1月5日(日)スタート!NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」横浜流星が江戸のメディア王に

12月27日08時00分ドラマ
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横浜流星主演、NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(毎週日曜総合20時~、BS、BSP4K18時~)が2025年1月5日から放送スタート!日本のポップカルチャーの礎を築き、新しくて面白いものを追求し続けた“蔦重”こと蔦屋重三郎の激動の人生を描く。予告動画は番組公式ホームページで公開中だ。



大河ドラマ64作目となる「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」は貸本屋から身を興し、書籍の編集・出版業を開始し、のちに江戸のメディア王として時代の寵児となった“蔦重”こと蔦屋重三郎の生涯を描く。

脚本は大河ドラマ「おんな城主 直虎」やNHKドラマ「大奥」シリーズなどを手掛けた森下佳子が担当。合戦もなければ、天下取りもない。だが、作家たちのほとばしる個性、蔦重の出版にかける情熱、光と闇が同居する吉原に生きる人々や、大物政治家たちの思惑、野望。その背後に近づく異国の脅威・・・と、蔦重を取り囲む色濃い人間ドラマが描かれる。

そして主人公の蔦屋重三郎役を演じるのは、今回が初の大河出演となる横浜流星。蔦屋重三郎に関して「あまりしられてない人物だからこそ先入観なく見ていただけると思う」とコメント。また、コロナ禍を経た今、見ている人たちに蔦重を通してエンタメの素晴らしさを伝えたいとも語っており、今までの大河とはひと味違う面白さが味わえそうだ。

そして、蔦重と共に吉原で育ち、吉原の老舗女郎屋・松葉屋を代表する女郎・花の井を演じるのは、こちらも大河初出演となる小芝風花。蔦重とは何でも話せる良き相談相手であり、後に伝説の花魁・瀬川を継ぐことになる。

他にも出演者は、幕府の改革者・田沼意次役に渡辺謙、美人画で江戸旋風を巻き起こした天才絵師・喜多川歌麿役には染谷将太。そして平賀源内役で安田顕、意次の後継者・田沼意知役に宮沢氷魚、本屋商売の師匠でありライバル関係へとなっていく鱗形屋孫兵衛役に片岡愛之助が出演する。

親なし、金なし、画才なしの蔦重が、どうやって“江戸のメディア王”として時代の寵児になったのか。笑いと涙に満ちた蔦重の一生を、これから一年かけて追いかけていきたい。

■物語
舞台は大きな戦争がなくなった18世紀半ばの江戸。人口100万人超え、天下泰平の中、世界有数の大都市へ発展した江戸に蔦重こと蔦屋重三郎は誕生する。江戸郊外の吉原で、貧しい庶子として生まれ、幼くして両親と生き別れ、引手茶屋の養子となる。血の繋がりを超えた人々の中で育まれた蔦重は、貸本屋から身を興し、その後、書籍の編集・出版をはじめる。

時の権力書・田沼意次(渡辺謙)が創り出した自由な風潮の中、江戸文化が花開き、平賀源内(安田顕)など多彩な文人を輩出する。蔦重は朋誠堂喜三二などの文化人と交流を重ね、「黄表紙本」という挿絵をふんだんに使った書籍でヒット作を次々に生み出していく。33歳で日本橋に店を構えることになり、“江戸の出版王”へと成り上がっていく。

そんな中で蔦重が才能を見出したのは、喜多川歌麿(染谷将太)、山東京伝、葛飾北斎、曲亭馬琴、十返舎一九といった、後に日本文化の礎となっていく若き才能たちだった。しかし時代は変わり、田沼は失脚、代わりに台頭した松平定信による寛政の改革では、蔦重の自由さと政治風刺は問題になり、財産の半分を没収されてしまう。周囲では江戸追放や死に追いやられるものも現れ、蔦重は、その後も幕府から執拗な弾圧を受ける。

そんな中、蔦重の体に病魔が襲う。蔦重は自分の寿命と戦いながら、決して奪われない壮大なエンターテインメント『写楽』を仕掛けることになる。

NHK大河ドラマ「べらぼう」は2025年1月5日(日)から総合20時より、BSプレミアム、BS4K午後6時より放送。初回は15分拡大版。脚本:森下佳子、出演:横浜流星、安田顕、小芝風花、宮沢氷魚、中村隼人、石坂浩二、片岡愛之助、高橋克実、里見浩太朗、渡辺謙ほか。番組公式Xアカウントは「@berabou_nhk」。予告動画は番組公式サイトにて公開中。

大河ドラマ「べらぼう~蔦屋栄華乃夢噺」番組公式サイト

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