遠藤憲一「民王R」黒幕判明!“ナリタカンパニー”の思惑とは?…第5話あらすじと第6話予告

07時00分ドラマ
ⓒテレビ朝日

遠藤憲一主演のテレビ朝日系「民王R(たみおうあーる)」の第5話“総理とキッズ”が11月19日(火)に放送された。第6話の予告動画は番組公式サイトで公開されている。TELASAで全話一挙配信&メイキング「民王UR(ウラ)」独占配信中。


■前回までのあらすじ
9年ぶり2度目の総理大臣就任を果たした武藤泰山(遠藤憲一)だったが、秘書の冴島優佳(あの)、闇バイトに手を出す青年・木下(曽田陵介)、5歳の保育園児・信太くん(吉本凪沙)、さらに今際の際のおばあちゃん・トメ(丘みつ子)と立て続けに国民と入れ替わるという前代未聞の事態に見舞われる。

内閣支持率も乱高下する中、官房長官の狩屋孝司=カリヤン(金田明夫)をはじめ、書生の田中丸一郎太(大橋和也)、優佳、そして公安の新田理(山内圭哉)、猫田マモル(山時聡真)ら《チーム泰山》の強い結束と協力もあり、なんとか難局を乗り越えた。そんな中、新田はついに入れ替わりの真相に肉薄する。入れ替わった人々の生活圏、そのすべてに置かれていた空間消毒器の交換用フィルターにウイルスが仕込まれてしたことをつきとめたのだ。

■第5話“総理とキッズ”ネタバレあらすじ
くだんの空間消毒器が置かれたネットカフェの個室から出てきた14歳の中学生・萩原秋保(黒川想矢)は、早朝の新宿へ。繁華街の路上でたむろする若者たちに“ユキ”という少女の行方を聞いて回る秋保は、ユキらしき人物を見つけた矢先、頭痛に襲われてしまう。

一方、泰山は野党議員の神宮寺から予算委員会に向けて「さぬきうどん」「100万円のプリンアラモード」「すいとんパーティー」といったスキャンダルを引き合いに「子供の未来のための法律」について取り引きを持ちかけられるが、それを受け入れようとはせず…。その矢先、頭痛を感じた泰山は、気がつくと秋保と入れ替わっていた。

今回は公安の猫田マモル(山時聡真)によって入れ替わり後速やかに確保された泰山(秋保顔)。対策本部で会った秋保(泰山顔)に、代わりに予算委員会に出るよう頼むが、「国なんてどーでもいい!ユキを探す!」と、協力を拒まれてしまう。

なんとか秋保を予算委員会に送り込み、代わりにユキを探しに新宿にやってきた泰山。今どきの若者と聞き馴染みのない日本語に翻弄されながら目の当たりにしたのは、居場所のない子供たちの想像を絶する光景だった。さらに、秋保の身体にある無数の傷を発見した泰山は、彼が実の親から虐待されていることを知る。

泰山の代わりに予算委員会に挑んだ秋保は、のらりくらりと質問を交わすのに飽き、審議中に生成AIに学習させて「関わった議員たちを直ちに処分、明細については開示、再発防止策については、今週中にまとめて来週国会にて提出する」と明言。冴島たちは頭を抱えるが、秋保の行動はSNSで高評価を得る。

一方、ユキを本格的に探し始めた泰山は、子供たちに無料で食料を配布しているサンタ男・Kと出会う。泰山は子供たちのために無料配布の食料を用意し、ユキの行方を訪ねてまわる。

やっとユキを見つけた泰山だったが、サンタ男・Kは未成年者に性的暴行を行なった容疑で警察に連行されていく。Kの被害にあっていたユキは、それを忘れていた秋保(泰山)を信用できず、逃げ出してしまう。

そんな中、神宮寺議員案の「子供の未来のための法律」の存在を知った秋保は、「子供から親と縁を切ることができる民法改正」に興味を示す。居場所のない子供たちの問題に向き合うことにした泰山も、この法律さえあれば、彼らに希望を与えることができると思い、国会に子供たちを招集し、委員会の議題に取り上げて彼らが置かれた現状を語らせることにする。

そして、秋保がユキと誕生日に「ホールケーキ」をプレゼントする約束をした日。深夜近くになって、やっとユキが姿を現した。お誕生日オメデトウとケーキを渡した秋保は、「全部どうだっていいと思ってた。でも、助けてくれる大人がいた。話聞いてくれる大人がいた。初めて思った。俺らのために、世界って変わるのかもって。だから、持ってみようかなって、希望。大げさなのじゃなくて、ただ明日も起きてみよう。明日も生きてみようって、そんくらいの小さな希望。ユキと一緒に」とユキに伝えるが…。

ユキは「誰が生きたいって言った?」と、大人になる前に死ぬつもりだったと告白。すでにユキは薬物を摂取しており、オーバードーズで意識を失ってしまう。その瞬間、入れ替わりが終了。救急車を呼んだら親を呼ばれてしまうと躊躇する秋保に「そんなことより命が先だ」と泰山は救急車を呼ぶよう言い聞かせた。

ユキは無事助かり、今日も生きている。「子供の未来のための法律」は波に乗ったものの、今期中の立案は難しい状況。それでも、秋保は法案成立に向けて、自分たち子供の意見をSNSで配信する活動を続けている。

黒川想矢と前作「民王」
14歳のストリートキッズ・秋保を演じたのは、日本アカデミー賞で新人俳優賞を受賞し、カンヌ国際映画祭で脚本賞に輝いた是枝裕和監督の『怪物』(2023)で物語の鍵を握る少年を演じた黒川想矢。遠藤に負けず劣らずの「眼力」と存在感にSNSでは「目ヂカラがすごい」「目つきが遠藤さんしてた。すごいね」といったコメントや「成長っぷりにおどろいた」「大人になっててビックリ」といった黒川の成長へのコメントがよせられた。本人のインスタによると“前作の「民王」(2009)はぼくが生まれた年に放送された作品”とのこと。

ナリタカンパニーの思惑とは?
ついに一連の入れ替わりに関わっているのが「ナリタカンパニー」だということにたどり着いた新田。第一話から度々登場していた「ナリタ」。優秀な秘書・冴島の出身もナリタカンパニーが運営する成田育英財団だし、今話で秋保が使っていた生成AIにも「ナリタカンパニー」のものだった。仮想空間での成田崇彦(中村育二)と密談する蓮沼(満島真之介)も気になるが、これまでのところ、「一連の入れ替わり」によって国政に大きな被害が出ていないことから、成田の思惑や野望は、日本にとって、そう悪いものではないような気もする。


■第6話 あらすじ
突如として広まった泰山の体調不良説。泰山とカリヤンは、噂の出処は民政党のドン・二木正一(岸部一徳)だろうと推測する。二木には泰山への牽制とようやく身辺整理が終わった《永田町のプリンス》白鳥翼(溝端淳平)を次期総理へ推そうという策略があった。

しかしその矢先、白鳥の6股交際が週刊誌にスッパ抜かれてしまう。政敵の失脚に沸き立つが、次の瞬間、泰山はお笑いコンビ・ミサイルキックの堀田豊(安井順平)と入れ替わってしまう。無期限の謹慎が明け、ようやく復帰して掴んだネタ見せの最中に入れ替わりが起きてしまったことで、激しく落ち込む堀田。復帰から1年経っても仕事が取れなかったら解散しようと相方の山倉(おいでやす小田)にもちかけており、その期日まであと10日に迫っていたのだ。その頃、スキャンダルが発覚した白鳥は二木にはしごを外され、政界追放の危機に立たされていた。白鳥の話を聞いた堀田(泰山顔)は独断で白鳥を匿うことを決めてしまい…。

テレビ朝日 「民王R」は9024年10月22日(火)21時放送スタート。/主題歌:asmi『こっち向いてほい 』(sony Music Labels Inc.)/出演:遠藤憲一、大橋和也、あの、山時聡真、満島真之介、山内圭哉、溝端淳平、金田明夫、岸部一徳 ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@tamioudrama 」。番組公式Instagramアカウントは「@tamioudrama 」。PR動画は番組公式サイトにて公開中。

「民王R」番組公式サイト

【2024年秋ドラマ紹介】【関連記事・各話のあらすじ】