初回視聴率11.2%「海に眠るダイヤモンド」神木隆之介の前に現れた宮本信子の正体とは【第1話ネタバレ】

10時55分 ドラマ
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10月20日にTBS日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」の第1話が放送され、神木隆之介の現代パートでの夢も希望もないホスト役と過去パートでの希望に満ちた青年役の演じ分けが話題となった。現代パートで登場しているいづみ(宮本信子)は過去パートのリナ(池田エライザ)なのか?一週空けた、11月3日21時に第2話が放送される。予告動画は番組公式サイトで公開されている。



TBS日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」とは
「海に眠るダイヤモンド」は昭和の高度経済成長期と現代を結ぶ70年にわたる愛と青春と友情、そして家族の壮大なヒューマンラブエンターテインメントだ。その第1話が10月20日に放送された。

■第1話ネタバレあらすじ

2018年、ホストの玲央(神木隆之介)は、出会ったばかりの婦人・いづみ(宮本信子)から、突然プロポーズされ、店でも大金を使ってくれた。後日、玲央の前に再び現れたいづみの誘いに乗って、軽い気持ちで長崎を訪れる。食事をして観光を楽しむ二人。軍艦島への観光フェリーに乗る。玲央が「廃墟だ、すげぇ」というと、いづみは「廃墟なんかじゃない」といい、泣き崩れた。

1955年春、長崎県・端島。炭鉱員・一平(國村隼)の家に生まれた青年・鉄平(神木隆之介)は、大学を卒業後、島の炭鉱業を取り仕切る鷹羽鉱業の職員として端島に戻ってきた。幼馴染の賢将(清水尋也)と百合子(土屋太鳳)も大学を卒業して帰島した。鉄平の兄・進平(斎藤工)や島の食堂の看板娘・朝子(杉咲花)、鉄平の母・ハル(中嶋朋子)ら、皆が鉄平の帰島を喜ぶなか、一平だけは激怒する。島に帰ってきたこと、鷹羽鉱業に就職したことについて怒っているのだ。進平には自分も島の役に立ちたいのだというが、一平の怒りは収まらない。

鉄平が乗ってきた船には、島の職員クラブで働くためにリサ(池田エライザ)も乗ってきていた。朝子が働く店に、鉄平、賢将、百合子、リサがやってくる。鉄平は端島音頭をジャズ風に歌って欲しいとリサに頼む。しかし、リサの返事はつれない。朝子は4人の様子を心配そうにみる。鉄平と百合子が話しているのをみて不安になるのだ。しかし、鉄平から賢将と百合子が付き合っていると聞かされ喜ぶが、その時、鉄平が、自分が好きになった子を賢将がとってゆくというのを聞いていた。

2018年。玲央の客が売掛金320万を残して飛んでしまった。店長は、羽振りのいいいづみに頼むように言う。いづみに電話すると「原価率が7%だった」と言われる。数字のことがわからない玲央はなんとか金の話にもっていこうとするが、いづみから「逆らってみたら?」と言われるが、玲央は面倒になって電話を切ってしまう。

さらに鷹羽鉱業の幹部職員で賢将の父・辰雄(沢村一樹)もまた、息子の就職先については思うところがあるようだ。製鉄会社の三田(坪倉由幸)が職員クラブにやってきて、リサが接待をするが、いやらしく触ってくるので、リサが怒ると「たかが端島の炭鉱の女風情が」といって、リサを殴る。先輩の女給も三田を怒らせたことを対してリサを怒る。リサをかばうものなどいない。

鉄平、賢将、百合子の3人は島をでて大学に行っているとき、島出身というだけでばかにされた。リサの話をきいた賢将は「たかが」という言葉に憤りを感じるが、辰雄は「たかが」だといい、鷹羽鉱業で働いてもいいが、島以外の部門にしろという。

リサの噂はすぐに島に広まり、リサは島を出て行こうとする。鉄平がそれを止める。リサは鉄平たちが自分のことをまるで同級生のように扱ってくれたことがうれしかったという。そんなリサに鉄平は「人生、変えてみないか?」と声をかけた。リサは島にとどまることにした。

三田がまたやってきたとき、リサが「端島音頭」を歌った。島の皆も盛り上がっていた。賢将は島で働くことを決め、鉄平も島で働いて、島を盛り上げたいという。リサに「端島へようこそ」と声をかけた。

2018年。いづみは玲央の前にやってきて「人生、変えてみない?」と声をかけた。玲央はいづみに「何者?」と聞くが、いづみは答えない。





初回視聴率は11.2%

ビデオリサーチ社調べの世帯視聴率は11.2%、個人視聴率は6.9%となった。前クールの「ブラックペアン2」の12%には届かなかったが、2桁の好発進となった。ドラマの第1話が放送され、第2話に好調な数字のままにつなぎたいところだが、選挙放送のため、10月27日はお休みとなる。第2話は11月3日の放送となる。



神木隆之介の演じ分けが話題に

「海に眠るダイヤモンド」は1955年と2018年がいったりきたりするドラマだ。主演の神木隆之介は過去パートでは島を盛り上げるために懸命に働く、夢も希望も大きい鉄平役で、現代パートでは夢も希望のないクズなホスト役だ。この2役を演じ分けているのが、ネットでも評判となった。



いづみ(宮本信子)は何者なのかの考察が熱い

ドラマは放送を開始したばかりだが、早速、考察合戦となっている。現代パートに登場するいづみは何者なのか?過去パートの女性陣の朝子(杉咲花)、百合子(土屋太鳳)、リサ(池田エライザ)の3人ではないかと思われているが、鉄平がリサにかけた「人生を変えてみないか?」というセリフを、玲央にかけていることなどからリサでは?という意見も多い。この謎も第2話以降で判明してゆく。



脚本・野木亜紀子と監督・塚原あゆ子のインタビューが公開された

ドラマ「アンナチュラル」「MIU404」、そして映画『ラストマイル』とスマッシュヒットを飛ばす二人だが、今作、「海に眠るダイヤモンド」で初めての日用劇場となる。原点回帰といえる家族やヒューマンドラマとしての要素の強い作品を作る。その中で、キャスティングの話にも触れている。30代前半で日曜劇場を背負えるということで、神木隆之介は満場一致で決まったという。インタビュー全文は番組公式サイトに掲載されている。





■第2話あらすじ

現代。いづみ(宮本信子)は一体何者なのか、いづみの話す “忘れられない人”とはどんな人物なのかが気になる玲央(神木隆之介)。いずみは、玲央に昔のことを話始める。

1955年9月。端島では、鉄平(神木隆之介)はリサ(池田エライザ)を思い、朝子は鉄平が気になる。リサは朝子が鉄平を思う気持ちを知り、鉄平をうまくかわしていた。

一方、端島に生活用水を引く海底水道計画の検討会に参加する賢将(清水尋也)に連れ立って、長崎を訪れた百合子(土屋太鳳)は、アメリカ生まれの“スクエアダンス”と出会い、気に入って端島に持ち帰る。



TBS 2024年10月20日スタート。毎週日曜日21時放送「海に眠るダイヤモンド」。出演:神木隆之介、斎藤工、杉咲花、池田エライザ、清水尋也、土屋太鳳、國村隼、沢村一樹、中嶋朋子、山本未來、さだまさし、宮本信子、尾美としのり、美保純、酒向芳、宮崎吐夢、内藤秀一郎、西垣匠、豆原一成(JO1)、片岡凜ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@umininemuru_tbs」。

TBS「海に眠るダイヤモンド」番組公式サイト

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