“やはりハン・ソッキュだ!”“映画のような没入感”「こんなに親密な裏切り者」初回5.6%の好スタート

09時06分 ドラマ
画像:MBC「이토록 친밀한 배신자」HPより

MBCの新金土ドラマ「こんなに親密な裏切り者(이토록 친밀한 배신자)」が11日に初放送され、視聴率全国基準5.6%、首都圏も5.5%を記録し好調なスタートを切った。予告動画YouTubeにて視聴できる。



「こんなに親密な裏切り者」は、韓国最高のプロファイラーであるチャン・テス(ハン・ソッキュ)が捜査中の殺人事件に巻き込まれた娘ハビン(チェ・ウォンビン)の秘密と対峙し、心の深淵に潜む真実を追い求めながら崩れ落ちていく父娘スリラードラマだ。⇒【関連記事・全話あらすじ】

主演のハン・ソッキュが30年ぶりにMBCに復帰し、娘が殺人事件に関わっているかもしれないという厳しい状況に直面する父親チャン・テスをさすがの演技で魅せ、「やはりハン・ソッキュだ」「ハン・ソッキュはハン・ソッキュだ」という反応を巻き起こした。物語は、娘が誰かを殺したとしたらどうするかという難しいテーマを軸に展開され、初回から視聴者の心を掴んだ。

テスは事件現場では優秀なプロファイラーでありながら、家庭では不器用な父親として描かれる。妻が亡くなった後、一人娘のハビンを育てようとするものの、仕事に忙殺され、十分に父親としての役割を果たせなかった。ハビンが学習塾を辞め、独学していると偽っていたことや、非行少年たちと問題を起こして交番にいたことを知り、テスは娘に対して疑念を抱く。彼女のカバンから盗まれた携帯電話が見つかり、ハビンが関与しているのではないかという疑いが強まるが、後に誤解だとわかり、テスは自分が娘を傷つけたことに罪悪感を抱く。亡くなった妻ユン・ジス(オ・ヨンス)がテスの幻覚の中に現れ、「犯罪者の心理は見抜けるのに、子どもの気持ちはわからないの?」「子どもまでダメにしたいの?私がなぜ死んだと思う?あなたのせいじゃない!」と叫び、テスの心をさらに追い詰めた。

そんななか、遺体のない殺人事件が発生し、テスは娘との時間を優先したいがために警察本庁への復帰を延期する条件で事件を担当することに。その間、ハビンが修学旅行に行くと言いながら連絡が途絶え、テスは彼女が家出したと考え、位置情報を追跡した結果、ハビンが最後にいた場所が、テスが捜査中の事件現場と一致していることが判明する。このことにテスは動揺し、娘が事件に関わっているのではないかと不安が募る。

幸いにも、ハビンは被害者ではなく安堵したが、なぜそこにいたのか…さらにハビンが事故に巻き込まれ、無事だったがテスは不安を覚える。



第1話のエンディングでは、混乱した表情で娘を見つめるテスと、無表情で父親を見返すハビンのシーンが描かれ、視聴者に大きな衝撃を与えた。娘を信じたいが、疑念が消えないテスの感情がどう展開されるのか、またハビンが何を隠しているのかが、今後の物語の鍵となる。視聴者からは「ハン・ソッキュの演技が圧巻」「映画のような没入感」「第1話から名作の予感がする」などの反応が寄せられ、ドラマの展開に大きな期待が寄せられている。

特に、ハン・ソッキュは娘に対する疑念と父親としての葛藤を見事に表現し、彼の緊張感漂う演技が視聴者を引き込んだ。娘ハビンを演じるチェ・ウォンビンも、謎めいた雰囲気で物語の緊張感を高め、今後の展開に注目が集まっている。オ・ヨンス演じる亡くなった妻の幻影が、テスの罪悪感をさらに増幅させる役割を果たしており、彼女の存在感も印象的だ。

次回の第2話は12日21時40分に放送され、さらに拡大された90分版で放送される予定だ。視聴者の期待が高まる中、テスとハビンの関係がどのように展開されていくのかが注目されている。

「こんなに親密な裏切り者」は、10月11日(金)と12日(土)の21時40分から、それぞれ90分の拡大版としてMBCで放送される予定。

YouTube第2話予告

MBC番組HP

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