BS日テレ「ナンバーズ －ビルの森の監視者たち－」第21・22話：ジサン銀行が買収の危機（ネタバレ）

BS日テレにて放送のキム・ミョンス（INFINITE/エル）とチェ・ジニョク共演でおくる韓国ヒューマンオフィスドラマ「ナンバーズ －ビルの森の監視者たち－」（全26話）今夜11月20日と21日放送の第21話と第22話の詳しいあらすじと見どころ紹介。YouTubeにて「第18話ちょっぴりお届け！」動画が公開中だ。

※キム・ミョンスが刑事役で特別出演している新作ドラマ「完璧な家族」がLeminoで独占配信中だ。

■「ナンバーズ ビルの森の監視者たち」概要

「ナンバーズ ビルの森の監視者たち」は、養父の死の謎を明らかにするため高卒で巨大企業に入社した主人公が、組織的な腐敗や不正を暴く復讐サスペンスと成長物語の要素を併せ持つヒューマンドラマ。

■スタッフ

チャン・ホウ役：キム・ミョンス（INFINITE/エル）
ハン・スンジョ役：チェ・ジニョク
ハン・ジェギュン役：チェ・ミンス
チン・ヨナ役：ヨンウ （元MOMOLAND）
シム・ヒョンウ役：イ・ソンヨル（INFINITE/ソンヨル）
原題：「넘버스:빌딩숲의 감시자들」（全12話）

■第21話

ある日、ジサン銀行に関する不穏なニュースが流れたことで、人々に混乱が見え始める。これもジェギュンの計画だった。しかし、スンジョにジスからの「復帰祝い」のメールが届く。確認するとジサン銀行は健全性を示す全指標において安全良好の評価を受けているとのニュースだった。

そこでスンジョは、ジサン銀行が買収したオンラインローン業者をカン・ヒョンに任せたいと頼む。2人の会話はジェギュンのスパイであるカフェ店員が盗み聞きしていた。一方、職場復帰したホウは「もう大丈夫」とヨナを抱きしめる。そしてテイル会計法人会長に会う算段を考える。

一方、サンアグループの系列会社がヌリ子ども財団に多額の寄付をしていることを知ったホウとヨナは、財団を調べることにする。2人は寄付者名簿の会社を訪ねるが、全ての会社がもぬけの殻だった。そんな中、ホウはジェファンからジェギュンが特別に管理する会社のリストを受け取ると、寄付者名簿の会社はジェギュンが所有するペーパーカンパニーであることに気づく。

そんな中、オンラインローン会社を預かるはずのカン・ヒョンだが、資金豊富なHK私募ファンドと争いたくないと言われてしまう。カフェ店員から情報を得たジェギュンが先手を打ったのだ。さらに、イ・ソンジュがホウを使って自分に復讐つもりだと知ったジェギュンは、ジョンジュが関連しているヌリ子供財団に横領などの疑いで家宅捜査が入るように仕向ける。慌ててジェギュンに元に駆け付けるソンジュだが、捜査担当の検事がジェギュンの息のかかった者だった。さらに、12年前の崩壊事故の責任もソンジュに押し付ける。

一方、ジサン銀行頭取は銀行のBSI比率が急降下を目の当たりにする。

ジェギュンに復讐する間のアリバイ作りをしえたやるというスンジョ。稀代の悪人を持つ息子は辛い。ジスと食事をするスンジョ。かたがついたら香港に帰るという彼女に思わず「香港支社に転勤しようか」と呟くスンジョ。そしてジスの子どものプレゼントをするが…久々に笑いの出るシーンだ。味方に付いたジェファンとホウのやり取りがスパイのようだ。

(c) 2023MBC

■第22話

BIS比率が8パーセント以下に落ちたジサン銀行は売却対象になってしまう。混乱に陥った銀行の顧客たちによってバンク・ランが起こったジサン銀行は、引き出せる金額が底をつき始める。

そんな中、ホウは崩壊事故の生存者に会いに行くが、そこにいたのはテイルのカフェで働く女性だった。観念した彼女は聴覚障害を装ってジェギュンのスパイをしていたことを打ち明ける。そして当時の崩壊事故の後遺症で父親は話すことが出来なくなった。しかも事故の記憶はないという。彼女もまたテイル奨学金を受けていた。

ホウ相手にやけ酒をしたヨナが目覚めたのはホテルのジスの部屋だった。ヨナはジスに銀行を救ってほしいと頼む。するとジスは5年前にヘビッ建設倒産の危機にあったとき、チン頭取は傍観していたと冷たく言い放つ。そして有能な会計士として自ら動くべきと指摘しながらも、ホウとジスと一緒にテイル会計法人の会長宅を訪ねる。

ジスは、ジェギュンが兼職禁止の規定を破りHK私募ファドを運営していると指摘。会計法人の内部事情も利用しており、これが外部に漏れればテイル会計法人の信頼はもちろん、国家の危機に陥ると地に落ちる。そこで会長の力も借り、スンジョの指揮でホウたちは週末返上で対策を立てる。

ホウは、ジェギュンの悪事を英語圏と中国圏の記者にリークする。そしてチン頭取に会って、バンク・ランを仕掛けたのがジェギュンだと教え、銀行を助ける方法があると伝える。そしてカフェの店員と手を組んで、ホウたちに動きはないと偽の情報をジェギュンの耳に入れて安心させる。しかし、ジェギュンはホウに発令待機、事実上の解雇通達をする。

大株主適格性審査を通過すればジサン銀行がジェギュンの手に渡る。しかしジェギュンを阻んでいるのは、倫理的がどうかを確認する手続きだ。しかし、HKファンドが株式を50％以上保有していても金融委員会が倫理的でないと判断すれば阻止できる、スンジョは考える。しかしジスから、金融医員会もまたジェギュンのもの同然だけにあてにはできないと聞き、そこまで手を回していたのかと驚く。

ジスは大株主適格性審査会場に向かうが…。

会長宅を訪ねる時のジスJr.になったヨナに目が点になるホウ。今回、ホウの親友、ヒサムの隠れた特技が発揮される。それは中国語と日本語。ジェギュンに先手、先手を打たれるスンジョたち。はたして適格性審査は行われるのか？