「白雪姫には死を」ピョン・ヨハン、無実を証明…最高の結末に視聴率8.8%で有終の美【第14話ネタバレ】

10時02分 ドラマ
画像:放送画面およびYouTube予告よりキャプチャー

10月4日に放送されたMBC金土ドラマ「白雪姫には死を~BLACK OUT」最終回では、ジョンウ(ビョン・ヨハン)がついに無実を証明し、長年にわたり背負わされてきた殺人の罪から解放されるというクライマックスを迎えた。第14話のネタバレあらすじと見どころを紹介する。YouTube「MBCdramaチャンネル」にて関連記事が多数公開されている。

最終回の視聴率は全国基準は約4倍近くの8.8%で自己最高、首都圏でも第11話(8.5%)には届かないものの8.2%で幕を閉じた。

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「白雪姫には死を~BLACK OUT」は…

「白雪姫には死を~BLACK OUT(백설공주에게 죽음을-Black Out)」は、遺体が発見されていないミステリアスな殺人事件の犯人とされ、前科者になった青年(ピョン・ヨハン)が10年後、真実を明らかにする過程を描いた逆追跡犯罪スリラードラマ。ドイツのミステリーの女王と呼ばれるネレ・ノイハウスのベストセラーが原作。⇒【関連記事・各話のあらすじ】

■キャスト

コ・ジョンウ役:ピョン・ヨハン
刑事:ノ・サンチョル役:コ・ジュン
女優:チェ・ナギョム役:コ・ボギョル
医大生(休学中のアルバイト生):ハ・ソル役:キム・ボラ
警察署長:ヒョン・クタク役:クォン・ヘヒョ
クタクの息子:ヒョン・スオ役:イ・ガソプ
国会議員:イェ・ヨンシル役:ぺ・ジョンオク
病院長:パク・ヒョンシク役:コン・ジョンファン
ジョンウ母:チョン・グムヒ役:キム・ミギョン
ジョンウ父:コ・チャンス役:アン・ネサン
 ほか


■第14話あらすじ

ジョンウ(ビョン・ヨハン)は院長パク・ヒョンシク(コン・ジョンファン)と会う予定だったが、約束の時間に彼の死体を車内で発見し、絶望する。そこに所轄の警察が駆けつけ、ジョンウに銃を向ける。遅れて駆けつけた刑事ノ・サンチョル(コ・ジュン)は、銃を向ける他の刑事たちに身分を明かし、ジョンウを守る。そしてジョンウに「ヒョンシクはその時間に記者やイェ・ヨンシルに遺書を送っていた」と伝え、彼の死が不審であることを示唆し、解剖の必要性を感じる。

サンチョルは署長ヒョン・グタク(クォン・ヘヒョ)にこの疑念を伝え、グタクも「自殺ではないなら解剖が必要だ」と冷静に受け入れた。一方で、議員イェ・ヨンシル(ペ・ジョンウク)は夫ヒョンシクが「重度のうつ病を患っていた」という説明を使い、彼の死を世間に納得させようと画策していた。

そんな中、ついにジョンウの母グムヒ(キム・ミギョン)の意識が戻った。息子の無罪を知って安堵するグムヒの言葉に涙を流すジョンウは、母と再び平穏な日常を取り戻すことを誓う。その頃、ジョンウを裏切り、彼を犯人として陥れたナギョム(コ・ボギョル)は、逮捕されるかもしれないという状況下にも、「ジョンウを呼んで。ジョンウ!」と泣き叫んでいた。

スオ(イ・ガソプ)は、自分の秘密の場所に隠していたパク・ダウン(ハン・ソウン)の遺体を見つめていた。グタクは、自宅にミイラ化したダウンの遺体があることに気づき、愕然とし、「なぜ遺体がここにあるんだ…死ぬほど苦労して全てを隠したのに…なぜここに」とその場にへたり込んだ。

拘留中のミンス(イ・ウジェ)から、全ての指示をしたのがグタクだと聞いたジョンウは、グタクの家に向かう途中でスホと出会う。スオから秘密の場所を聞き駆け付けると、グタクがミイラ化したダウンの遺体にガソリンをまいていた。

「僕がボヨンやダウンを殺していないって…全部知っていたのに!なぜ僕の家族にそんなひどいことができるのか」と泣き叫ぶジョンウ。ボヨンを殺害したのが息子のゴノだと思ったからと弁解を続け、謝罪の代わりに「もうやめろ!」とジョンウを攻撃し、遺体に火をつけた。

ダウンの名を呼び燃える遺体にすがろうとするスホをジョンウが外に連れ出す。グタクは、「チャンス、いつもお前が羨ましかった」と、ジョンウの父コ・チャンス(アン・ネサン)を思い出す。「チャンス、僕を許さないでくれ。これは僕の選択であり、僕の罪を全て背負ってお前の元に行く」と死を覚悟するが、ジョンウが「生きて罪を償え!」と、グタクを引きずり出した。

ジョンウの再審は、サンチョルの友人の弁護士(パク・ヘジュン)が引き受け、無罪を勝ち取った。長い戦いが終わった。サンチョルは、ジョンウにこれから平凡に堂々と生きるようにと助言し、ジョンウはサンチョルに心からの感謝を伝えた。



■ジョンウを犯人に仕立てた者たち

ナギョムはハ・ソル(キム・ボラ)を誘拐し、殺人未遂を起こしただけでなく、過去にも2件の殺人を隠蔽していたことが明らかになった。しかし、彼女は最後まで自分の過ちを認めることなく、精神病院に入るという結末を迎えた。彼女の破滅は、欲望と虚栄心が引き起こした悲劇を象徴しており、罪から逃れることができないというテーマが強調された。

議員ヨンシルは道知事選に敗れ、夫ヒョンシクの殺人を隠蔽、捏造した罪で逮捕を免れることはできなかった。

燃え盛る火の中からジョンウに救い出されたグタクは、自分の罪を償うことを決意する。彼はかつての友人チャンスへの裏切りを後悔しながら、これから法の裁きを受けることになるだろう。


■新たなスタートを切った者たち

ハ・ソルが医学部を休学したのは、過去の医療ミスを隠蔽する医療業界に疑問を抱いたからだった。医学部に復帰したソルは、医師としての道が厳しくなるのを覚悟した上で、遺族に真実を明かした。自らの信念を貫いた彼女は大学に復学し、医学生として新たな道を歩み始めた。今後は真実と向き合いながら患者を救うことに全力を注ぐだろう。

元気を取り戻したグムヒはまた飲食店を開いて平和な暮らしを再開した。そしてそのそばにはジョンウと、穏やかな笑みを浮かべるスホがいた。

サンチョルは義父の誕生日に出向く。義父は娘の死はサンチョルのせいではないと、暖かな目を向けるが、サンチョルは自分のせいだと答え、これからも亡き妻を忘れないと伝える。

長い戦いの末にやっと自由を手に入れたジョンウは新しいスタートを切るために大学に入学した。そこで4年生のソルと久々の再会を果たした。最後の高校時代の回想シーンでゴノがジョンウの優しさに「お前のおかげで皆がんばれるんだ」と言い「ありがとう」感謝する言葉は胸にしみた。最終回では、再審を勝ち取った弁護士役でパク・ヘジュンが特別出演した。

「白雪姫には死を~BLACK OUT」は、こうして幕を閉じた。正義を追い求める姿と、その代償を描いたこのドラマは、多くの視聴者の心に深く響く作品となった。その結果、2.8%でスタートした本作は高評価の中で徐々に上昇傾向を示し、最終回では最初の3倍を超える8.8%の視聴率を獲得し、成功を収めた。

本作はU-NEXT、Hulu、Lemino、FOD、ABEMAなどで全話配信中だ。

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