「オク氏夫人伝」チュ・ヨンウの恋はストーカー?イム・ジヨン、愛より責任を果たす…第2話視聴率6.8%に
1日夜に放送されたJTBC土日ドラマ「オク氏夫人伝 -偽りの身分 真実の人生-」(脚本:パク・ジスク、演出:ジン・ヒョク)第2話では“オク・テヨン”としての人生に責任を持つ覚悟を決めたクドク(イム・ジヨン)の姿が描かれた。U-NEXTでも配信された第2話のあらすじと見どころを紹介する。
なお、ニールセンコリアによるとこの日の視聴率は全国6.8%、首都圏も7.2%で、初回の全国4.2%、首都圏4.7%より大幅アップした。
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「オク氏夫人伝」は、名前も身分も夫も全てが偽物の外知部(朝鮮時代の弁護士)夫人オク·テヨン(イム・ジヨン)として生きる奴婢のクドクと、彼女を守るために命までかけた芸人チョン・スンフィ(チュ·ヨンウ)との熾烈な生存詐欺劇を描いたロマンス時代劇。【「オク氏夫人伝」を2倍楽しむ】では、時代背景や全話あらすじと見どころ、キャストの魅力などドラマを深掘りしていく。
■キャスト紹介と相関図
⇒【メインキャスト(4名)&キャラクター(5名)】
⇒【脇役(26名)キャスト・キャラクター】
■第2「彼女の決意」話ネタバレ
偽りの身分
クドクはテヨンの祖母ハン氏夫人(キム・ミスク)に正直にテヨンではないことを打ち明けた。驚く夫人だったが、息子や孫を殺した犯人の顔を知っているというクドクを役所に連れていく。クドクは山賊たちのアジトと人相書きを書いて捜査協力する。
夫人は奴婢の証言など誰も信じないから、犯人が捕まるまで“テヨン”でいるよう告げた。クドクのおかげで犯人はすぐに捕まり、重罪に科すことができた。ところが夫人は、気立てがよく読み書き、刺繍など両班の娘としての躾から計算までできるクドクを気に入り、このままテヨンとして暮らすことを許す。信頼する使用人のマクシム(キム・ジェファ)にだけクドクの正体を明かした。
貫子(※)の恋とストーカー
クドクは事件のショックで部分記憶を口実に、屋敷の離れでひっそりと暮していた。それでも心優しく何でもできるクドクは使用人たちからも愛され、クドクはマクシムの娘ペギ(ユン・ソア)をたった一人の友として過ごしていた。
ペギはそんなクドクを気の毒に思い、巷で人気の舞台公演に強引に連れ出す。ところが舞台は3年前にソイン(チュ・ヨンウ)とクドクとの出会いを「貫子の恋」としたもの。さらに薄衣で口元を隠した芸人チョン・スンフィはソインだったことに驚くクドク。
画像:JTBC「옥씨부인전」FACEBOOKより
ペギはクドクの様子から“スンフィ”が知り合いだと勘付き2人を再会させてやる。
※貫子(クァンジャ)は頭に巻いた網巾(マンゴン)の左右につけてひもを通すための小さな輪。第1話でソインがクドクにあげた。
3年間恋し、捜し続けたクドクとの再会に胸躍らせるソイン。しかしクドクから“ストーカー”呼ばわりされてショックを受ける。2人はお互いの3年間を語り合う。翌日ソインはクドクを屋敷から連れ出して、馬で二人乗りして海辺を駆ける。そして「一緒にここを離れよう。俺は朝鮮八道を駆け巡るから、お前の父親もすぐに見つかるさ。夢だった海辺で一緒に暮らそう」と誘い、夫婦になる夢を語る。「想像するだけで本当に甘くて、本当に悲しい」と苦笑い。クドクの「叶わぬ夢です」という言葉に対し、「俺はお前が自分らしく生きることを望んでいる。顔を隠して永遠に隠れて生きるのはお前らしくない。明日発つから、旅館で待っている」と言い残した。
たった一人の友の死
しかしその夜、ペギが謎の死を遂げる事件が発生した。周囲の話では、普段から別監(役人)の息子ペク・ドグァン(キム・ソンビン)がペギをしつこく追い回し、一緒に漢陽に行こうと誘っていたという。クドクはすぐに県監のもとへ向かおうとしたが、マクシムは涙ながらに止めた。「『お嬢様、お嬢様』と呼ばれているから、本当にテヨンお嬢様だと勘違いしているの?お前が誰なのか知られたら、お前一人を殺すなんて簡単なんだから。その男と一緒に逃げなさい。ペギが望んでいたのはそれなんだから」と諭されたのだ。
“テヨンお嬢様の”夢を果たす責任
「これからは自分のために生きて」と言ったテヨン(ソン・ナウン)の言葉を思い出したクドクは悩んだ末にソインを訪ねた。待っていたソインは、彼女の晴れやかな表情を見て「俺と一緒に行くために来たわけじゃないんだな」と直感。クドクはソインから受け取った簪を返しながら言った。「若旦那様も私を忘れてください。クドクは2年前、宿の火事で死にました。お嬢様の代わりに得たこの人生はクドクのものではありません。私が果たすべき夢は私の夢ではなく、お嬢様の夢なのです」と告げて、テヨンとして責任を果たす覚悟を示した。ソインは「これでこそお前らしい」と納得し、別れを受け入れた。
娘を失ったマクシムはペク・ドグァンの母親ソン氏夫人(チョン・イクリョン)に無念を訴えた。しかしソン氏夫人は激怒して殴りつけ、「思い知らせてやれ。すぐにござを巻け」と命じた。そのとき、クドクが現れた。「使用人の躾をちゃんとしなさい」というソン氏夫人に、「息子さんの躾をしっかりすべきでしたね」と言い返すクドク。マクシムですら止めたが、クドクは「私は守るべき人を守ります」と一歩も引かなかった。
後に引けない偽りの人生のはじまり
一歩も引かない二人の前に県監ソン・ギュジン(ソン・ドンイル)が登場した。「彼らは奴婢ペギを殺害し、自殺に見せかけました」というクドクの訴えに対し、ソン・ギュジンは「ここにいる里長が遺体検視が捏造されていることを証明しました。県庁で再調査を行うので同行してください」とペク・ドグァン一家を捕らえた。県監に感謝を伝えたクドクは名前を聞かれて「私の名前はオク・テヨンです」と答えた。
今回は、ソイン役のチョン・スヨンの大仕掛けの舞台に圧倒され見惚れた。しかしそんな素敵な演出も、クドクの「誰かを貪り居直る」と書いて「ストーカー」と読ませたワードセンスに吹き飛ばされた。他にも序盤では、クドクの多才ぶりがたっぷり描かれた。特に両班夫人たちの嫌味な手紙に漢詩でさりげなくやり返すクドクの賢さにも拍手。
“テヨンお嬢様”の夢を果たすと決めたクドク。テヨンの夢は外知部(ウェジブ)。朝鮮時代の弁護士。その幕開けは「ペギ殺人事件」となりそうだ。果たしてクドクはマクシムの無念を晴らしてやることができるのか?
JTBC土日ドラマ「オク氏夫人伝(옥씨부인전)」第3話は12月7日(土)22:30より放送。その後24:10からU-NEXTにて(見放題)日本初・独占配信される。
◇JTBC「옥씨부인전」HP
【作品詳細】【「オク氏夫人伝」を2倍楽しむ】