小日向文世が裏切り者だった…藤原竜也がピンチに「全領域異常解決室」【第8話ネタバレ・9話予告】
11月27日に放送された「全領域異常解決室」(水、22時、フジ)で、興玉(藤原竜也)は黄泉の国に神を落とすことができる天石戸別神であること、所長の宇喜之民生(小日向文世)がヒルコ(野間口徹)側の神だったことがわかった。第9話は1週あいた12月11日に放送される。ピンチの興玉を小夢(広瀬アリス)は救えるか?予告動画は番組公式サイトで公開されている。
フジテレビ水10ドラマ「全領域異常解決室」とは
藤原竜也が主演する「全領域異常解決室」は、身近な現代事件×最先端の科学捜査では解明できない“不可解な異常事件”を解決していくドラマだ。その第8話が11月27日に放送された。
■第8話ネタバレあらすじ
今度は東京で4件の連続餓死殺人事件が起こる。ヒルコからは「修理固成が終わろうとしている。この世は間もなく生まれ変わる」という声明が出る。
興玉雅(藤原竜也)、雨野小夢(広瀬アリス)、荒波健吾(ユースケ・サンタマリア)らが状況を確認すると、餓死した4人に接点はなかったが、4人とも腕時計の時間がなぜか狂っていた。さらに現場付近の防犯カメラには同じ女性の姿が映っていた。その姿を見ると興玉、宇喜之民生(小日向文世)はそれが佃未世(石田ひかり)ではないかと思った。興玉は、悪霊の一種で、とり憑かれると空腹感や疲労を覚え、死んでしまうこともあるという“ヒダル”にとりつかれたのかもという。
警察が去った後、興玉と宇喜之民生は、防犯カメラに映っていた女性は月読命、佃未世かもしれないと話す。彼女は月の光の下で時間を操ることができ、人間を餓死させることもできるという。犯行が行われたのは全て月が出ている夜だった。時間を変えたなら時計を操っていたのもわかる。実際、殺された人間の腕時計が狂っていたのもわかる。
一方、荒波らは人魚の剥製の捜索で、捜査員らの聞き込みを行っていた。「全決」を疑う荒波は、直毘吉道(柿澤勇人)から情報を聞き出そうとする。直毘に尋問をするが、守秘義務といい、何も言わない。人魚の剥製が盗まれた時間帯、小夢のIDが使われていた。
興玉たちは佃未世がやっている店に向かう。未世はしばらく店を店員に頼んで家をでたという。店員の話では未世の娘は誤った情報による誹謗中傷を苦に自殺していた。未世は誹謗中傷した人たちの開示請求をしたが、却下されていた。小夢はその話を聞いて、未世は殺された4人が未世の娘を誹謗中傷していた人間ではないかと推理した。その4人の特定のために、ヒルコを頼ったのか?もし、ヒルコを頼っていたら、神を裏切っていると興玉は言う。
荒波たちは興玉を尾行して、未世の店を探し当て、殺された4人が娘を誹謗中傷していた人物であることを突き止めた。
ビッグデータを解析する会社のCEOである寿(野間口徹)は未世に「今夜、決行してください」と連絡し、連絡用の携帯を捨てた。
未世は全決に出頭してきた。4人を殺したことを認めた。興玉たちは全決に戻る。ヒルコから誘われたと話を始める。小夢を救った後、娘を誹謗中傷した人間を特定したので、自分に力を貸して欲しいといわれ、人魚の剥製の時間を戻した。そしてヒルコは不老不死の薬を作り出した。興玉はなぜ未世がそこまで教えてくれるのかと尋ねると、ヒルコは全決にはもうそこまではばれているからいいと言っていたという。ヒルコが誰なのかを確認すると、「それはいえない」という。神たちの会議で未世は黄泉の国に送られることが決まった。
天石戸別神が未世を黄泉の国に送るために、22時にやってくるという。未世を残して全決を出て行くように指示される。
直毘は荒波たちをよんだ。そこに来たのは寿だった。全決が怪しいと荒波達に伝える。直毘は全決について話しをする。全決の人間は皆、神だと信じていると告げる。荒波たちは“カルト集団かよ”と完全に否定する。寿は未世が全決に入って行く防犯カメラの映像を直毘に提供し、直毘はそれを荒波に見せた。
22時に未世の前に姿をみせたのは興玉だった。興玉が天石戸別神だったのだ。黄泉の国に連れて行こうとした時、荒波と二宮のの子(成海璃子)がやってきて、未世を逮捕する。興玉が「月の光の下に出してはダメだ」と告げるが、のの子がつれていってしまう。月の光の下にきた未世は力を発揮して、のの子にダメージを与え、その隙に逃げ出した。
寿に天石戸別神は興玉だと連絡すると、寿から男のプロフィールが送られてきた。その人物が最初に娘を誹謗中傷した人間だった。そしてその男の元へ向かったが、ナイフで刺されてしまう。ヒルコから殺されるかもと連絡があったという。
興玉たちがやってきた時には未世は瀕死の状態だった。豊玉でも止血できない。興玉は未世に自分の力を使うようにいうが、未世はこの時代の人間は救う価値がないといって、事戸を渡してしまった。その後、出血により命がつきると、未世の人間としての肉体は消えて亡くなった。その様子をみて小夢は悔しさのあまり大声を出す。
そのころ、寿は宇喜之民生を呼び出し、興玉を神隠しするように命じた。
所長である宇喜之民生(小日向文世)はヒルコ側の神だった
全領域異常解決室を仕切る所長の宇喜之民生がヒルコ側の人間だったのだ。ドラマの途中で、全決のことを荒波(ユースケサンタマリア)に話す直毘吉道(柿澤勇人)がずいぶんと怪しいと思わせたが、最後の最後にヒルコ(野間口徹)の前に現れ、ヒルコからの指令をうけたのが宇喜之民生だった。12月11日に放送となる第9話は宇喜之民生と興玉たちの全面的な戦いが始まる。
興玉(藤原竜也)は黄泉の国への橋渡しをする天石戸別神だった
神の中でも絶大な力を持つのが天石戸別神で、いったい誰なのかを期待しながらその時を待ったが、やってきたのは興玉だった。興玉という一般的な神のように“偽名”を使っていたのだ。
神は同じ手相?
第8話の中でくすっとしてしまうシーンもあった。未世を追って、未世の店に行ったとき、手相好きな店員が興玉を小夢(広瀬アリス)の手相をみて「そっくり」といい「神の手みたい」というのだ。未世の手相も同じだという。どうやら手相をみれば、その人が神なのかがわかるらしい設定に思わずくすっとなる視聴者も多かった。
松山ケンイチが藤原竜也に「あの人、神とかやり過ぎでしょ」と
映画『デスノート』で共演した松山ケンイチは映画『聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメンVS悪魔軍団~』 の感謝祭で藤原竜也について「あの人、どっちかっていったら悪魔だよね」といいつつ、このドラマ「全領域異常解決室」を見ているようで「ドラマだとまた神やってますけど」といい、神や死に神、悪魔にまつわる役が多すぎると語っていた。
■第9話あらすじ
興玉(藤原竜也)は荒波(ユースケサンタマリア)から事情を聴かれる。そんな中、興玉は警察の資料から月読命・佃未世(石田ひかり)が何者かに「天石戸別神は興玉雅」とメッセージを送っていたことを知る。
全決に戻った興玉は突然の襲撃に遭い、ペンで刺される。それは、神器・天之加久矢の矢尻で雨野小夢(広瀬アリス)が仕留められた時にも使われた特別なものだった。弱って行く興玉の元に豊玉妃花(福本莉子)、芹田正彦(迫田孝也)、村主虎飛矢(名村辰)がやって来た。
興玉は、全決メンバーに自らが“天石戸別神”であることを打ち明ける。天石戸別神が生き残るためには一度、興玉としての人生を終わらせ、再度神の魂が生まれ変わるのが最善の策だが、興玉が死ねばヒルコは「小夢を殺す」という。興玉を助けるため、小夢は芹田とともにある場所へと向かう。
番組情報
カンテレ・フジテレビ 2024年10月9日スタート。毎週水曜日22時放送「全領域異常解決室」。出演:藤原竜也、広瀬アリス、柿澤勇人、福本莉子、小宮璃央、成海璃子、迫田孝也、ユースケ・サンタマリア、小日向文世ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@zenketsu_fujitv」。
◇フジテレビ「全領域異常解決室」番組公式サイト
【2024年秋ドラマ紹介】【全話あらすじ・関連記事】