ハン・ソッキュ、白衣を脱ぎすて犯罪現場へ…「こんなに親密な裏切り者」制作発表会動画
俳優ハン・ソッキュが、「浪漫ドクター」のキム・サブではなく、危ういロマンの中でプロファイラー、チャン・テスになる。
10日、ソウルの麻浦区にあるMBC社屋のゴールデンマウスホールで、MBCの新金土ドラマ「こんなに親密な裏切り者」(脚本:ハン・アヨン、演出:ソン・ヨンファ)の制作発表会が行われ、ハン・ソッキュ、チェ・ウォンビン、ハン・イェリ、ノ・ジェウォン、ユン・ギョンホ、オ・ヨンス、そしてソン・ヨンファ監督が参加し、作品について語った。YouTubeにて会見動画も公開された。
画像:YouTube《이토록 친밀한 배신자 제작발표회》より
「こんなに親密な裏切り者」は、韓国最高のプロファイラーであるチャン・テス(ハン・ソッキュ)が捜査中の殺人事件に巻き込まれた娘ハビン(チェ・ウォンビン)の秘密と対峙し、心の深淵に潜む真実を追い求めながら崩れ落ちていく父娘スリラードラマだ。MBCの専属タレント出身であるハン・ソッキュにとって、約30年ぶりのMBC復帰作でもある。
ハン・ソッキュは「ソウルの月」以来、久々のMBCドラマ出演に対し「とても嬉しい」と感想を述べ、「私はMBCの20期タレントで、「こんなに親密な裏切り者」の撮影中、ずっと1991年のMBC専属契約書を持ち歩いていた。紙の色が褪せてしまったが、その契約書を見ながら当時の思い出に浸り、この作品が特別なものに感じられた。初心に戻る気持ちで臨んだ」と語った。
ハン・ソッキュが演じるチャン・テスは、犯罪者の心理を読み取る最高のプロファイラーだが、娘の心を理解できない父親という複雑なキャラクターだ。ハン・ソッキュは「チャン・テスは父親として持つべきではない感情を抱いたどうしようもない父親だ。彼は後に娘に深い許しを乞う。このドラマに出演した理由もそこにある。遅れて自分の過ちに気付いた父親の後悔と謝罪が、家族、そして父親と娘にどのように伝わるのか、それを視聴者に見せたいと思った」と述べた。
チェ・ウォンビンは劇中、父親であるハン・ソッキュに対して無限の信頼を寄せている。彼女は「プレッシャーは大きかったが、ハン・ソッキュ先輩への信頼があった。現場で感じる感情の幅を大きく広げてくれ、私の内側にあるものを引き出してくれると感じた。そのため、先輩についていくことに多くの悩みはなかった」と語った。
この作品は「父娘スリラー」というジャンルの面白さを持ちながら、重厚なメッセージを含んでいる。テスとハビンの心理戦が緊迫感をもたらしつつ、彼らの間に距離が生まれた理由について考えさせられる物語が展開される予定だ。
ハン・ソッキュは「ぜひ挑戦したかったし、視聴者に見せたかった物語に巡り合えた。俳優としてだけでなく、親としても考えさせられる作品」と語り、視聴者に多くの関心を呼びかけた。
◇YouTube「이토록 친밀한 배신자」制作発表会動画一覧
「これほど親密な裏切り者」は、10月11日(金)と12日(土)の21時40分から、それぞれ90分の拡大版としてMBCで放送される予定。
◇MBC番組HP
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