「地獄が呼んでいる2」復活したキム・シンロクを巡って4つの組織が発表会で大衝突【第3-4話あらすじ】

10月27日11時45分ドラマ

Netflixで2021年に配信を開始し、ある日突然、変貌を遂げた世界を描いた話題作「地獄が呼んでいる」。3年のブランクを経て、新キャストを迎えた待望の新シーズンが10月25日より配信を開始した。

突然、人々が地獄行きの告知を受け、予定時刻になると異形の「実行者」が襲来する恐怖と混沌の時代を迎えた韓国。神の意思を訴える新興宗教「新真理会」や暴徒集団「矢じり」の台頭で民衆が混乱に陥ってから8年後の世界を描いたシーズン2の第3−4話では、復活者の存在を公表し、自分たちの都合のいい解釈を結びつけて社会を安定させようとするスジョン（ムン・ソリ）の目論みと、復活を果たしたジンス（キム・ソンチョル）が対抗勢力の「矢じり」に接近し、神の真意を伝えようと動き出す様子が描かれた。気になるあらすじと見どころを見てみよう。（ネタバレ）

●【「Netflix」で独占配信の韓国ドラマ】

「地獄が呼んでいる」シリーズは、『新感染』シリーズやNetflixシリーズ「寄生獣ーザ・グレイー」などを手掛け、世界中で話題となったヨン・サンホ監督による、地獄からの使者が突然現れカオスと化した現代韓国を舞台にしたダークホラー作品だ。【「地獄が呼んでいる」を2倍楽しむ】では、シーズン1およびシーズン2の各話のあらすじと見どころなどまとめている。

■キャスト（*シーズン2より）

チョン・ジンス役：キム・ソンチョル*
ミン・ヘジン役：キム・ヒョンジュ
チン・ギョンフン役：ヤン・イクジュン
ペ・ヨンジェ役：パク・ジョンミン
ソン・ソヒョン役：ウォン・ジナ
ソドメンバーチョン・セヒョン役：イム・ソンジェ*
政治家イ・スギョン役：ムン・ソリ*
矢じり幹部オ・ジウォン役：ムン・グニョン*
　ほか

Netflixシリーズ「地獄が呼んでいる」シーズン2、独占配信中

■第3話あらすじ

新真理会の議長ジョンチョル（イ・ドンヒ）は復活以来、軟禁状態だったジョンジャ（キム・シンロク）と対話を始め、彼女が残した子どもたちにメッセージを伝えるためにも「復活者」として会の新たな象徴になるよう取引を持ちかける。

復活を果たしたものの異形の実行者の影に怯えるジンス（キム・ソンチョル）も自分と同じように復活を果たした者がいることを知り、接近を計画。彼の監視役だったセヒョン（イム・ソンジェ）は彼の身柄を秘密組織ソドに引き渡しに向かう途中、ジンスが広めた教義のせいで妻ジウォン（ムン・グニョン）が罪に執着するようになり、最後は矢じりのお日様組担任先生と称して他人の実演に自ら身を投じて命を落としたことを打ち明け、ジンスに対する私的な恨みをあらわにする。

ソドへの引き渡しが無意味で、世界を正す最後の機会が失われるというジンスの発言を無視するものの、引き渡しでソドの人間が見せた態度から心変わりしたセヒョンは護送車を襲撃し、ジンスを連れて逃亡してしまう。

Netflixシリーズ「地獄が呼んでいる」シーズン2、独占配信中

■第4話あらすじ

罪人として地獄に堕ちたはずのジョンジャが復活した意味について、道徳的な解釈を勝手に作り上げてジョンジャの口から語らせることで人々に新たな教義を植え付け、勢力を伸ばしていた暴徒集団矢じりを黙らせようと画策するスギョン（ムン・ソリ）のもと、綿密に教義の草案や発表会の準備が進められていた。

一方でソドへの身柄引き渡しを免れたジンスは矢じりの実質的なリーダーである風車（チョ・ドンイン）と会うためにセヒョンを通じてコンタクトを試みる。大きな動きのないソドや、信念を失って告知を自分たちの都合のいいように利用している新真理会よりも発言をするにふさわしい場所だったのだ。ジョンジャには対話相手が死を迎える状況を予見する能力があるのではないかと推測したスギョン。一笑に付すも内心では気になっていたジョンチルは、ジョンジャが語った自分の死に関する情景が優雅だったと聞いて安心する。

矢じりの味とにやってきたジンスらを見た風車は感激し、ジンスの復活を世間に知らせようとするが、ジンスはその前にジョンジャと対面を希望し、新真理会が開く復活者の新たな意図発表会でジョンジャに接近する計画を立てる。そんな中、セヒョンは閉じ込められた挙げ句にジンスに裏切られ、矢じりの暴徒によって殺害されてしまう。

ジョンジャを奪還するために発表会に紛れ込んだヘジン（キム・ヒョンジュ）は、同行したソンジプ（ホン・ウィジュン）が民間人を連れてきたこと、そして彼らが告知を受けていて、発表会で実演を受けて多くの巻き添えを生んだことで彼のやり方に疑問を抱き始める。

■見どころ

今シーズンで軸となる「復活」の真意を巡って、片やジョンジャの復活に自分たちの解釈を付与して、嘘で社会を安定させようとする政府、失いつつあった支持を取り戻したい新真理会と、本当の真意を伝えるという大義名分を唱えつつも、消えない地獄の影に怯え同じジョンジャに会って確かめたいジンス、ジョンジャ誘拐を企てるソドというそれぞれの勢力の動きが描かれた第3−4話。もともと新真理会の議長だったジンスが対抗勢力の矢じり側についたことで、「神の真意」を巡る教派ごとの争いと捉えることもできるが、肝心の「神の真意」が何なのかが作中でも視聴者に対しても明かされていないことで没入感を高めた。

しかし、第3話ではジョンジャに「話した相手が死を迎える瞬間が見える」能力が芽生えたことを示唆する場面が登場すること、ジンスにはその能力がない代わりに地獄の実行者の気配を感じ取っていることから、彼らが特殊な能力を授かったことや、何らかの理由で選ばれた者である可能性も浮上した。残す2話では物語の根底の明かされていない謎がどこまで明かされるのかに期待が高まる。

●Netflix「地獄が呼んでいる2」全6話一挙独占配信開始…3つの見どころ紹介

ディストピアの世界観で人気を博したシーズン1に続き、さらに進化したストーリーと新キャラクターの登場が期待される「地獄が呼んでいる」シーズン2はNetflixにて全6話独占配信中だ。