「三国志 秘密の皇帝」第16話:伏寿を大事に想う劉平がついに想いを告白 ネタバレあらすじ(全33話)
BSP4Kで12月22日(日)、BSPでは27日(木、深夜)放送予定の第16話で、劉平への愛を自覚する伏寿(ふくじゅ)が号泣、彼女を抱きしめる切ない劉平(りゅうへい)の想いが明かされる。第16話のネタバレあらすじと見どころ、豆知識を紹介する。NHK番組サイトでは予告動画や相関図も公開している。
※BSP4K 12月29日(日)、BS 2025年1月2日(木)の放送は休止。第17話は、BSP4K 1月5日(日)、BS 1月9日(木)の放送予定。
「三国志 秘密の皇帝」は、亡き皇帝、献帝・劉協と入れ替わった双子の弟・劉平が、愛と民のために闘うもう一つの三国志ロマン。【「三国志 秘密の皇帝」を2倍楽しむ】では、時代背景、人物・キャスト紹介などまとめているので、視聴の前にチェックしておくと初回から楽しめるはず。
相関図はこちら⇒【第1回~ 人物相関図】
■キャスト
⇒メインキャスト(6人)・役柄・実在人物紹介
⇒押さえておくべき(17人)キャスト・役柄
劉平(りゅうへい)/皇帝 :マー・ティエンユー 马天宇 [声:浪川大輔]
司馬懿(しばい)/仲達:エルビス・ハン 韩东君 [声:峰晃弘]
伏寿(ふくじゅ)/皇后:レジーナ・ワン 万茜 [声:久保ユリカ]
唐瑛(とうえい):ドン・ジエ 董洁 [声:折井あゆみ]
郭嘉(かくか)/奉孝:サニー・ワン 王阳明 [声:山本兼平]
任紅昌(じんこうしょう):ドン・シュエン 董璇 [声:田所あずさ]
曹操(そうそう)/孟徳:ツェー・クワンホウ 谢君豪 [声:早川毅]
曹丕(そうひ)/子桓:タン・ジエンツー 檀健次 [声:小笠原仁]
ほか
※あらすじはネタバレになっています。気になる方は「見どころ」と「豆知識」を参考に、「あらすじ」は視聴後の確認用としてご覧ください。またDVD版(全54話)を参考にしているので、あらすじが前後することもあります。放送後に調整します。
■第16話見どころ
鄴(ごう)に集結した劉平、伏寿、曹丕(そうひ)、そして司馬懿(しばい)が一堂に会す。さらに、郭嘉の妾である任紅昌(じんこうしょう)が登場。謎多き美女の過去が明かされる。劉平への想いを募らせる伏寿といい雰囲気になるも、劉平が煮え切らない態度で伏寿を泣かせてしまうなど、2人の恋愛模様にも新たな変化が。そこに隠された劉平の確固たる決意を知ると、2人の今後を応援してしまたくなる注目回となっている。
■豆知識:任紅昌(じんこうしょう)の正体は絶世の美女・貂蝉(ちょうせん)
劉平の前に登場した任紅昌。これまでも郭嘉の寵愛を受けながら、何か企みがあるような素振りや、身よりのない子供たちの面倒をみたりと、謎多き女性として描かれてきたが、ついにその正体が明らかになった。それはなんと、小説『三国志演義』に登場する架空の女性、貂蝉(ちょうせん)だった。実在する人物ではないが、楊貴妃、西施、王昭君と並ぶ古代中国四大美女のひとりだ。
ドラマでは、貂蝉は“董卓と呂布の仲を引き裂いた女性”で、“曹操に恨みを持っている”ということも明らかになった。小説では、王允(おういん)に拾われた貂蝉が、暴虐の限りを尽くす董卓誅殺計画のため、当時董卓の養子だった呂布と仲たがいする計画に巻き込まれてしまう。王允はまず、貂蝉を董卓に謁見させ、その後、呂布と貂蝉を会わせた。すっかり貂蝉の虜になった呂布が彼女との逢瀬を続けるが、貂蝉が董卓に「乱暴者の呂布の元には行きたくない」と泣きついたので、怒った呂布が王允と結託し、董卓を殺害してしまうというもの。
その後、呂布の妾となった貂蝉だが、2人の間に子供はできず、下邳陥落後の貂蝉の行方には記述がないというのが、貂蝉のストーリーだ。史実では呂布は曹操に敗れているので、ドラマで、貂蝉が下邳の孤児を養い、郭嘉の妾となり曹操への復讐を抱いているなど、伏線回収が周到に描かれた。フィクションとは言え、史実と架空の人物が入り混じるドラマの懐の深さに感心してしまう。
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■第16話ネタバレあらすじ
曹丕が帰宅し、捕まった理由を「袁紹の屋敷のように警備が厳重な屋敷があったので、探りを入れたら捕まった」と説明する。しかし司馬懿はウソだと察し、目的は許攸に会うことだったのではないかと考えたので、実際に許攸の屋敷へ行くと曹丕の言う通りだった。許攸は公金を着服し、袁紹に軟禁されていると聞いていたが、警備が厳しいところを見ると、劉平と司馬懿はここに探している名簿があると気づく。劉平は、袁紹を助けるふりをして、名簿と儒学生を使い、曹操に立ち向かう計画を司馬懿に伝える。
司馬懿は、劉平と伏寿が本当の夫婦になっていないことを知り、「お前たちは、ずっとこのままのつまりか」と伏寿に問う。伏寿は口出し無用だとあしらうが、司馬懿が去った後、劉平に曹操の娘か司馬家の娘を后に迎えることを提案する。自分にその気はないと劉平が告げると、伏寿は劉平に唇を寄せるが、劉平は逃げてしまう。伏寿は悲しくて涙を流すが、劉平は伏寿のことを兄嫁としか思えず、時間が必要だと告げて伏寿を抱きしめた。
一方、司馬懿は審栄と共に、袁紹夫人の誕生日を祝う宴に参加する。トイレを借りるふりをして屋敷を調べていると甄宓に見つかってしまう。そこには呂布の娘・侍女の呂姫(りょき)の姿もあった。理由をつけてその場はしのげたが、司馬懿はその帰りに任紅昌(じんこうしょう)が自分をつけていることに気づく。そこで劉平と伏寿を誘い出し、街で任紅昌をおびき寄せようとするが、街で絶世の美女が琴を弾いているという話題の場所へ行くと、任紅昌が現れる。話を聞くと、任紅昌は郭嘉の間者ではなく、呂布と董卓の仲を切り裂いた美女・貂蝉(ちょうせん)であることを明かし、呂姫を助けにきたと説明する。
そして、任紅昌は、曹操に親を殺された子供たちを引き取って面倒を見ていたことを明かし、任紅昌は曹操を殺し、その無念を晴らすのだと言うので、劉平は自分の協力することを買って出る。司馬懿は任紅昌を通じて袁紹の許可状を入手し、呂姫を助け出し、さらに儒学生と曹操の重臣も手に入れる計画を立てる。その為に曹丕は邪魔だったが、曹丕と甄宓の仲を利用しようと考える。一方で伏寿は、最近皇帝らしくなってきた劉平を見て、司馬懿に「弟と呼ばないで欲しい」と頼む。
劉平は、任紅昌にすすめられて、伏寿に簪を贈る。そして、伏寿のことは好きだが、曹操を打ち負かして漢王朝を復興させ、兄の遺志を天下に告げることができたら、皆の前で伏寿を自分の皇后だと伝えると約束し、共に漢王朝を救おうと言って伏寿を抱きしめる。その後、袁紹の屋敷で開かれた宴で、任紅昌は幻の舞、「漢宮飛燕舞」を披露し、伏寿と曹丕は奏者として潜り込み、婦人の称賛を受ける。うまく甄宓、呂姫を連れ出した任紅昌は、隙を見て呂姫を助けに来た事を告げる。「どこにいたの?」と始めは怒っていた呂姫だが、任紅昌に抱き着き、助けに来てくれたことを泣いて喜ぶ。
一方、曹丕は甄宓を口説くが、曹丕が舞姫たちの仲間だと見破られる。甄宓は呂姫たちの元に戻り、許可状は曹丕に渡したが逃げてしまったと告げ、護衛の兵士を呼び伏寿たちを捕らえしまう。甄宓が部屋に戻ると、曹丕が現れ、必ず迎えにくると言って口づけをし、去ってしまう。伏寿たちは捕らえられるが、これも司馬懿の策だった。伏寿は曹丕が許可状を渡さないのではないかと心配するが、案の定、曹丕は一人で許攸に会いに行き、曹操につかないか持ち掛ける。あっさり曹操の息子だとバレしまうが、曹丕は諦めず口説き続け、来訪の目的を告げる。その頃、唐瑛は鎖を切り、そこへ司馬懿が入って来る。
[原題]
三国机密之潜龙在渊
三国機密/三国志 Secret of Three Kingdoms
[制作] 2017年 中国
【放送予定】
BSP4K(日)21時00分 9月8日(日)開始BS(木)24時25分 9月12日(木)開始
((金)午前0時25分9月13日(金)開始)
※BSの放送時間は、11月7日(木) 第9話から「毎週木曜23時45分」に変わる
[話数] 全33回(予定)
[音声] ステレオ2か国語
(主音声:日本語吹き替え/副音声:中国語)/[字幕放送] 有り
◇NHK「三国志 秘密の皇帝」番組サイト
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