30日、踊る捜査線スピンオフ『容疑者 室井慎次』地上波初放送&最新リマスター版でノーカット放送

14時53分 映画
©2005 フジテレビジョン ROBOT 東宝 スカパー!WT

フジテレビでは、踊るプロジェクト最新作映画『室井慎次 敗れざる者』、映画『室井慎次 生き続ける者』2部作の公開を記念して、今夜30日(月)21時から『容疑者 室井慎次』(2005)を地上波初放送となる最新リマスター版(4Kレストア版)ノーカット放送する。YouTubeにて予告動画が公開中だ。

『容疑者 室井慎次』は、『最新作、映画『室井慎次 敗れざる者』<10月11日(金)公開>、映画『室井慎次 生き続ける者』<11月15日(金)公開>の新作2部作でも主人公となる室井慎次をメインにしたスピンオフ。



シリーズ全体を通じて、冷静沈着な人物として描かれている室井。本作はこれまでの「踊る大捜査線」シリーズのアクションやコメディ要素とは一線を画している。よりシリアスで硬派なドラマ展開が特徴的だ。

物語は、ある容疑者の事件で警察組織内部の不正や権力闘争に巻き込まれた室井慎次が、検察側と対峙しながら、自らの正義を貫こうとする姿を描いています。彼は同じ警察官でありながらも、組織の論理と個人の信念の狭間で葛藤し、孤独な戦いを強いられる。弁護士役には田中麗奈がキャスティングされ、室井との対話を通じて、法律の力で権力に挑む姿が描かれる。

また本作は、法廷を舞台に繰り広げられる心理戦や駆け引きが物語の中心となっている。検察との攻防、そして警察内部の陰謀や腐敗を暴き出す過程は、緊張感に満ちている。視覚的なアクションシーンは少ないものの、言葉と証拠による緻密な戦いが、観客に強い印象を与える作品で、警察ドラマの枠を超えた深い人間ドラマと法廷サスペンスを融合させた作品に仕上がっている

冷静で鋭い洞察力を持ちながら、己の信念を貫く警察官・室井慎次をシリーズ同様に柳葉敏郎が演じるほか、室井をサポートする弁護士で、彼の信念に共感しながらも法律の力で正義を追求する真島冴子を田中麗奈が絵扮する。そして警察の不正を暴くという大義名分をかざして徹底的に室井を追い詰める弁護士・灰島秀樹を八嶋智人が演じるほか、哀川翔、真矢みき、筧利夫らが脇を固める。監督・脚本はシリーズの脚本を手掛けた君塚良一。

主人公・室井慎次が組織の中での正義と信念を貫く姿は、視聴者に強い感銘を与え、現代社会の問題ともリンクするテーマを内包している。シリーズファンはもちろん、法廷劇や社会派ドラマを好む観客にも強くおすすめできる一作。新作を鑑賞する前にもぜひ、観ておきたい。

■あらすじ
2005年2月、警視庁の室井慎次管理官(柳葉敏郎)は、自ら指揮をとった殺人事件の捜査の責任を追及され、逮捕されてしまう。彼を救おうとする弁護士・小原久美子(田中麗奈)と、警察の不正を暴こうとする弁護士・灰島秀樹(八嶋智人)との法廷での激しい攻防が展開される。さらに、警察庁と警視庁の対立が絡み、新城賢太郎や沖田仁美が動くも事態は悪化。工藤敬一(哀川翔)ら現場の刑事たちは事件の真相に迫るが、室井の過去が明かされ、彼はさらなる窮地に追い込まれます。室井は果たしてシロか、クロか―

フジテレビ『容疑者 室井慎次』番組サイト

“踊るプロジェクト”映画最新作『室井慎次』公式サイト
YouTube映画『容疑者 室井慎次』予告