趣里は父・古田新太に法廷で負け、号泣…「モンスター」【第6話ネタバレ・7話予告】
11月18日に放送された「モンスター」(火、22時、カンテレ・フジ)第6話、エマ(秋元才加)の父親の遺産についての裁判で亮子(趣里)は父・粒来(古田新太)に敗北した。11月25日に第7話が放送される。予告動画は番組公式サイトで公開されている。
フジテレビ月10ドラマ「モンスター」第6話のネタバレや話題をご紹介
趣里が得体の知れない弁護士・神波亮子を演じる「モンスター」は、モンスター弁護士が、法がおいついていない令和ならではのさまざまな問題を向き合い、まるでゲームのように法廷闘争に立ち向かうリーガルエンターテイメントだ。第6話が11月18日に放送された。第6話は第5話からの続きとなり、サトウエマ(秋元才加)が父・マサル(石橋凌)の治療と遺産を巡り、医療機関を訴えた裁判で亮子(趣里)と12年ぶりに会った父・粒来(古田新太)が法廷で原告、被告に別れて戦った。
■第6話ネタバレあらすじ
亮子(趣里)と粒来(古田新太)は原告と被告それぞれの代理人として法廷で争う。杉浦(ジェシー)は、複雑な親子関係の2人が対決することに不安を覚えるが、亮子はむしろ父親との対決を楽しみにしている様子に見える。
亮子は、岡本プレミアクリニックが、原告であるサトウエマ(秋元才加)の父・マサル(石橋凌)に施した治療が適切だったか否かを証明するのは難しいと考える。
そこで、マサルの死後、多額の遺産を贈与として受け取った看護師の梶田素子(島田桃依)を争点とし、素子がマサルから遺産をだまし取ったことを証明しようとする。入院中に素子の世話になった杉浦だけはその方針に難色を示す。
亮子は前院長・岡本輝久(阿南健治)を尋ねる。輝久によれば、実際、過去には素子に好意を抱いた患者がお金にまつわるトラブルを起こしたことがあるという。遺産を残したいという話があったのだが、それは実現しなかった。
それでも、杉浦は自らの目で真実を見極めようと再び岡本プレミアクリニック入院。しかし、そこに素子の姿はなかった。担当になった看護師に聞いてみると、素子はすでに病院をやめていて、その日のアムステルダム行きの航空券をもっていたという。杉浦は空港に急ぐ。素子の前にいたのは粒来だった。粒来との会話で、素子が裁判までには戻ってくることがわかった。
一方、亮子はマサルが密かに遺言書を書き換えていたことが気になり、エマもその存在を知らなかった、2つ目の遺言書を作成した人物を探してほしいと城野(中川翼)に依頼する。危ない目にあったこともある城野だが、その役目を引き受けた。
そして迎えた裁判当日。原告側の亮子たちは輝久を証人として呼んでいた。輝久は息子の岡本久嗣(内村遙)が富裕層向けに高額な医療を行うことを“恥ずかしくて情けない”という。被告側の粒来は高額医療を受けたマサルは納得の上で治療を受けていたと久嗣に証言させる。さらに、長い目でみれば今、富裕層にやっている治療も有効なものだと考えられるという。そしてマサルがその理念に賛同して多額の寄付をしてくれたという。
さらに、素子に対しての尋問が始まる。亮子は遺産を贈与してもらったことを認め、それがマサルの希望だったという。そこでエマは「嘘!」と取り乱す。亮子はマサルが遺書を作成した時の司法書士がとっていた録音を証拠として提出する。そこには認知症の症状のあるマサルの声で「ほれた弱味につけ込まれた」と話している。実際にマサルは認知症の診断を受けていた。
粒来はエマに尋問をする。エマに“なぜ、訴えたのか?”と聞くと、エマは父親が変わってしまったからだと答える。粒来は証拠としてマサルが話しているビデオを提出する。そこには少し前までエマに全ての財産を残そうと思っていたが、自分のコピーは要らないと考え、エマは自分で道を切り開くだろうと録音されていた。その上で、財産を未来の医療を考えて、クリニックに投資することにしたと話していた。
エマは訴えを取り下げることにした。事務所にもどった亮子は初めての敗北に号泣してしまう。
負け知らずだった亮子(趣里)だが、父・粒来(古田新太)が一枚上手
弁護士経験が浅かった亮子はこれまでの裁判は全勝してきた。しかし、今回の裁判では訴えた医療機関がやとった弁護士、亮子の父である粒来に負けてしまった。亮子は、マサル(石橋凌)が遺書を作成した際に認知症を患っていたのにそれに気が付きもしない看護師や病院が金を受け取ったのは違法だという線で裁判を戦おうとしたが、粒来は一枚上手で、マサルが自分の認知症を知った上で未来への投資として医療機関と看護師に金を渡していたことを証明した。うさんくさい顧客をかかえているような粒来だが、弁護士としての腕は亮子の一枚上手だった。
25日放送の第6話では杉浦(ジェシー)のサポートに回る亮子
父との戦いにやぶれた亮子。次の裁判では亮子の指導係でもある杉浦のサポートに回る。これまで自分のやりたいように作戦をたててきた亮子は杉浦の下で大人しくしているのか?そして、粒来との関係はどうなるのか?
高校2年生で司法試験合格!ドラマの設定超えのスーパー高校生
ドラマ内で、亮子は高校3年生で司法試験に合格したという設定になっているが、本当の試験でこの設定を超え、高校2年生で試験に合格した人物が登場した。筑波大学附属駒場高校2年生・早川惺さんだ。番組プロデューサーが対談を行い、その模様は番組公式サイトに掲載されている。
やっと本格登場した父・粒来役の古田新太
第4話まではほぼ登場シーンがなかった“主要人物”の粒来が第5話から登場し、第6話で趣里演じる亮子と法廷闘争を繰り広げた。ここからの登場となった古田新太へ、ここまでのドラマの魅力を尋ねると「やっぱり、趣里ちゃんじゃないですか。趣里ちゃん演じる亮子が、どんどん弁護士として強くなっていく姿が面白いと思います」と話し、法廷もので専門用語を含むセリフ量が莫大なことと医療裁判のため医療用語も多いセリフをこなしていることを感心しているという。なお、インタビュー全文は番組公式サイトに掲載されている。
■第7話あらすじ
人気ドラマのロケ地となった町の住民が、聖地巡礼に訪れたファンの迷惑行為に耐えかねて相談にやって来る。ゴミの散乱や騒音だけではなく、地元の饅頭屋『みやこし』にも、ドラマとのコラボ饅頭を求めて連日行列ができているという。
そんななか、ドラマのプロデューサー・坂口武広(林泰文)が公園でトークショーを行うことになり、俳優も来るかもと期待したファンが予想以上に集まってしまった。会場には『みやこし』も出店してコラボ饅頭を販売。しかしその矢先、従業員の前園里佳子(堀未央奈)が倒れた拍子に機材の配線で感電し、意識を失ってしまう。当然、イベントは中止となり、公園も一時閉鎖が決まる。
九死に一生を得た里佳子が事務所を訪ねてきて、事故はイベントの安全対策がおろそかだったことが原因だとして、役所の観光課とテレビ局の事業部、さらに、寝不足で倒れるまで過重労働を強いた『みやこし』の店主を相手取り、損害賠償1億円を請求したいと言い出す。一方で今回、杉浦(ジェシー)のサポート役となった亮子の前には前回の裁判で自分を打ち負かした父・粒来(古田新太)が現れた。
カンテレ・フジテレビ 2024年10月14日スタート。毎週月曜日22時放送「モンスター」。出演:趣里、ジェシー(SixTONES)、古田新太、YOU、宇野祥平、音月桂、中川翼、ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@monsterktv8」。
◇カンテレ・フジテレビ「モンスター」番組公式サイト
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