BS12「上陽賦〜運命の王妃〜」(68話版)第10話-第11話:忍び寄る敵の手~命がけの救出【ネタバレ】

16時00分 ドラマ
(c) 2021 China International Television
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中国ドラマ「上陽賦~運命の王妃~」(全68話版)、BS12ウェルビにて10月1日放送の第10話と第11話のあらすじと見どころを紹介しよう。予告動画は番組サイトで視聴できる。



「上陽賦〜運命の王妃〜」は、⼈気⼩説『帝王業』を原作にした時代劇。架空の古代中国を舞台に、不本意な政略結婚で結ばれた二人が、やがて心を通わせ互いに支え合うようになり、民のために戦う超本格歴史スペクタクル。
【「上陽賦」を2倍楽しむ】では、各話のネタバレ(あり、なし)あらすじや見どころ、豆知識や架空の国・成(王朝)の時代設定や、人物紹介、音楽(OST)、ロケ地などはまとめているので、視聴の参考にされたい。


■キャスト

押さえておくべき5人
比べてみた!“宋懐恩”vs“胡光烈”
王儇(以下、王ケン)/阿嫵/豫章王妃役:チャン・ツィイー(章子怡)/声:魏涼子
蕭綦(以下、蕭キ)/豫章王役:ジョウ・イーウェイ(周一囲)/声:阪口周平
馬子澹(したん)役:トニー・ヤン(楊祐寧)/声:庄司然
賀蘭箴(がらんしん)役:ユアン・ホン(袁弘)/声:伊東一人
馬子隆(ばしりゅう)役:グオ・ジアミン(郭家铭)/声:島津耕介
馬子律(なしりつ)役:プ・バージャ(浦巴甲)/声:竹内想
王藺(おうりん)役:ユー・ホーウェイ(于和偉)/声:志村貴博
 ほか


上陽賦(c) 2021 China International Television
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■第10話「忍び寄る魔の手」

暉州の長官・呉謙は、王ケン誘拐の責任を感じ皇都の王藺を訪ねて詫びる。だが王ケンは娘の身に何かあればお前だけでなく家族の命も奪うと脅す。怯える呉謙は長公主・馬瑾若(ばきんじゃく)にとりなしてもらおうと王氏の屋敷を訪ねる。だがここで初めて王ケンの誘拐を知った瑾若は気を失ってしまう。二重の失態に、呉謙は恐怖を募らせる。

妹を心配する王夙(おうしゅく)は、この大事な時に義母の看病もせずに外出している桓宓(かんひつ)に腹を立てるが、実は彼女は子隆と逢瀬を重ねていたのだった。

小屋に閉じ込められた王ケンは、小葉が口を滑らせたため、自分が3日後に殺されると知る。そこで小葉をだまし、火を放って建物を抜け出す。外には蕭キの命令で王ケン救出に駆け付けた胡光烈(ここうれつ)と胡瑶(こよう)がいた、だが王ケンは逃げることができないと観念し、蕭キに3日後の閲兵式に日に賀蘭箴が何かを企んでいると伝えるよう命じ、自分は戻る。賀蘭箴は王ケンへの見せしめで小葉の腕を切れと言い、王ケンが止め、賀蘭箴は自ら王ケンを見張ることに。

その頃、度重なる失態に怯える呉謙は夜逃げしようとするが、桓宓の父・桓公から、唯一呉謙を救える人物として第2皇子・馬子律(ばしりつ)に引き合わされる。

逃亡しようとした王ケンを自ら見張ることにした賀蘭箴(がらんしん)は、自分の生い立ちを語り始める。賀蘭箴は、現在の忽蘭(くらん)王が王子だったときに、六盤(ろくばん)の王女だった母を無理やり奪い生まれた息子だった。

王ケンは小葉に自分自身を大切にすべきだと説得するが、彼女の思いを変えることはできなかった。彼女は王ケンの衣装を着て成りすまし、腰には爆薬を仕組んだ玉帯を巻かれる。王ケンの腰にも同じ玉帯が巻かれる。

■見どころ:第3皇子・子澹に助けを求めた王ケンの侍女の蘇錦児。王ケン捜索に出る際、外が冷えると渡された外套を子澹がさりげなく蘇錦児の肩にかけてやるシーン。蘇錦児の表情をお見逃しなく。

王ケンの外見だけでなく毅然とした美しさに本気で惚れ込んだ賀蘭箴の心情が描かれるとと同時に、粗暴な彼を軽蔑しながらもその生い立ちに同情する王ケンの心の変化も見て取れる。そして彼の胸につけた紋章で、計画の全てを察した王ケン。

賀蘭箴が語る生い立ちで、大成と忽蘭、そして間に挟まれた六盤の力関係が明らかになる。彼の哀れな生い立ちについては【押さえておくべき5人】の「賀蘭箴」の項で詳しく説明している。



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■第11話「命がけの救出」

閲兵式当日。蕭キは使臣・除授の前で寧朔軍の見事な演武を披露する。使臣団の中には賀蘭箴の手の者が紛れ、蕭キ暗殺の機会を狙っていた。だが、蕭キはそれを見越していて、寧朔軍の兵士たちが彼らを取り囲み爆殺し、その他の兵も、蕭キや寧朔軍により撃退する。

すると、物陰にいた賀蘭箴が部下に次の命令を下し、やぐらの上に王ケンにが化けた小葉が姿を見せる。それが王ケンだと信じた蕭キは単独でやぐらに向かう。それを狙って矢が放たれるがそれをかわす。その機に胡瑶(こよう)が乱入したために慌てた小葉が落下、蕭キに抱き留められるが、計画に失敗した彼女は自爆する。

すると、物陰にいた賀蘭箴が部下に次の命令を下し、やぐらの上に王ケンにが化けた小葉が姿を見せる。それが王ケンだと信じた蕭キは単独でやぐらに向かう。それを狙って矢が放たれるがそれをかわす。その機に胡瑶(こよう)が乱入したために慌てた小葉が落下、蕭キに抱き留められるが、計画に失敗した彼女は自爆する。

賀蘭箴は腰に爆薬を巻き付けた王ケンを人質にし、南門を開けて1対1の勝負をしようと蕭キを誘い出す。賀蘭箴一行を蕭キが単身馬で後を追う。賀蘭箴たちが忽蘭領に通じる橋に差し掛かった時、姿を消していた蕭キが橋の先に待っていた。賀蘭箴の部下を次々と矢で射抜く。橋の上、王ケンを挟んでにらみ合う蕭キと賀蘭箴。賀蘭箴は王ケンに巻き付けた爆薬で脅し、王ケンは来ないでと止めるが、蕭キは「死ぬときは2人一緒だ」の言葉と共に賀蘭箴に迫り、爆薬に手をかけた賀蘭箴の腕に斬りつけ王ケンを救い出す。賀蘭箴はそのまま谷底に転落する。

王ケンは寧朔の軍営で目覚める。蕭キは、大けがを負わせてしまったことを謝る。しかし、婚礼の日に置き去りにされたことを恨み、賀蘭箴から残虐な寧朔軍の行為を聞いてしまった王ケンは口を聞こうともしない。だが、部屋から出ていこうとする蕭キを呼び止める。「3つの頭と6本の腕を探しているのか」と冗談を口にする蕭キは、かいがいしく妻・王ケンの世話を焼く。心を開いてくれない王ケンに、怪我が癒えたら寧朔を案内すると約束する蕭キ。

皇都では皇帝との面会が適わなかった第3皇子・子澹(したん)は家に戻る。皇太子妃の宛如が訪ねて来て、子澹と共に戻ってきた蘇錦児(そきんじ)を呼びつける。宛如は錦児に探りを入れ、15歳の時から生涯子澹に仕えていたいと思っていたことを告白する。皇太子から寵愛を得てはいる宛如だが、王氏への恨みを消えておらず、錦児女の恋心を利用しようと考える。

上陽賦(c) 2021 China International Television
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■見どころ:閲兵式。蕭キの火矢で始まる演武はまさに映画レベル。本作の撮影ではスタッフ総勢1千人以上、エキストラは5万5千人というからどの規模の大きさに驚かされる。砂漠の中、黒い甲冑に身を包んだ騎兵隊の訓練が行き届いた演武は迫力満点。この後の戦闘シーンもお見逃しなく。

橋の上での対決が、不安や恐怖が距離を近づける“吊り橋効果”となるのか?王ケンが蕭キへの誤解を解いて、心を開くまであと少し!



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 2024年9月16日スタート 月・火16時~ 2話連続(全68話版無料BS初放送)
予告編

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