いづみ(宮本信子)は朝子(杉咲花)だった…「海に眠るダイヤモンド」【第5話ネタバレ・6話予告】
11月24日にTBS日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」第5話が放送され、玲央(神木隆之介)といづみ(宮本信子)に血のつながりがないことがわかった。12月1日21時に第6話が放送される。鉄平(神木隆之介・二役)は朝子(杉咲花)にプロポーズするが…。予告動画は番組公式サイトで公開されている。
TBS日曜劇場「海に眠るダイヤモンド」とは
「海に眠るダイヤモンド」は昭和の高度経済成長期と現代を結ぶ70年にわたる愛と青春と友情、そして家族の壮大なヒューマンラブエンターテインメントだ。その第5話が11月24日に放送された。
■第5話ネタバレあらすじ
現代。いづみ(宮本信子)と玲央(神木隆之介)に血縁関係はあるのか。会社や遺産の相続のことなどを考えるといづみの息子(尾美としのり)は毎日、郵便受けをみて、玲央といづみの血縁関係の結果を待っていた。
1958年12月。一平(國村隼)や進平(斎藤工)たち鉱員は、期末手当の賃上げを求める“部分ストライキ”を行なおうとしていた。しかし鷹羽鉱業側は、鉱山のロックアウトを実施する。ロックアウトされると賃金自体が出ないため鉱員たちは生活に困るのだ。鉱員を思う鉄平(神木隆之介)は間に挟まれて苦しむ。なんとかストをやめてくれという鉄平たちと、部分ストライキをしながら仕事をさせてくれという鉱員たち。端島の炭鉱は二つの組合に所属していて、その双方からの指示で混乱していることもあった。
そして鉱員たちの間では、ロックアウトを選択した炭鉱長の辰雄(沢村一樹)への不満が蔓延していた。さらにその矛先は辰雄の息子である賢将(清水尋也)にもむかっていた。
騒動の最中に、鉱員を止めようとした鉄平は骨折してしまう。このことで、“からだを張って自分たちとの間にたってくれた”と鉄平は思われ、鉱員たちから好意的な目を向けられる。その反面、有刺鉄線をわざと残したなど賢将に対しての不満は募っていった。あまりにもその態度がひどいため、落ちていた空き瓶を壁に投げたが、そこにいたのは小鉄という鉱員だった。二人はもめてしまい、互いに怪我をする。鉄平は賢将に話をするが、賢将は頑なな態度になっていた。
百合子は労働組合新聞の記者をしていた。鉄平と話していて、賢将が朝子を好きなことを告げる。鉄平はなにもきがついていなかったのだ。
賢将は幼い頃、よく鉄平の家に遊びにきていた。賢将の母は端島の生活になじめず、家を飛び出していて、賢将は辰雄と二人の生活だった。鉄平の家の“家族”を感じていた。辰雄は賢将の気持ちを理解せずにいて、賢将はそんな辰雄に悪態をついてしまう。
賢将が島を歩いていると、鉱員たちが冷たい言葉をあびせる。そんなとき、鉄平の父の一平(國村隼)は昔と同じように賢将に接して、他の鉱員にも「息子みたいなもの」と告げる。賢将の心が救われた。
賢将の家に百合子がやってきた。その日は、二つの組合のどちらかを鉱員たちの投票で選ぶ日で、記者の百合子は忙しいはずだった。賢将が尋ねると、記者をやめたという。そして、落ち込んでいる賢将に、結婚できないわたしを救ってくれたのは賢将だったという。
みなが投票に夢中になって、朝子の店がガラガラな時、進平(斎藤工)がやってきた。そして、そこに鉱員の小鉄がきて、いつものように電話を借りる。朝子の話で、病気の母親の様子を聞くために、毎日、博多のフロリダというところに電話していると聞いた、進平ははっとした。リナ(池田エライザ)が勤めていた店だ。小鉄がついにリナを見つけた。近づいてきた小鉄から逃げ出すリナ。しかし、リナの部屋まで追ってきた。あっという間に劣勢になったが、追ってきた進平が小鉄から拳銃を取り上げ、小鉄を撃った。小鉄は海に落ちていった。鉄平は潮の流れで、ここの遺体は沖に流されるといって、拳銃の海に投げた。リナは恋人に死なれた過去があり、妻に死なれた進平と共感しあっていた。
翌朝、進平は、小鉄は母親が危篤だから島を出たと鉄平に告げた。
現代。荒木鉄平という人物を探っていた玲央、千景(片岡凜)、星也(豆原一成)は端島閉山の時の写真を見ていた。千景が玲央に「なぜ、おばあちゃんのことをいづみさんっていうの?」と聞く。玲央は不思議な顔をすると、千景が「出水・いづみは旧姓で、おばあちゃんは出水朝子って言うの」と話した。
ついに判明した「“いづみ” (宮本信子)は誰」問題
放送開始前から話題となっていた、現代パートでの“いづみ”は過去パートの“誰”かという謎が解決した。“いづみ”は朝子(杉咲花)の旧姓だったのだ。端島で幼いころから一緒に過ごし、思いを寄せていた鉄平(神木隆之介)にうり二つのホストの玲央(神木隆之介・2役)を見た時に、“いづみ”と名乗ったのは、若い日の気持ちに戻るためだったのか?
鉄平は朝子にプロポーズするも……そして、玲央の母親は誰?
12月1日に放送される第6話の予告動画で、鉄平は朝子にプロポーズする様子が映っている。ドラマの中心人物の中でこれ以上お似合いの二人はいないと思われるほど、似合っているが、二人が一緒にはなっていない。出水朝子の現在の姓は“池ヶ谷朝子”なのだ。鉄平は“荒木家”。いったい誰と結婚したのか?そして、次に話題となっているのは「玲央の母親はいったい誰なのか?」の問題だ。
國村隼の演技が光る
第4話までの要所要所での演技は光ったが、第5話では特にその存在感を大きく見せた。島の鉱員たちからの嫌がらせや中傷に腐っていた賢将(清水尋也)に、「おい!賢将!いつうちにカレー食べにくるんだよ!」と話しかけ、他の鉱員たちに“自分の息子”同然なのだといって、鉄平や賢将が子どもの頃によくやったようにすすで汚れた手を賢将の顔になすりつけて、笑う。賢将がぐっとくるシーンだ。このシーンに多くの視聴者は心を奪われた。第6話ではこれまで感情を見せていなかった、賢将の実の父で炭鉱長の辰雄(沢村一樹)の思いがやっときける。
■第6話あらすじ
1963年。多くの炭鉱が閉山に追い込まれる中、端島にはいつも通りの正月が訪れていた。園芸部での活動に熱心な朝子(杉咲花)のうれしそうな顔をみると鉄平(神木隆之介)は幸せになる。一方、賢将(清水尋也)はある決意をし、鉄平にだけその胸の内を打ち明ける。
そんな中、進平(斎藤工)とリナ(池田エライザ)がある報告を告げに荒木家を訪れる。
一方現代では、いづみ(宮本信子)の本当の名前が“朝子”だと知った玲央(神木)は、自分と鉄平の関係を探るため、鉄平が残した10冊もの日記をさらに熱心に読む。するとその中の1冊に、“種”のようなものが挟まっていて…。
TBS 2024年10月20日スタート。毎週日曜日21時放送「海に眠るダイヤモンド」。出演:神木隆之介、斎藤工、杉咲花、池田エライザ、清水尋也、土屋太鳳、國村隼、沢村一樹、中嶋朋子、山本未來、さだまさし、宮本信子、尾美としのり、美保純、酒向芳、宮崎吐夢、内藤秀一郎、西垣匠、豆原一成(JO1)、片岡凜ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@umininemuru_tbs」。
◇TBS「海に眠るダイヤモンド」番組公式サイト
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