チュ・サンウクが朝鮮王を演じた「太宗イ・バンウォン~龍の国~」4日スタート(全話あらすじ、キャスト)
KBS Worldでは11月4日より月・火曜(22:00-23:20)ほかで、チュ・サンウク主演の時代劇「太宗イ・バンウォン~龍の国~(태종 이방원)」を全32話で放送する。番組サイトにて予告動画も公開中だ。
イ・バンウォン(李芳遠)は朝鮮王朝を建国した太祖(李成桂)と最初の正室・韓氏の間に生まれた五男。朝鮮王朝建国に際して一番の功労者だったが、世子(王位後継者)どころか開国功臣の記録からも除外された不運の人物。「太宗(テジョン)イ・バンウォン~龍の国~」は、彼の人物像に新たな視点を交え、その波乱万丈な生涯を描く待望の本格時代劇。
※【「太宗イ・バンウォン」を2倍楽しむ】では、全話のあらすじとネタバレありとなしで、時代背景やキャストの魅力なとまとめているので、視聴の参考にされたい。
「龍の涙」「太祖王建」「不滅の李舜臣」などを誕生させたKBSテレビ(韓国放送公社)が、2016年「チャン・ヨンシル~朝鮮伝説の科学者~」以来、実力派俳優のチュ・サンウクを主演に5年ぶりのKBS大河ドラマとして再開した。
「善徳女王」「不滅の恋人」など幅広い作品で活躍するチュ・サンウクが演じるのはイ・バンウォン。のちの朝鮮王朝第3代王・太宗)となる人物だ。これまでにも「六龍が飛ぶ」「大王世宗」「根の深い木」など多くの作品を通して太宗が描かれた。これまではカリスマ性と冷酷な一面も持つ人物として描かれてきた実在の王。
本作では、そんなイ・バンウォンを、彼の苦悩や人間らしい一面、家族愛に焦点を当てて描いている。朝鮮を開国した家族の物語としても見応えのある作品となっている。これまで多くの俳優陣が威厳ある演技で魅せたイ・バンウォンを、チュ・サンウクは妻に頭が上がらない弱気な夫から、頭脳明晰で冷静な判断力を持ち、目的のためなら容赦なく刀を振りかざすカリスマ溢れる野心家に成長するまでを圧倒的な演技力で演じ高評価を得た。
バンウォンを王子時代のから支えた賢妻ミン氏役には「ホジュン~伝説の心医~」でイェジン役を務めたパク・ジニが、力強く演じている。その他にも、数多くの時代劇に出演しているキム・ヨンチョル(「私の国」「大王世宗」)、オム・ヒョソプ(「朝鮮ガンマン」「王は愛する」)などが脇を固め、ドラマに深みを与えている。
●登場人物・キャスト紹介:李家の人々紹介
史実を忠実になぞりながら、これまで知ることのなかった人間イ・バンウォンに焦点を当てて描いたところがこれまでの他の作品と大きく違うところだ。またドラマの枠を超えたスケールで描いたことで話題になった。
(※参照:朝鮮王朝系図、ドラマの年表:朝鮮王朝)
2022 KBS演技大賞受賞では、チュ・サンウクが大賞、パク・ジニが最優秀女優賞、そして助演女優賞をイェ・ジウォンが獲得した。
■あらすじ
1388年、高麗。遼東征伐に派遣されたイ・ソンゲ(キム・ヨンチョル)は、威化島で出兵を中止し、開京に引き返すことを決意する。これに憤慨した禑王(イム・ジギュ)は、開京にいるソンゲの一族を捕らえるよう命じた。五男のバンウォン(チュ・サンウク)は家族を連れて逃げ、迅速に高麗朝廷の手の内から逃げたおかげで、イ氏家門は生き残ったのだった。父や兄たちと合流したバンウォンは父の力になりたいと申し出るが、ソンゲには文官のバンウォンを戦に連れていくつもりはないのだった。ソンゲが高麗の権力を掌握し、禑王は廃位に。しかし、禑王はソンゲ暗殺の計画を立てていた。それを知ったバンウォンは……。
◇KBS world「太宗イ・バンウォン」番組サイト
2024年11月4日スタート 月・火22:00-23:20
【作品詳細】【「太宗イ・バンウォン」を2倍楽しむ】