【最終回ネタバレ】「モンスター」趣里は父・古田新太は協力しながら大企業と戦った

12月24日10時36分ドラマ
©カンテレ・フジテレビ

12月23日に放送された「モンスター」(火、22時、カンテレ・フジ)最終回・第11話では、亮子(趣里)は“勝つ”ことよりも“実利”を優先させた。杉浦(ジェシー)に“幸せ”について聞かれも、亮子は微笑むだけのラストで終了した。最新話はTVer、全話はFODで配信されている。



フジテレビ月10ドラマ「モンスター」最終回・第11話のネタバレや話題をご紹介
趣里が得体の知れない弁護士・神波亮子を演じる「モンスター」は、モンスター弁護士が、法がおいついていない令和ならではのさまざまな問題を向き合い、まるでゲームのように法廷闘争に立ち向かうリーガルエンターテイメントだ。最終回・第11話が12月23日に放送された。

■最終回・第11話ネタバレあらすじ

サカミクリーンの裁判で帝東電器に問題があることを亮子(趣里)と粒来(古田新太)は突き止めた。帝東に対して裁判をするための準備をしていたが、ある理由から身体に不調をきたしていた粒来は入院することとなった。

損害賠償請求には、サカミクリーンの従業員だけでなく、山遥村の村人たちの健康データも必要不可欠だったが、帝東電機のことを信じている村人は、反社であるサカミクリーンこそが悪者だと非協力的だ。すると亮子は、さくら(前田敦子)と拓未(前原滉)を呼び出し、ある作戦の協力を依頼する。拓未は得意のラップで健康被害について歌うこと、さくらにはビラを配ってもらう。しかし、村民はまったく相手にしてくれない。それでも亮子から続けるように依頼される。

裁判では、亮子が帝東電機の従業員にも健康被害が出ている可能性を指摘する。しかし、提出された健康データに問題は見当たらない。まだ見付かっていない物質が健康被害を引き起こしていると考えられるが、帝東電機は自分たちの非は見付かっていないために、亮子たちのことを相手にしない。

そこで、サカミクリーンの従業員たちに、小さな訴訟を帝東電機に対して次々を起こさせる。帝東電機の弁護士達は細かいことばかりに時間がさかれていらいらしてくる。帝東電機は一人1万円の和解金を支払うからといった。

そんな時、粒来が入院していた病院の看護師から、帝東電機の研究者が癌になったときには社長から多額のキャッシュが払われたという情報をえる。亮子は城野(中川翼)をつかって帝東電機の件をバズらせようとするが、なかなかうまくいかない。

裁判の証言にたった帝東電機の研究者たちはみな「健康上の問題がない」という。 しかし、研究者はみな単身赴任をしていて、家族は遠く離れたところに住まわせている。研究者・山内の娘が証言台にたった。そして、山遥村の隣にある本樹市に住んでいる恋人と結婚し、そこに住みたいと話したところ、汚染されているので危ないと言われたと証言する。さらに山内に「自分の大切な人だけが守られればいいのか?」と訴える。山内は辞表を書くが、社長はたった一人の証言くらいで帝東電機がゆらぐことはないと余裕の構えだ。

城野の地道なSNS作戦が功を奏して、裁判の投稿がバズり始める。それにつられて村民達も急に拓未のラップやさくらの配るビラを受け取るようになる。

帝東電機はサカミクリーンの社員に見舞金を払うことを通達した。その話をきいた村民達は自分たちにも権利があると言い出して、多額の金をもらおうとする。帝東電機が開いた謝罪会見でも強気の発言を辞めない。そこで亮子は「あなたたちの求める幸せはなにか?」と村民やサカミクリーン、帝東電機の社長たちに訴える。誰も答えることはできない。「一体何の為に生きてるんですか」という亮子が皆に“ささる”言葉で会見の場は収まった。



最終回は父・粒来(古田新太)と一緒に戦った亮子(趣里)

亮子と粒来、そして杉浦(ジェシー)は帝東電機という大会社を相手に健康被害の和解を勝ち取る。第11話にあったように健康被害の裁判はとても難しく、何年、何十年もかかることが多い。そのため、亮子と粒来は“早期の和解”を目指した。勝利ではなく、和解をとったのだ。


親子の関係を取り戻し、続編もあり?

どの裁判も勝利が必ずしも幸せになるとは限らないことを伝えたドラマだった。最終回もいろんな面からの考えがあることを示唆していた。ドラマは終わったが、まだ、亮子が裁判を続けていけるし、城野(中川翼)がそこまで亮子に協力する理由などもわからない。続編があるのか?と思わせる終りとなった。


趣里、古田新太、ジェシー、YOU、宇野祥平、音月桂、中川翼のクランクアップコメント

クランクアップ©カンテレ・フジテレビ収録の4カ月間、座長として現場を引っ張ってきた主演の趣里は、「気づいたら終わったなという感じです」と撮影を振り返る。リーガルドラマならではの膨大かつ難解な専門用語を抱えながらも、現場では終始リラックスしながら撮影に臨んでいたことを明かした。相棒として終始亮子に振り回された杉浦役のジェシーは「クランクインする前日まで降りようかな…と思ってたくらい」と冗談めいたカミングアウトで現場を笑わせた。スタッフの「オールアップです!」の掛け声にすぐさま反応し、感動の涙をぬぐう芝居で現場を盛り上げたのは、趣里演じる神波亮子の父親で、ときに亮子の前に立ちはだかる最強弁護士・粒来春明を演じた古田新太だ。俳優陣のクランクアップコメント全文は番組公式サイトに掲載されている。


Blu-ray&DVDの発売が決定&視聴者プレゼント

「モンスター」のBlu-ray&DVD が2025年6月25日(水)に発売されることが決定した。また、発売を記念して5名にプレゼントする企画が行われている。詳細および応募は番組公式サイトにて。



カンテレ・フジテレビ 2024年10月14日スタート。毎週月曜日22時放送「モンスター」。出演:趣里、ジェシー(SixTONES)、古田新太、YOU、宇野祥平、音月桂、中川翼、ほか。番組公式X(Twitter)アカウントは「@monsterktv8」。

カンテレ・フジテレビ「モンスター」番組公式サイト

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