「光る君へ」彰子(見上愛)が“同人誌”製作でイキイキする姿に賛同の声 第37話ネタバレ第38話予告

08時44分 ドラマ
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NHK大河ドラマ「光る君へ」(毎週日曜総合20時~、BS、BSP4K18時~)9月29日(日)放送の第37話「波紋」、彰子(見上愛)が豪華製本を制作、”同人誌愛“が話題に。10月6日(日)放送の第38話「まぶしき闇」では、伊周(三浦翔平)の呪詛が明るみになり波紋を呼ぶ。予告動画は公式サイトで公開中だ。



9月29日放送の第37話では、光る君の物語が大好きな一条天皇(塩野瑛久)のために、彰子が豪華製本作りに挑戦。紙や装丁にオリジナルのこだわりを詰め込み、「若草色か、藤壺の色の藤色か」とわくわくしながら紙を選ぶ姿に、同人誌作りに近いものを感じた視聴者から「懐かしい」「手作りの楽しさわかるわぁ」「彰子さまが生き生きと輝いている姿が尊い」と注目を集めた。

そしてラストでは、まひろ(吉高由里子)を訪ねてきた清少納言(ファーストサマーウイカ)が、「光る君の物語、読みました」と次の言葉が気になるところで終了。その続きからスタートする10月6日放送の第38話では、ある意味で一番感想を聞きたい清少納言が、どんなコメントを出すか、注目したい。さらに次期東宮問題、そして道長を恨む伊周(三浦翔平)の呪詛が明るみに出るなど、波乱含みの回となりそうだ。

■伊藤健太郎がオリジナルキャラで初大河出演
第37話で伊藤健太郎がオリジナルキャラクター双寿丸役で登場。ドラマ序盤で人気を博した直秀を彷彿とさせる佇まいに、視聴者の視線を釘付けにした。登場シーンは、ある晩に藤壺に盗賊が入り、女房たちの衣をはぎ取り逃走。その途中で、鬼祓いで夜回りをしていた若武者2人に出くわすと、その衣を捨てて逃げてしまうが、その夜回りをしていた若武者の一人が双寿丸だ。

青系の装束に身を包み、ミステリアスな雰囲気の青年は、後に賢子を助けたことで、屋敷に出入りするようになる。独自の考えを持つ双寿丸に、賢子は惹かれていくという設定だ。直秀といえば、散楽の一員で、まひろと道長の絆を深めるきっかけともなった人物。大衆を楽しませる一方で、貴族たちから金品を盗み、困窮する民たちに分け与える義賊として話題を集めたキャラクターだったが、素性がバレてしまい無念の死を遂げた。

双寿丸役を演じる伊藤健太郎は、NHKドラマ「アシガール」やNHK連続テレビ小説「スカーレット」に出演しているが、大河ドラマへの出演は今回が初めて。何とも言えない包容力でまひろを見守り、道長と不思議な三角関係だった直秀だが、第二の直秀となるか、双寿丸の今後の活躍にも期待したい。

■第37話ネタバレあらすじ
中宮・彰子が一条天皇の皇子を出産。内裏に戻るまで、彰子はまひろが書いた物語を冊子にして天皇への土産にしたいと申し出たので、道長はさっそく上質な紙を用意し、まひろ始め、女房たちが力を合わせて豪華本を制作することになった。各巻の清書は、何人かの能書家に依頼され、書き上がったものを彰子が自ら綴じていく。こうして美しい装丁の物語が完成すると、まひろは彰子の許しを得て、里へ下がることになった。

絹、米、菓子の土産を持って久々に帰省したまひろ。その晩、食事の席で、酒が入ったまひろは、宮中での話を披露し一人で盛り上がってしまう。「殿方たちはすっかり酔っ払って私に絡んできた方もいらっしゃったのよ。」「お菓子もお料理も食べきれないほど並んでいたの。」と上機嫌のまひろだが、乙丸(矢部太郎)やいと(清川清順)たちもシラケてしまい、惟則(高杉真宙)から飲み過ぎだとたしなめられるほど。為時(岸谷五朗)からも「そのくらいにしておけ」と制止されてしまう。

一方、まひろが帰って来てから、賢子(梨里花)はよそよそしく、食事の時も真顔のまま。娘と距離を感じるまひろだったが、翌日、彰子より早く戻るよう文が届いた。まひろが土御門殿に戻ると聞いた賢子は「一体何しに帰ってこられたのですか」といら立ちを爆発。「母上なんか大っ嫌い!」と言い捨てるとその場から立ち去ってしまった。すっかり嫌われたことに肩を落とすまひろだが、為時は、賢子は書物が好きでまひろによく似ていると教えてくれた。

内裏に戻った彰子は、一条天皇に豪華な装丁の物語を献上する。天皇はあまりの美しさに感嘆し、彰子に感謝を伝えた。そして、藤壺でこの物語を読み上げる会を開こうと提案される。こうして公卿や女房たちの前で読まれた物語には、『日本紀』より物語が格上だと解釈する表現なども垣間見れ、「女ならではの物の見方に漢籍の素養も加わっている故かこれまでにない物語になっておる」と天皇が絶賛するので、『源氏の物語』は評判を呼び、藤壺を華やかにしていった。

一方、新たな皇子誕生に焦る伊周が、皇位継承をめぐる不穏な気配を漂わせる中、ある晩、内裏で女房たちが立ち入って来た男たちに身ぐるみをはがされるという事件が起こった。夜中、物語の続きを書いていたまひろが彰子のもとに駆け付けたことを知った道長(柄本祐)は、まひろを気づかいながら、中宮と敦成親王をよろしく頼むと言いながら、「敦成親王様は、次の東宮となられる御方ゆえ・・・」と次期東宮にすることをうっかり口にしてしまい、まひろを驚かせる。

寛弘6(1009)年、年が明け、一条天皇は伊周を道長と同じ正二位の位をさずけた。そこには、天皇が敦康親王を東宮にしたい強い意思が感じられ、道長を盛り立てたい公任(町田啓太)は”、兄を見限った“と話す隆家(竜星涼)に、伊周の動向を逐一報告するよう命じる。同じ日、為時は正五位下に上った。道長の引き立てかと考えるまひろの元に、ききょうこと、清少納言が訪ねてきて「光る君の物語、読みました」と告げるのだった。

■第38話あらすじ
まひろの元にききょうが訪ねて来て、亡き后・定子の思い出を綴った『枕草子』から一条天皇の関心を奪った『源氏の物語』への思いを打ち明ける。その後、まひろは物語の次の構想を練り始めるが、道長から新たな提案を受ける。一方、中宮・彰子と親王に対する呪詛の形跡が見つかり、伊周の関与が明らかになる。一条天皇は処分を検討するために道長に相談を持ち掛ける。

NHK大河ドラマ「光る君へ」は2024年1月7日(日)総合20時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。脚本:大石静、出演:吉高由里子、柄本佑、黒木華、瀧内公美、塩野瑛久、ユースケ・サンタマリア、岸谷五朗ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@nhk_hikarukimie」。第38話予告動画は番組公式サイトにて公開中。

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