30日放送!実写版『アラジン』 アニメ版との違い&吹替の魅力を深掘り
30日、フジテレビ系列の「土曜プレミアム」で、ディズニーの名作映画『アラジン』(2019)が放送される。予告動画は番組サイトで公開中だ。ディズニー公式サイトで特典映像が多数公開している。
アニメ版として1992年に公開されて以来、世界中で愛されてきたこの名作が、実写ならではの迫力と新たな魅力を加えた形で蘇る。
物語の主人公は、貧しいけれど心優しい青年アラジン。ある日、偶然にも魔法のランプを手に入れ、そこから現れるランプの精・ジーニーとの出会いをきっかけに、彼の運命が大きく変わっていく。舞台となるアグラバーの街では、自由を求める王女ジャスミンや、権力を狙う邪悪な大臣ジャファーといった個性豊かなキャラクターたちが絡み合い、物語に深みを加える。
実写版『アラジン』は、壮大なスケールの映像美とダイナミックなアクションが特徴だ。主人公アラジンを演じるメナ・マスードは、夢と希望に満ちた青年の姿を爽やかに演じ、ジャスミン王女役のナオミ・スコットは、その美しさと強い意志で観る者を魅了する。そして、ランプの精ジーニーを演じたウィル・スミスは、彼ならではのユーモアとエネルギッシュな存在感を見せ、実写版の大きな見どころとなっている。
日本語吹替版では、主人公アラジンの声を担当したのは俳優の中村倫也。彼の柔らかく繊細な声は、アラジンの純粋さや冒険心を見事に表現している。ジャスミン王女にはミュージカル女優の木下晴香が抜擢された。また、ウィル・スミス演じるジーニーの吹替には、個性派俳優の山寺宏一が起用されている。山寺はアニメ版でもジーニーを担当しており、その軽快なアドリブとユーモアが再び観る者を楽しませる。アニメ版と実写版で演じ分ける彼の多才さは見どころの一つだ。
ジャスミンが国を背負って立つ“自立した女性”の象徴として描かれるのもアニメ版とは違うポイントだ。また、音楽も実写版の大きな魅力だ。アラン・メンケン作曲の名曲「ホール・ニュー・ワールド」や「フレンド・ライク・ミー」は新たなアレンジで蘇り、さらにジャスミン王女の心情を表現した新曲「スピーチレス~心の声」が加わることで、物語に深みが増している。同曲は『ラ・ラ・ランド』(2017年)や『グレイテスト・ショーマン』(2017年)など楽曲を提供したパセク&ポールが作詞、アラン・メンケンが作曲を手掛けており、ジャスミン王女役のナオミ・スコット、吹替版では木下晴香の透明感ありながらも力強く歌い上げているので、こちらも注目したい。
時を超えて今なお愛されるアニメーションの名作を実写化した『アラジン』。耳に残る美しい音楽、そしてアラジン&ジャスミンの甘いラブストーリーに加え、底抜けに楽しいジーニーとの冒険を楽しみたい。
フジテレビでは高画質で本作を楽しめるだけでなく、特別な解説や視聴者が楽しめる仕掛けが用意される可能性も期待される。家族や友人と一緒に、冒険と感動、そして笑いが詰まった『アラジン』の魔法の世界を堪能してほしい。
放送は明日21:00~23:30。「ホール・ニュー・ワールド」の旋律とともに、夢の世界への扉が開かれる。ぜひお見逃しなく。
■キャスト
アラジン: メナ・マスード(中村倫也)
ジーニー: ウィル・スミス(山寺宏一)
ジャスミン: ナオミ・スコット(木下晴香)
ジャファー: マーワン・ケンザリ(北村一輝)
◇フジテレビ「土曜プレミアム」番組サイト
◇ディズニー公式サイト|実写版『アラジン』特典映像