「ジョンニョン」キム・テリ、舞台を成功に導くも声を失う危機に…【第7-8話あらすじ】

11月04日12時00分ドラマ
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ディズニー公式動画配信サービス「Disney+」のコンテンツブランド「スター」で毎週土日に配信されるドラマ「ジョンニョン:スター誕生」。

全12話にわたりキム・テリ主演で戦後の国劇団に入団した少女のサクセスストーリーを描く作品の第7話と第8話では、主人公ジョンニョン(キム・テリ)が舞台で犯した大失敗を糧に飛躍的な成長を遂げて劇団のピンチを救うも、ヨンソ(シン・イェウン)との実力差への焦りや、彼女を疎ましく思うヘラン(キム・ユネ)の罠にかかり声を失う危機に瀕してしまう。気になるあらすじと見どころを見てみよう。(ネタバレ)

【「Disney Plus」で独占配信の韓国ドラマ】



「ジョンニョン:スター誕生」は、人気ウェブトゥーンを原作とする、1950年代を舞台に少女ジョンニョン(キム・テリ)がその美声と表現力を駆使してスターへの道を歩む感動的なサクセスストーリーだ。【「ジョンニョン」2倍楽しむ】では ネタバレあらすじ、見どころ、キャスト、視聴率などまとめている。



■キャスト

ユン・ジョンニョン:キム・テリ
ホ・ヨンソ:シン·イェウン
カン・ソボク:ラ・ミラン
ムン・オッキョン:チョン・ウンチェ
ソ・ヘラン:キム・ユネ
ジュラン:ウ・ダビ
ほか



■第7幕あらすじ

脇役が担うべき役割を理解できないまま、舞台で悪目立ちし、ヘラン(キム・ユネ)の咄嗟のアドリブで事態は収拾されるが客席からの声援の受けて感動するジョンニョン(キム・テリ)。ソボク団長(ラ・ミラン)に呼び出されて舞台から外されてしまい、徐々に自分が一人芝居に走ったせいで舞台を台無しにした事の重大さを知る。ジョンニョンを疎ましく思うヘランは、舞台で大失敗したジョンニョンに対して期待を捨てようとしないオッキョン(チョン・ウンチェ)に腹を立てる。一方、ヨンソ(シン・イェウン)はジョンニョンの演技力に恐れを抱き、舞台を観に来ていた母ギジュ(チャン・ヘジン)が突然自分の演技を認めてくれたことに動揺するが、母の口から、ジョンニョンが伝説の歌手ゴンソンの娘であることを聞かされ、彼女を蹴落としてトップにのし上がれと命じられる。

ジュラン(ウ・ダビ)は稽古にも泣いているジョンニョンを心配するが、彼女は立ち直れないながらも既に前向きな気持を取り戻し独自に全ての役を分析していた。二人での稽古でヨンソが演じていた役を練習するジョンニョンの演技に驚くジュラン。偶然通りがかったヨンソもその質の高さに驚くが、母の言葉がよぎり敵意を覚えた。その夜、部屋では母ゴンソンのレコードが割られていた。涙ながらに練習していたヨンソは現れたジョンニョンに歌の歌い方を教えてほしいと切望。ゴンソンの娘と知った経緯を聞かされたジョンニョンは、これまでに感じてきた母と比較される恐怖、自分は自分だと思って前を向くことを誓ったことを明かし、ヨンソにも前を向けと激励した。次の公演の稽古で咄嗟にヨンソとジョンニョンの演技を比較してしまったジュラン。ヨンソにもそのことを見抜かれていた。一方、姫の役をなかなか物にできず悔しがるジョンニョンは現れたオッキョンに相手役をやらせオッキョンは彼女が分析した役割と実際求められる役を融和させるテクニックを伝授。

倉庫で衣装が荒らされていることに気づいたソボク団長。内部の犯行だと見抜き、公演当日の舞台にも注意を払う。そしてジョンニョンは劇を全体的に把握するためにリハーサルを眺める。ソボクの心配は的中してしまい、照明装置が落下。ジュランはヨンソを助けようとして足をくじいてしまう。劇場が古いせいだ、幽霊を観たと出演者が騒ぐ中、ドエン(イ・セヨン)はコ部長(リュ・スンス)の怪しい行動に気づく。ジュランはジョンニョンに代役を志願しろと言い出す。反対し、自信のなさを見せたジョンニョンだがジュランの説得に決意。また同じ失敗をしたら自ら劇団を出ていき二度と戻らないこと、一歩下がってヨンソの役を引き立てることを条件にソボク団長に出演を認められる。内心では緊張をほどけないジョンニョンはオッキョンの助言を思い出した。ソボクが見守る中、順調に役をこなしていくジョンニョン。しかし、彼女の演技力に気を取られたヨンソはセリフが飛んでしまう。騒然とするがソボク団長は劇を続行させ、アドリブで場を収拾したジョンニョンのおかげで舞台は歓声で幕を閉じた。二人はよく対処したと褒めたソボク団長は、ジョンニョンがようやく一歩引く演技ができると評価し、彼女を補欠から正式な研究生に格上げした。遠回しに失敗を謝ろうとしたヨンソに大したことじゃないというジョンニョン。

コ部長が事件に関与していると知らされたソボクは、ヘランを連れて事業部の事務室に駆けつけるがそこは既に荒らされ、金庫の財産も持ち出されていた。警察への通報をしようとするヘランを止めたが、ヘランはコ部長と共謀していた。その裏にはオッキョンをスキャンダルから守り、劇団に引き留める狙いがあった。しかしヘランの本当の狙いはトップとしての地位を若い実力ある研究生に奪われないためだと感づいていたオッキョンは警告し、研究生に対する見解が別れてしまう。

釜山での巡業でジュランとの友情と未来への目標を再確認したジョンニョン。ヨンソは彼女がレコードを割ったことを素直に謝るが、ジョンニョンは思いもしなかったヨンソの態度をからかい、二人の関係は少しだけ改善された。公演が終わり、年に一度の合同公演オーディションを告げたソボク団長。次世代の主役の座を掴むまたとない機会に、王子と姫のペアでのオーディション参加を求められた研究生らは誰をパートナーにするか真剣に考え始めるのだが…。


ジョンニョンⓒ 2024STUDIO DRAGON CORPORATION & CJ ENM Co., Ltd.

■第8幕あらすじ

合同公演に向けて稽古が続けられる中、ヨンソはジュランに一緒にオーディション参加してほしいと願うが、ジョンニョンもまた当然ジュランは自分と組むだろうと信じていた。そしてどうしても成功したいチョロク(スンヒ)はこれまでの意地悪を詫びながらもジョンニョンに組んでほしいと頼み込む。ジュランがヨンソと組んだと知ったジョンニョンは納得がいかず問いただすが、ジュランは舞台で役を制御できずにまた暴走するのではないかと指摘し、安定しているヨンソを選ぶことにしたと毅然と返答。頼れないと言われたジョンニョンはショックを受けるが、立ち聞きしていたヨンソもジュランが自分を選んだ理由に複雑な気持ちを抱いていた。チョロクは嫌味を言いながらもジョンニョンの努力や成長を冷静に見抜いていて、それを知ったジョンニョンは彼女と組んでオーディションに参加することを決意した。

劇団にやってきたギジュは合同公演オーディションの審査員長になったことを告げ、ソボク団長を緊張させる。彼女の狙いは娘とジョンニョンのどちらが優れているかを見極めることだった。ソボク団長は記者会見を開き、人気を博した歌手の娘同士が次期主役の座を争う今回のオーディションを宣伝。オッキョンを推すファンの一部は猛烈に反発し、劇団内ではジョンニョンの母について知れ渡ってしまう。稽古を続けるジョンニョンの演技はチョロクを涙させるほどの説得力を帯びているものの、ジュランとヨンソのことが気になってしまうジョンニョン。平常心を保つために二人の練習を覗かないよう忠告するチョロクだが、ヘランはそんなジョンニョンの弱みにつけ込み、二人の演技を見せて彼女を焦らせ、歌でヨンソを上回るためにと危険なボイストレーニングを提案し、ジョンニョンは次第に強迫観念に捕らわれて喉を酷使してしまう。そんな姿を見たソボク団長はかつて親友だったゴンソンが喉を痛め夢を諦めたことを思い浮かべて、必死にジョンニョンを説得するが、彼女には聞き入れられなかった。ヨンソもまた、ジュランが自分を選んだ理由のせいでジュランとの関係が悪化。ジョンニョンが山に籠もって間違った練習を重ねていると知り、彼女を止めに行くが、ジョンニョンが初めて見せた切実な姿勢に言葉を失ってしまう。

オーディション当日、ジョンニョンを選ばなかった本当の理由を打ち明けたジュラン。二人はオーディションで健闘するが、出番直前に現れたジョンニョンは高熱にうなされ、やつれて喉の状態も限界に達していた。オッキョンはヘランがジョンニョンを陥れようといたことを知り激怒し、遂に彼女との関係が決裂。オーディションに挑んだジョンニョンは途中まで完璧にこなしたものの、声をつまらせてしまう。最後までやらせて欲しいと懇願する彼女を見たソボク団長はかつてゴンソンが辿った運命を覚悟して、演技を続行させ、ジョンニョンは最後の力を振り絞って最後まで歌い切り、周囲を驚かせるが直後に血を吐いて倒れてしまう…。




■見どころ

脇役が舞台で他のどの場面よりも目立ってしまうという大ピンチで幕を下ろした前回から続き、第7幕では自身の失敗の重大さを思い知ったジョンニョンが、反省を踏まえて演者としての視野を広め成長を遂げていく過程が描かれた。これまでは男役を演じる場面が描かれてきたジョンニョンが、負傷したジュランの代わりに姫役を演じ、新鮮な姿を見せる場面も見どころだが、正式に補欠から研究生に昇格した彼女と事あるごとにいがみ合っていたヨンソとの心温まるやりとりが見どころだ。研究生たちの成長や友情が描かれる一方、「大人たち」の場面でも背後で渦巻く劇団の運営を脅かす陰謀が巻き起こり雲行きが怪しくなり始め、劇団のトップ女優ヘランの毒女っぷりが少しずつ浮き彫りになり始めた。

第8幕では次期主役の座を賭けたペア参加型のオーディションを巡って、友情と目標の間で揺れ動くジョンニョンらの葛藤が描かれ、これまで紆余曲折を経ながらもいい競争相手になりつつあったジョンニョン、ジュラン、ヨンソの関係に緊張が走った。しかし、ジョンニョンが意地悪ばかり言っていたチョロクと組むなど、視聴者の予想を超える番狂わせも起こり目を離せない展開が続く。今回、オッキョンや彼女とトップの座を守り続けることに固執するヘランの毒女っぷりが遂に炸裂し、彼女のせいでジョンニョンが一番大切にしてきた声を失う危機に瀕するところで暗い音楽とともに深い余韻を残して幕を閉じた。かつて母が味わったのと同じ挫折の危機に直面した彼女。クライマックスで喉が潰れているのに見事に歌い切り周りを驚かせる描写だけが希望と言えるが、果たして歌い手としての生命の危機に瀕したジョンニョンがどう道を切り開いていくのかに注目が集まる。

第7幕は10.1%、第8幕は12.8%と全国視聴率は高い数値をキープし、第8話では瞬間最高視聴率15.1%に達した(ともにニールセンコリア調べ)。

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■ スタッフ

監督:チョン・ジイン「赤い袖先」
脚本:チェ・ヒョビ「いつかの君に」

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