【最終回ネタバレ】「わたしの宝物」松本若菜は夫・田中圭と一緒に娘・栞を育てる

12月20日10時40分ドラマ
©フジテレビ

12月19日放送の「わたしの宝物」最終回・第10話、美羽(松本若菜)と宏樹(田中圭)は離婚の危機を乗り越え、栞とともに家族として生活する道を選択した。冬月(深澤辰哉)はアフリカへ。最新話はTVer、全話はFODで配信されている。



フジテレビ木10ドラマ「わたしの宝物」とは
「わたしの宝物」夫以外の男性との子供を、夫との子と偽って産んで育てる「托卵(たくらん)」を題材に、“大切な宝物”を守るために悪女になることを決意した一人の女性(松本若菜)とその夫(田中圭)、そして彼女が愛した彼(深澤辰哉・Snow Man)、3人のもつれあう感情を完全オリジナル脚本で描く、ひりつく大人の恋愛ドラマだ。その最終回・第10話が19日に放送された。

■最終回・第10話ネタバレあらすじ

互いに宏樹(田中圭)を会うと思っていた美羽(松本若菜)と冬月(深澤辰哉))は動揺を隠せずにいると、美羽の元へ宏樹から電話がかかってくる。宏樹は、栞が血の繋がりのある冬月と生きていくという選択肢もあると思っていたという。冬月、美羽、栞の3人での未来も、栞のために考えて欲しいといわれて、美羽は3人で動物園を巡ることにした。

夕方になり、動物園をでたところで、冬月は「栞ちゃんを抱かせて欲しい」と頼む。そして、美羽に「俺の子?」と確認するが、美羽は首をふり「違う、私の子」という。

その後、冬月は喫茶店にいる宏樹の元へ現れた。栞に会わせてくれたお礼を言うとともに、美羽が「僕の子ではない」と言ったことを伝え、帰って行った。喫茶店の浅岡忠行(北村一輝)は宏樹と冬月が他人のことばかり考えて、自分のことを後回しにするところがよく似ていると話した。

そして、離婚届けに署名するために、宏樹がマンションにやってきた。これまで自分が酷い態度をとったことなどを美羽にわびる。美羽は一人で栞を育てる決意をしたと告げる。離婚届けを書いた後、美羽が年明けに出すことにして、宏樹は帰っていった。

冬月はアフリカで学校を作るプロジェトを進めていた。宏樹の会社の支援もあり、プロジェクトはうまくいきはじめる。養護施設にゆくと、手伝いをしている莉沙(さとうほなみ)がそこにいた。莉沙は冬月にアフリカの教育について「がんばって」と告げる。

宏樹の会社に冬月がでむく。アフリカの学校設立プロジェクトがうまくいっているお礼をいい、アフリカの子どものために尽くしたいという。そして、栞の父親は“宏樹”だと話す。自分は生まれたばかりのころを知らず、その成長にも携わっていないと。

美羽が離婚届けを出しに役所に向かっていると、宏樹から連絡が入った。宏樹は「やっぱり離婚したくない」といい、これからも3人で家族になりたいと美羽に頼む。

冬月は莉沙に一緒にアフリカの事業をやらないかと誘う。

栞を預かってもらっていた真琴(恒松祐里)の元に、美羽は宏樹と一緒に向かう。離婚が回避されたことをしった真琴は涙を流す。そんな真琴をみて、息子は守ってあげると話した。

美羽の就職も決まり、栞は保育園に通うことになる。美羽は親子3羽の鳥が描かれた刺繍を宏樹にみせ、宏樹と美羽は幸せそうに微笑んだ。



意外なくらいのハッピーエンド

“托卵”という重めのテーマで、大人のひりつく恋愛を描いた「わたしの宝物」が第10話をもってドラマの幕を閉じた。夫の子どもではないと母親・美羽(松本若菜)も父親・宏樹(田中圭)も知ってしまい、“離婚”は当然と思う視聴者の予想に反して、離婚を回避し、娘と一緒に家族として生きて行く道を選ぶ"ハッピーエンド“となった。また、ドラマ前半の宏樹のパワハラがあまりにも酷かったのに、途中から宏樹擁護派が増えたのは、ひとえに田中圭の演技に魅了された人が多かったという意見も多く出ている。ドラマのラストシーンでは娘を前に、デレデレの田中圭の笑顔が見れた。



批判の多かった女性陣、真琴(恒松祐里)、莉沙(さとうほなみ)も幸せに

美羽の子どもが宏樹の子ではないと宏樹に告げて、美羽の家庭に大波をたたせた張本人の真琴や、冬月が好きなあまり、冬月が死んだという嘘をついたり、美羽に「薄汚い不倫」などの言葉をかけた莉沙だが、意外にも最終回で二人とも幸せな結末を迎える。真琴は店の従業員から思いを寄せられ、莉沙は冬月からアフリカに誘われる。美羽も幸せになったが、女性陣は自分の幸せをしっかりと手に入れたことになる。



配信は絶好調

リアルタイムでの視聴率は不振だったものの、TVerのお気に入りのランキングではこの秋ドラマの中ではずっとトップを走り続けた。大人のひりつく恋愛ドラマはリアル視聴よりも、配信で人気があることを証明した。



クランクアップの模様

第10話の冒頭シーン、動物園のシーンがクランクアップとなったのは美羽役の松本若菜と冬月役の深澤辰哉だ。松本若菜はクランクアップに際して、「難しい題材だったので、美羽を演じていて私も毎日悩みました。あんまり引きずることって今までなかったんですけど、気持ちも落ちたりしました。“役が抜けないってこういうことなのかな”って思うくらい、私自身も美羽に引っ張ってもらって、この作品を終えることができましたし、こうして最後まで続けられたのは、間違いなく皆さんの力のおかげです」と話す。

また、今回のドラマ、笑うシーンがあまりなかった田中圭は神崎家のリビングルームのシーンでクランクアップ。「作品が持っている雰囲気とは違う、温かい雰囲気が現場にはちゃんとあって、みんなが同じ方向を向いて仕事をしていたので、オンエアを見るのが毎週楽しみでした。本当にありがとうございました」と撮影の裏側について話をした。

深澤辰哉は「この経験は一生忘れることはないと思いますし、大きくなってまた皆さんとご一緒させていただければと思います」と締めくくったという。3人のクランクアップコメント全文は番組公式サイトに掲載されている。



フジテレビ 2024年10月17日スタート。毎週木曜日22時放送「わたしの宝物」。出演:松本若菜、田中圭、深澤辰哉(Snow Man)、さとうほなみ、恒松祐里、多岐川裕美、北村一輝ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@takaramono_fuji」。

フジテレビ「わたしの宝物」番組公式サイト

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