとは知らなかった。
その後、殺人犯を探す悪魔のビンナはダオンを酔わせて、犯人の名を聞き出そうとする。酔ったダオンから出てきたのは彼自身の名前。子供の時に3人殺めたと語る彼に笑みが抑えきれないビンナだったが、被害者遺族の所在が自身の隣、と聞いて困惑。意味を尋ねようとするもダオンは眠ってしまっており、その頬には涙が伝っていた。
翌朝、目を覚ましたダオンに事の真相を聞いたビンナは、彼の反応を見て真実だと確信。秘密は守る、と優しい笑みを浮かべたビンナは彼を散歩に誘う。その行き先を問われた際、「地獄」と返答した彼女は、ゲヘナの短刀で彼の腹を刺した。
■第2話見どころ
今回の見どころは何と言っても本当の裁判のシーンだ。ムン容疑者のDVを再現する悪魔のビンナは非常に恐ろしく、まさに悪魔の所業だったが、それにスカッとする感覚を覚えた。その迫力とパク・シネの狂気の魅力は、次なる本当の裁判を期待していることを懺悔するほどだ。初回放送にもかかわらず、視聴率が9%を超えたことにも納得がいく。また2話ではチョン議員の存在、ロマンスが期待されたダオンの罪など新たな伏線が広げられた。先の展開が予想出来ない当作にはSNSでも多くの期待を寄せる声が見られている。
●「悪魔なカノジョは裁判官」初日から9%台記録、「白雪姫には死を」も8%で激しい視聴率争い
2024年9月21日にスタートしたSBS金土ドラマ「悪魔なカノジョは裁判官」は、21日2話、以降金土各1話ディズニープラスで独占配信される。
◇YouTube「지옥에서 온 판사(地獄から来た判事)」第3話予告(日本語字幕なし)
◇ SBS「지옥에서 온 판사(地獄から来た判事)」HP
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