「三国志 秘密の皇帝」第15話:司馬懿、牢獄の中で唐瑛に愛を約束 ネタバレあらすじ(全33話)

12月08日22時27分ドラマ
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BSP4Kで12月15日(日)、BSPでは20日(木、深夜)放送予定の第15話で、救世主・司馬懿(しばい)が捕らわれの唐瑛(とうえい)に熱烈プロポーズ 第15話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識を紹介する。NHK番組サイトでは予告動画や相関図も公開している。
BSP4K 12月15日(日) 第15話は、21時15分からの放送。


「三国志 秘密の皇帝」は、亡き皇帝、献帝・劉協と入れ替わった双子の弟・劉平が、愛と民のために闘うもう一つの三国志ロマン。【「三国志 秘密の皇帝」を2倍楽しむ】では、時代背景、人物・キャスト紹介などまとめているので、視聴の前にチェックしておくと初回から楽しめるはず。
相関図はこちら⇒【第1回~ 人物相関図】


■キャスト

メインキャスト(6人)・役柄・実在人物紹介
押さえておくべき(17人)キャスト・役柄
劉平(りゅうへい)/皇帝 :マー・ティエンユー 马天宇 [声:浪川大輔]
司馬懿(しばい)/仲達:エルビス・ハン 韩东君 [声:峰晃弘]
伏寿(ふくじゅ)/皇后:レジーナ・ワン 万茜 [声:久保ユリカ]
唐瑛(とうえい):ドン・ジエ 董洁 [声:折井あゆみ]
郭嘉(かくか)/奉孝:サニー・ワン 王阳明 [声:山本兼平]
任紅昌(じんこうしょう):ドン・シュエン 董璇 [声:田所あずさ]
曹操(そうそう)/孟徳:ツェー・クワンホウ 谢君豪 [声:早川毅]
曹丕(そうひ)/子桓:タン・ジエンツー 檀健次 [声:小笠原仁]
 ほか



※あらすじはネタバレになっています。気になる方は「見どころ」と「豆知識」を参考に、「あらすじ」は視聴後の確認用としてご覧ください。またDVD版(全54話)を参考にしているので、あらすじが前後することもあります。



■第15話見どころ

ついに司馬懿が捕らわれの唐瑛の居場所を掴み、牢獄の中で愛の告白をする。危険を冒してまで敵方の袁紹側に潜り込み、スマートに助けに来てくれる司馬懿のスーパーダーリン状態に、愛されている唐瑛ではなくても胸キュンすること間違いない。一方、劉平と伏寿は、曹丕が誤って薬師を殺してしまったことがきっかけで、一気に追われる身となってしまい、そのことがきっかけで劉平たちは奇しくも司馬懿がいる鄴へ向かうことになる。



■豆知識:後の魏の重臣・盧毓(ろいく)

鄴の町で劉平が演説する場面に登場する盧毓(ろいく)という青年。劉備に学問を教えた廬植(ろしょく)の三男で、崔琰(さいえん)に推挙され役職を得ることになる。彼は父と兄達を亡くすと、後に残された兄嫁と子供たちの面倒をみるため、必死に働きながら家族を養った苦労人だ。

当時、曹操は逃走兵を防ぐため、厳しい法律を制定していた。それは兵士が逃亡した場合、兵だけでなく、妻と子供まで処刑するという厳しいもので、結婚して数日後に兵士である夫が逃走し、旦那の顔さえ見たことない状態で、死刑を宣告される花嫁が出て来てしまう状況が発生する。冀州の事務員をしていた盧毓は曹操にそのことを進言。

「そもそも結婚してから旦那と顔を合わせることにより愛が生まれるが、旦那の顔も見ていないのに、殺されるのは刑が重すぎる。逃走することは間違いだが、逃走兵の奥さんの刑を軽くして欲しい」と妻の身となって反論を繰り広げた。これに曹操が感心し、自分の元で働くよう命じ、盧毓は曹操の元で働き、魏の重臣としその名を歴史にとどめることになる。



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■第15話ネタバレあらすじ

休む劉平たちの前に少年が現れ、自分は戦に出て功を上げるため剣を取りに来たと話す。畑仕事は税が重く、戦に出れば税を免れ、功を上げれば官職にもつけるから戦へ行くと言う。曹丕はその考えに賛同したので、少年に剣を渡し、官渡で曹操の元へ行くことをすすめる。しかし、道の途中でその少年の父親に会い、「上の子2人は戦争に行ってまだ骨すら戻ってこない。もうあの子しかいないのに・・・」と息子を追いかけていく姿を見て、劉平は「これが朕の天下だ。そして変えねばならぬ」と漢王朝復興の意思を新たにする。

一方、司馬懿は、強い酒を審栄に飲ませ、酔ったところで鍵の束を取り出し、唐瑛の牢に向かった。しかし、手錠の鍵が合わず唐瑛を助け出すことができなかった。必ず助けるという司馬懿に、唐瑛は曹操にも袁紹のところにも居場所がないと言って不安を打ち明ける。司馬懿は「温県に来て私の妻になればいい。一生お前を守り続ける」と言って唐瑛を抱き寄せる。鄴に到着した劉平たちは、物乞いたちを見て、豊かだと聞いていた町と違うことに戸惑う。郭嘉言っていた「袁紹の偽りの仁徳」という言葉を思い出し、その様子を任紅昌(じんこうしょう)がうかがっていた。

町中で、またも儒学生たちが喧々囂々(けんけんごうごう)話している中、劉平は漢王朝についての演説を披露。学生たちが劉平の言葉に盛り上がる中、その様子を見ていた伏寿は、学生の中から抜け出した男に声をかける。その男は伏寿の父の門下生で、盧毓(ろいく)といった。伏寿は自分の身分を明かし、演説していた男性は皇帝陛下だから、守るよう命じる。そこへ、私兵を連れてきた審栄が学生たちを追い払う。審栄は文句をつけるが、無知がバレて学生たちに嘲笑される。

審栄が袁紹を悪く言う劉平を捕らえようとするも、学生たちの抗議にあい、兵士を連れて退散する。劉平は、郭嘉の「袁紹は疑心が強く、身内を登用するのに対し、曹操は英知に富み、才覚で人を判断するから度量で勝る」という言葉を思い出す。一方、悔しい思いで帰宅した審栄は司馬懿に泣きつき、司馬懿は彼の恨みを晴らすと約束する。

劉平たちは無一文になってしまい、その晩泊る宿を探していると、そこへ使用人らしき人物がやって来て「主人がお招きしたい」と言い出す。劉平だけで主に会いに行くと、そこにいたのは崔琰(さいえん)だった。正体を聞かれた劉平は、皇帝の使者だと嘘をつき、忠義の者達と連絡をとっていると説明する。

劉平と伏寿は市場へ買い出しに出かけ、新婚夫婦のように他愛ない会話を交わし楽しい時間を過ごしていた。その時、怪我を負った少女が「助けて!」助けを求めて来る。劉平は少女を連れて帰る恵と、今度は審栄が兵士を引き連れ屋敷にやってくる。「お尋ね者をかくまった」という理由で劉平と少女を連れていってしまう。劉平は牢屋の拷問部屋に縛り付けられるが、そこに司馬懿が現れる。

司馬懿が劉平と話すためわざと仕組んだ罠だと気づいた劉平は久々の再会に喜ぶ。司馬懿は鄴(ぎょう)に来た目的を話し、同じ牢屋に唐瑛がいることや、袁紹により集められた儒学生を仲間にし、名家の力を手に入れること、袁紹の持つ内通者の名簿を手に入れることを打ち明ける。そこへ兵士が駆け込んできて、崔の儒学生が劉平の解放を訴えていると伝えてきたので、司馬懿は劉平を痛めつけるフリをしてから縄を外し、劉平は無事に帰路についた。

その頃、許攸(きょゆう)に会いに来た曹丕は、袁紹の紹介状がないため会うことを断られていた。そこへ、男たちに追われる女に助けを求められたので男たちを殴り倒すが、今度は兵士たちに囲まれてしまう。その女性は袁紹の息子、袁煕(えんき)の妻・甄宓(しんふく)だった。司馬懿は周囲に見つからないよう唐瑛に食事を持って行き、鎖を切るための糸鋸を渡す。劉平たちが来たことを伝え、あと数日我慢したら助けにくると約束し去って行った。司馬懿は劉平の元へ行き、儒学生たちと仲を深める劉平を見て、もう一押しで河北の儒学生を手に入れられると劉平に告げる。



[原題]

三国机密之潜龙在渊
三国機密/三国志 Secret of Three Kingdoms
[制作] 2017年 中国



【放送予定】

BSP4K(日)21時00分 9月8日(日)開始
BS(木)24時25分 9月12日(木)開始
((金)午前0時25分9月13日(金)開始)
※BSの放送時間は、11月7日(木) 第9話から「毎週木曜23時45分」に変わる
[話数] 全33回(予定)
[音声] ステレオ2か国語
(主音声:日本語吹き替え/副音声:中国語)/[字幕放送] 有り

NHK「三国志 秘密の皇帝」番組サイト

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